この記事では、親しい人に使える、
8月の誕生花と花言葉をご紹介します。
8月は花火大会や夏祭りなど夏のイベントが行われる一方、
お盆や終戦記念日がやってきます。
生命を巡る静と動のコントラストが際立つ8月。
二十四節気の季語のひとつ
「立秋(りっしゅう)」を迎えました。
「立つ秋」の文字通り、
8月8日から立冬前日までが暦の上では秋となります。
8月は、季節の挨拶状も「暑中見舞い」から「残暑見舞い」へ。
8月に送る残暑見舞いのはがきは、
処暑までに出すようにしましょう。
目次
8月の誕生花一覧!8月の花と花言葉を紹介
花の名前と花言葉
月日 | 花 | 花言葉 |
8月1日 | 浜木綿 (はまゆう) | 純潔・汚れがない |
8月2日 | 鋸草 (のこぎりそう) | 勇敢・効能 |
8月3日 | 松葉牡丹 (まつばぼたん) | 可憐・無邪気 |
8月4日 | トリトマ | あなたを想って心が痛む |
8月5日 | 布袋葵 (ほていあおい) | 揺れる想い |
8月6日 | ジニア (百日草) | いつまでも変わらぬ心 |
8月7日 | 向日葵 (ひまわり) | 光輝・愛慕 |
8月8日 | クレオメ | あなたの容姿に酔う |
8月9日 | 花煙草 (はなたばこ) | ふれあい・秘密の恋 |
8月10日 | 合歓の木 (ねむのき) | 歓喜・繊繊細 |
8月11日 | 縷紅草 (るこうそう) | 常に愛らしい |
8月12日 | ハイビスカス | 新しい恋 |
8月13日 | 鷺草 (さぎそう) | 夢でもあなたを想う |
8月14日 | 夾竹桃 (きょうちくとう) | 友愛・強い力 |
8月15日 | おくら | 予想外の喜び |
8月16日 | ブーゲンビレア | 私はあなたを信じます |
8月17日 | ダツラ (朝鮮朝顔) | あなたを酔わせる |
8月18日 | ジキタリス | 隠されぬ恋 |
8月19日 | カンナ | 堅実な未来 |
8月20日 | 撫子 (なでしこ) | 無邪気・純愛 |
8月21日 | 時計草 (とけいそう) | 聖なる愛・聖なる力 |
8月22日 | アガパンサス | 愛の便り |
8月23日 | 月下美人 (げっかびじん) | ただ一度の恋 |
8月24日 | 花魁草 (おいらんそう) | 温和・協調・合意 |
8月25日 | 檜扇 (ひおうぎ) | 誠実・強い心 |
8月26日 | 糸瓜 (へちま) | 悠々自適 |
8月27日 | 芙蓉 (ふよう) | 富貴・繊細な美しさ |
8月28日 | 桔梗 (ききょう) | 気高い・誠実な愛 |
8月29日 | 鶏頭 (けいとう) | 色あせぬ恋 |
8月30日 | リアトリス | 律儀・燃える想い |
8月31日 | サルビア | 情熱・知恵・家庭の徳 |
*出典
著者名: 「北脇榮次」
書籍タイトル「誕生花 わたしの花 あなたの花」
出版社名: 「株式会社いしずえ」
8月の季語と季節の挨拶
8月上旬の季語と季節の挨拶
季語:
立秋(りっしゅう)、夏草(なつくさ)、風鈴(ふうりん)、山滴る(やましたたる)、浴衣(ゆかた)
・立秋とは名のみの厳しい残暑が続いております。
・残暑厳しき折から、皆様いかがお過ごしでしょうか。
・ようやく残炎の頃となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
8月中旬の季語と季節の挨拶
季語:
夏雲(なつぐも)、星明かり(ほしあかり)、盆踊(ぼんおどり)、氷菓(ひょうか)、とんぼ
・晩夏とはいえ、まだ当分この暑さは続きそうです。
・日差しの眩(まぶ)しい夏空に、
つくつくぼうしの声がかまびすしく響いております。
・ようやく夏も盛りを過ぎまして、
ますますご壮健にてお暮らしのことと存じます。
8月下旬の季語と季節の挨拶
季語:
無花果(いちじく)、花煙草(はなたばこ)、ひぐらし、別れ鳥、虫の声、鈴虫
・鈴虫の澄んだ声をしばしば耳にする季節となりました。
・たそがれ時の風の涼しさに、秋の近いことを実感しております。
・窓外より聞こえくる虫の音に、
しだいに秋の気配を感じる頃となりました。
8月の誕生花:はがきの季節の挨拶
8月の季語で代表的な和風月名は「葉月(はづき)」。
旧暦8月の異称でもある季語の「葉月」の語源は、
葉が生い茂るという意味ではなく、散りはじめとなる
「葉落月(はおちづき)からの由来。
また、稲がふくらむようになる頃という
「張る月」が「葉月」に転じたとの説もあります。
8月23日からは
二十四節気の季語の「処暑(しょしょ)」。
「暑さがおさまる」という意味をもっています。
でも、日中はまだまだ厳しい暑さが続いています。
そんな8月の暑い時期にめげずに咲いている、
「向日葵(ひまわり)」や「夾竹桃(きょうちくとう)」
「桔梗(ききょう)。」などの花を使ってはがきを
書いてみられたらいかがでしょうか。
今回は、これらの8月に咲く花を使ったはがきの書き方をご紹介します。
8月の誕生花を使ったはがきの季節の挨拶:向日葵(ひまわり)

向日葵(ひまわり)は、
北アメリカ原産で、観賞用に広く栽培されています。
夏から初秋に咲き、頭花が太陽を向いて動くことから
この名がありますが、実際には茎やつぼみの間だけで、
花が咲くとほとんど動きません。
日本への渡来は中国を経て、
寛永6年(1629年)に伝わりました。
向日葵(ひまわり)の花言葉
・「光輝」「愛慕」
向日葵(ひまわり)の俳句
・向日葵がすきで狂ひて死にし画家(高浜虚子)
8月の誕生花(向日葵(ひまわり)を使ったはがきの季節の挨拶:例文
夏の風物詩としてよく知られる花。
といえば、やはり向日葵(ひまわり)でしょうか?
この花に魅せられたゴッホは、
ひまわりの絵を13枚も描いたそうです。
太陽の下で黄金色の花を咲かせるひまわり。
英名も「サンフラワー」。
ものみな暑さのために打ちしおれる中で、
ひまわりだけが元気に咲き誇っています。
いかがお過ごしでいらっしゃいますか?
この暑さは、まだまだ続きそうだと、
今朝のニュースで言っていました。
どうぞ、暑さにめげず、心楽しくゆったりと
お過ごし下さいますようお願い申し上げます。
8月の誕生花を使ったはがきの季節の挨拶:夾竹桃(きょうちくとう)

インド原産の夾竹桃(きょうちくとう)。
竹のような狭い葉と、桃のような美しい花という意の
中国名「夾竹桃」がそのまま和名になっています。
江戸末期に観賞用として渡来。
公害に強いので、
今では公園や街路樹によく使われています。
夾竹桃(きょうちくとう)の花言葉
・「友愛」「強い力」
夾竹桃(きょうちくとう)の花の俳句
・夾竹桃一枝折れて咲きゐたり(徳川夢声)
8月の誕生花を使ったはがきの季節の挨拶:夾竹桃(きょうちくとう)例文
8月のうだるような暑さにも負けず、夾竹桃が、
今を盛りと花をつけて目を楽しませてくれています。
炎天のもと、濃い緑の葉と、紅(くれない)色が鮮やかで、
盛夏の中での咲きぶりは、暑さを忘れさせてくれる花です。
皆様、いかがお過ごしですか?
当方も皆、
息災に暮らしておりますのでご安心ください。
まだまだ厳しい暑さが続きます。
健康管理には、充分に気を配られ、和やかな日々を
お過ごしになりますよう心からお祈り申し上げます。
桔8月の誕生花を使ったはがきの季節の挨拶:桔梗(ききょう)

秋の七草の中の「朝がほの花」は、桔梗といわれ、
古くから親しまれている日本の秋を代表とする花です。
紙風船のような蕾が5弁に分かれ、
美しい青紫色の星のような花が咲きます。
英名はこの蕾の形から「バルーン・フラワー」。
桔梗(ききょう)の花言葉
・「気高い」 「誠実な愛」
桔梗(ききょう)の俳句
・きりきりしゃんとしてさく桔梗かな(一茶)
8月の誕生花を使ったはがきの季節の挨拶:桔梗(ききょう):例文
長々と続いた猛暑が、
2日間ほどの雨でやっとひと息つきました。
皆様におかれましては、お変わりございませんか?
蝉の声も、涼風も、重く垂(た)れた稲穂も、
確実に季節の移り変わりを告げてくれています。
七草のひとつの桔梗も咲き始めました。
やっぱり昔から見た本来の色が一番美しいと思いますが、
桔梗だけではなく、最近の草花の変わりほど多様化には
全く驚いています。
盛夏の疲れの出やすい時節です。
ご無理などなさいませんよう、
くれぐれもご自愛下さいませ。
まとめ
この記事では、親しい人に使える、
8月の花と花言葉をご紹介しました。
日中はまだまだ暑さがつづく8月ですが、
朝夕には夏の終りを予感させる涼しい風が。
夏至の頃にくらべると日の入りは40分ほど
早くなっているため日が短くなったなと感じる
ようにもなります。
8月のはがきの結びは、相手の居住地の状況や、
その年の8月の気温から季節感のある季語や
趣ある言葉をはがきに使って出しましょう。

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