この記事では、親しい人に使える、
10月に咲く花の花言葉と、10月に咲く花を使った、
はがきや手紙の書き方と例文をご紹介します。
親しい人に使える、10月に咲く花を使ったはがきの書き方です。
10月は読書にスポーツ、
栗・梨・柿と秋の味覚でいっぱい。
10月の秋の空は高く、
どこまでも広がっていくような清々しい季節です。
10月上旬の季語の二十四節気は「寒露(かんろ)」。
いよいよ秋も深まり、草木に降りる露(つゆ)も
10月は、いつの間にか冷たさを増しています。
10月の朝夕の冷え込みは、
涼しさというよりも肌寒さを感じるようになります。
10月のはがきを送る相手に、
秋の実りや景色を感じることが出来る時候の挨拶を
はがきに使用してみられたらいいかがでしょうか?
【時候の挨拶】10月の季語と結びの言葉!書き方と例文を紹介
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目次
10月の誕生花一覧:10月の花と花言葉
花の名前と花言葉
月日 | 花 | 花言葉 |
10月1日 | 金木犀(きんもくせい) | 謙遜・思い出の輝き |
10月2日 | ユリウス | 善良な家風・健康 |
10月3日 | 男郎花(おみなえし) | 野生味・生命力 |
10月4日 | 紅葉葵(もみじあおい) | 温和・思いやり |
10月5日 | 枸枯(くこ) | 長寿・楽天 |
10月6日 | 女郎花(おみなえし) | やさしさ・純真 |
10月7日 | キウイ | 豊富・生命力 |
10月8日 | 野牡丹(のぼたん) | 謙虚な輝き |
10月9日 | 杜鵑草(ほととぎす) | 永遠にあなたのもの |
10月10日 | 茄子(なす) | 真実・守りぬく力 |
10月11日 | 姫林檎(ひめりんご) | 名声・誘惑 |
10月12日 | 唐辛子(とうがらし) | 旧友・生命力 |
10月13日 | ネリネ | 幸せな思い出 |
10月14日 | ゼラニューム | 愛情・幸福 |
10月15日 | 秋明菊(しゅうめいぎく) | 忍耐・淡い思い |
10月16日 | 錦木(にしきぎ) | あなたの魅力を心に刻む |
10月17日 | 水引(みずひき) | 祝いごと・心づかい |
10月18日 | 綿(わた) | 柔らかい愛情 |
10月19日 | 苦瓜(にがうり) | 強壮・情熱 |
10月20日 | 竜胆(りんどう) | 悲しんでいるあなたを慰めたい |
10月21日 | 紫式部(むらさきしきぶ) | 聡明・上品 |
10月22日 | みせばや | 静穏を愛する |
10月23日 | あけび | 才能・楽しい発見 |
10月24日 | グラジオラス | 秘めやかな恋・密会 |
10月25日 | ウイキョウ | 賞賛に値する・力量 |
10月26日 | ピラカンサ | 燃ゆる想い・快活 |
10月27日 | マリーゴールド | 変わらぬ愛・生命の輝き |
10月28日 | 紫蘇(しそ) | 善良な家風・力が蘇る |
10月29日 | 銀杏(いちょう) | 長寿・永遠の価値 |
10月30日 | ペチュニア | あなたがいると心がなごむ |
10月31日 | 白薔薇(しろばら) | 秘密・約束を守る |
*出典
著者名: 「北脇榮次」
書籍タイトル「誕生花 わたしの花 あなたの花」
出版社名: 「株式会社いしずえ」
10月の花(マリーゴールド・金木犀・竜胆)を使った時候の挨拶
10月の季語で代表的な和風月名は「神無月(かんなづき)」。
旧暦10月の異称でもある季語の「神無月」は、全国の神々が、
出雲大社に集まり、各地に神々がいなくなる月であることから
「神無月」になったといわれます。
一方で、神々をお迎えする出雲地方では、
旧暦10月を「神在月(かみありづき)」と呼びます。
10月は、
元気がよく長く咲き続けるマリーゴールドや、
香りの良い金木犀や竜胆(りんどう)が咲く季節。
今回は、
これらの10月に咲く花を使ったはがきの書き方をご紹介します。
10月の誕生色(想紫苑)!花と共に綴る季節の挨拶
マリーゴールドの花を使った10月の時候の挨拶
マリーゴールド(孔雀草)は、メキシコ原産。
孔雀草(くじゃくそう)という呼び名より、
「マリーゴールド」の名前の方がよく知られています。
日本へは寛永年間(1624年~43年)に渡来。
盛んに枝分かれして、いくつもの小花を咲かせるさまは
花束の趣がありその名に恥じない華麗さがあります。
マリーゴールドの花言葉
・「変わらぬ愛」「生命の輝き」
マリーゴールド(孔雀草)の俳句
・借家見やどこの庭にも孔雀草 (星野立子)
マリーゴールドの花を使った10月の時候の挨拶:例文
花壇で「マリーゴールド」が、元気いっぱい咲いています。
日本では、「万寿菊」、「千寿菊」、とも呼ばれ、
その名前のように長い間、咲き続ける花です。
マリーゴールドは、「マリア様の黄金の花」という意味。
この明るい「マリーゴールド」を見ると
なぜか、「頑張ろう!」と元気が出てきます。
秋たけなわ。
相変わらずご多忙のことと存じます。
ご夫婦仲良くテニスをなさっていますか?
お二人の秋が素晴らしい秋になりますように。
ますますご健康でご活躍のほど、お祈りいたします。
金木犀(きんもくせい)の花を使った10月の時候の挨拶
金木犀(きんもくせい)は、中国原産。
金木犀は、10月頃、
葉の付け根に小さな径5mmほどの橙(だいだい)色で
星のような十字形をした味のある花をつけます。
小さな遠慮がちな花なのに、
驚くほど遠くまで香ってきます。
日本に渡来したのは江戸時代。
中国では、
月には桂(木犀)の大木が茂っているという伝説もあるそうです。
雌雄別株(しゆうべつかぶ)ですが、
日本には雄株しかなく結実しません。
金木犀(きんもくせい)の花言葉
・「謙遜」「思い出の輝き」
金木犀(きんもくせい)の俳句
・金木犀こぼれたまりて雨止みぬ(久保より江)
金木犀(きんもくせい)の花を使った10月の時候の挨拶:例文
神無月(かんなづき)を迎えると、
どこからもなく甘い香りが漂って来ます。
すると、ああ今年も秋が始まるのだな、と思います。
その香りの正体は、金木犀(きんもくせい)。
葉のわきに束生した橙色の花から、
甘い香りが落ちてきます。
ほとんどの人が、あの香りを嗅(か)いだ瞬間、
金木犀の花を頭に描くのではないでしょうか?
それだけ、印象深い香りです。
香りで思い出してもらえるなんて、ちょっと素敵ですね。
金木犀が咲く季節になりました。
お変わりなく、お健やかにお過ごしでしょうか?
こちらも家族一同つつがなく元気に
暮らしておりますのでご安心くださいませ。
10月は実り豊かな季節。
新米のごはんに焼きたてのサンマ。
味しいものを沢山食べて、お元気で
ますますご活躍のほどお願い申し上げます。
竜胆(りんどう)の花を使った10月の時候の挨拶
竜胆(りんどう)は、10月の山野を代表する花です。
上向きの釣り鐘のような細長い形の花をつけます。
花は日が当たると開き、
雨天や曇の日には、日中であっても閉じています。
根は苦味健胃剤に用いられ、熊の肝(きも)より苦(にが)い、
「竜胆(りゅうたん)」という成薬からリンドウになりました。
源氏の紋でもある笹竜胆など、家紋にも多く使われています。
竜胆(りんどう)の花言葉
・「悲しんでいるあなたを慰めたい」
竜胆(りんどう)の俳句
・竜胆は若き日のわが挫折の色(田川飛旅子)
竜胆(りんどう)の花を使った10月の時候の挨拶:例文
お花屋さんの店先で、
ピンクの竜胆(りんどう)が売られていました。
最近では品種改良で色々な種類の竜胆が売られています。
でも、私は秋空よりも深く澄んだ、
昔からの青紫色の竜胆の方が好きです。
凛として咲くリンドウの立ち姿に
深まりゆく秋を感じる季節になりました。
皆々様におかれましては、お健やかにお過ごしでしょうか?
お陰様で、
私方も相変わらず皆元気に過ごしております。
朝晩は幾分しのぎやすくなってまいりましたが、
ご無理をなさいませんようお願い申し上げます。
まとめ
この記事では、親しい人に使える、
10月に咲く花の花言葉と、10月に咲く花を使った、
はがきや手紙の書き方と例文をご紹介しました。
10月は、花も深みのある色が多いですね。
秋の夜長に、ゆっくりと相手を思いながら
10月ならではの、季語や花を使った趣のある
はがきを書いてみられたらいかがでしょうか?