この記事では、親しい人に使える、
2月に咲く花の花言葉と、2月に咲く花を使った、
はがきの書き方と例文をご紹介します。
2月は寒さが厳しさを増すなかで、
ほんのり漂いはじめる春の気配を感じさせる月です。
2月に送るはがきには、春を感じさせる、椿(つばき)や、
沈丁花(じんちょうげ)、蕗の薹(ふきのとう)の花を使った
時候の挨拶を使用してみられたらいかがでしょうか。
目次
2月の誕生花一覧!2月の誕生花と花言葉
花の名前と花言葉
月日 | 花の名前 | 花言葉 |
2月1日 | 椿 (つばき) | 控えめな美しさ |
2月2日 | パンジー | 物思い・愛の使者 |
2月3日 | 柊 (ひいらぎ) | あなたを守る・先見の明 |
2月4日 | 菫 (すみれ) | 信頼・誠実な愛 |
2月5日 | 木瓜 (ぼけ) | 熱情・先駆者 |
2月6日 | 菜の花 (なのはな) | 快活・豊かな日々 |
2月7日 | 立金花 (りゅうきんか) | あなたに会える幸せ |
2月8日 | 金盞花 (きんせんか) | 誠実・変わらぬ愛 |
2月9日 | ストック | 永遠の恋・永遠の美 |
2月10日 | 豌豆 (えんどう) | 約束・永遠の楽しみ |
2月11日 | フリージア | 無邪気・純潔 |
2月12日 | 猫柳 (ねこやなぎ) | 素直・自由 |
2月13日 | ローダンセ | 光輝・飛翔 |
2月14日 | シネラリア | 常に快活 |
2月15日 | 雛菊 (ひなぎく) | あなたと同じ気持ち |
2月16日 | 蕗の薹 (ふきのとう) | 愛嬌・仲間 |
2月17日 | カルミア | 大きな希望 |
2月18日 | 蒲公英 (たんぽぽ) | 楽しい思い出 |
2月19日 | エーデルワイス | 純粋・大切な思い出 |
2月20日 | 黄梅 (おうばい) | 恩恵・優美 |
2月21日 | 彼岸桜 (ひがんざくら) | 清潔・精神美・優れた美人 |
2月22日 | ラッパ水仙 | 復活・再生 |
2月23日 | 沈丁花 (じんちょうげ) | 栄光・よい前兆 |
2月24日 | クロッカス | 私を信じてください |
2月25日 | カランコエ | 幸せを告げる |
2月26日 | ムスカリ | 通じ合う心 |
2月27日 | 雲間草 (サクシフラガ) | 活力・自信 |
2月28日 | 三角草 (みすみそう) | 信頼・期待 |
2月29日 | 延齢草 (えんれいそう) | 長寿・生命力 |
*出典
著者名: 「北脇榮次」
書籍タイトル「誕生花 わたしの花 あなたの花」
出版社名: 「株式会社いしずえ」
2月の花(椿・沈丁花・蕗の薹)を使った時候の挨拶
2月の代表的な和風月名は「如月(きさらぎ)」。
如月(きさらぎ)の語源には、寒さのために着物を重ねる「衣更着」や、
春めいて陽気が盛んになる時季を意味する「気更来」などがあります。
【時候の挨拶】2月の季語と結びの言葉!書き方と例文を紹介
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2月に出すはがきの季語として、
「梅見月」(うめみづき)「初花月」(はつはなづき)などがあります。
春を喜び、まち詫びる先人の思いが2月の季語に込められています。
そんな2月の寒い時期にもめげずに咲いている、
「椿(つばき)」や「沈丁花(じんちょうげ)」や「蕗の薹(ふきのとう)」。
今回は、
これらの2月に咲く花を使ったはがきの書き方をご紹介します。
椿(つばき)の花を使った2月の時候の挨拶
「日本のバラ」と賞され、洋の東西を問わず
多くの人に愛されてきた椿(つばき)の花。
気品高い花ですが、控えめなことに香りがありません。
椿の花は、万葉の昔から愛(め)でられてきました。
日本原産のこの花は、17世紀にはヨーロッパに渡り、
18世紀初頭には、パリの社交界でも大流行したそうです。
椿は、日本を代表する花の一つで、
学名は「カメリア・ジャポニカ」とつけられています。
椿の花言葉
・「控えめな美しさ」
椿の花の俳句
・寒椿(かんつばき)しだいに雪の明るくて (横光利一)
椿を使った2月の時候のはがきの挨拶:例文
八重咲きの乙女椿(おとめつばき)の花が
庭の片隅でひっそりと咲いていました。
優しいピンク色で咲いている乙女椿。
まるで、美恵子様を思わせる花色で、
花言葉は「控えめな美しさ」です。
2月の花の少ないこの時期に咲く椿の花は、
やがて来る本格的な春を感じさせてくれます。
美恵子様、お元気ですか?
私も、お陰様で平穏に暮らしておりますのでご安心ください。
本格的な春の近いことを励みに、
どうぞ、もうしばらくの寒さを乗り切ってくださいませ。
沈丁花(じんちょうげ)の花を使った2月の時候の挨拶
春の訪れとともに、沈丁花(じんちょうげ)の
ほんのり甘やかな香りが漂(ただよ)ってきます。
有名な香料の沈香(じんこう)と丁香(ちょうこう)。
このふたつを合わせたくらいによい香りだというので
「沈丁花(じんちょうげ)」と名付けられたそうです。
沈丁花の花言葉
・「よい前兆」「栄光」
沈丁花の俳句
・沈丁花春の月夜となりにけり(高浜虚子)
沈丁花を使った2月のはがきの時候の挨拶:例文
・
庭の片隅で、
春の花のなかで一番の香りがあるといわれる、
沈丁花(じんちょうげ)が咲いていました。
中国名は「瑞香(ずいこう)」。と呼ばれているそうです。
初夏の梔子(くちなし)、秋の金木犀(きんもくせい)と並び、
香りの木として愛されている沈丁花(じんちょうげ)。
浩子様、春の香りが届く季節になりました。
お変わりなくお過ごしでいらっしゃいますか?
私は、相変わらず毎日あちらこちらと飛び回っています。
昨日は久しぶりに、美術館に行き楽しんで来ました。
来月に開催される、足立美術館の展覧会に
浩子様も一緒に見に行かれませんか?
お返事をいただけると幸せます。
三寒四温の時節柄、どうぞお健やかにお過ごしください。
蕗の薹(ふきのとう)を使った2月の時候の挨拶
残雪のなかに蕗の薹(ふきのとう)が芽を出すと、
寒さのなかでも春の到来を実感できます。
薄黄緑(うすきみどり)色の花芽を見つけるのは嬉しいものです。
早春に葉に先だって出る、フキノトウの若い芽を摘み取って、
フキ味噌としてほろ苦い香味を味わうのも春の楽しみです。
蕗の薹(ふきのとう)の花言葉
・「愛嬌」 「仲間」
蕗の薹(ふきのとう)の俳句
・蕗の薹ちんちんちんと踏切が (村山古郷)
蕗の薹を使った2月のはがきの時候の挨拶:例文
春のほろ苦い味としておなじみの蕗の薹(ふきのとう)。
花びらもなくて地味な花ですが、春が来たことを
告げるように早春に真っ先に咲くうれしい花です。
私は、蕗の薹(ふきのとう)を俳句で詠(よ)むより、
フキ味噌にして、ほろ苦さを味わう方が好きです。
玲子叔母様、早春の味覚が味わえる季節になりました。
お変わりなくお過ごしですか?
明日は立春ですが、
まだまだ冬の寒さが続きそうです。
どうぞ、お風邪など召されませぬようご自愛ください。
まとめ
この記事では、親しい人に使える、
2月に咲く花の花言葉と、2月に咲く花を使った、
はがきの書き方と例文をご紹介しました。
2月は、
寒さの中にも、春の気配がほんのりと感じられ、
草木も動物たちも、そして私たちも目覚めの季節。
2月は、ウォーミングアップを始めるタイミングです。
はがきを書くときは、2月ならではの花や季語を入れて、
相手に届けて見られたらいかがでしょうか?