故人あてに年賀状が届いた。
という方も多いのではないでしょうか。
喪中なのに、年賀状が届いた場合は、
松の内が明けてから、寒中見舞いや挨拶状として、
年賀状に対するお礼と喪中であったことを伝える返信をしましょう。
この記事では、故人あてに年賀状が届いた時の、
「寒中見舞い」で出す返事の書き方と例文をご紹介します。
目次
故人に年賀状が届いた時
故人あての年賀状を家族が受け取った場合、
「寒中見舞い」で返事を書くことが一般的です。
新年を祝う期間が明けた、
1月8日から2月3日までの間に、
寒中見舞いを出すとよいでしょう。
はがきも年賀状ではなく、普通のものを使用します。
寒中見舞いの書き方と例文:祖父あてに年賀状が届いた場合
寒中お見舞い申しあげます。
このたびは年始状を頂きましてありがとうございました。
実は、昨年○○月に祖父○○(故人の名前)が他界いたしまして、
私共服喪中でございますために年賀のご挨拶を失礼いたしました。
祖父○○が生前に賜りましたご厚情に深謝いたしますとともに、
皆様の一層のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
寒中お見舞い申し上げます。
新年早々お年始状をありがたく頂戴しました。
昨年○○月に祖父○○(故人の名前)が○○歳にて他界いたしました。
本来ならば旧年中にお知らせ申し上げるべきところ、
年を越してしまいました非礼を深謝いたします。
故人との生前のご交誼に心より御礼申し上げます。
酷寒の折、何卒お身体を大切に、穏やかに新春をお過ごしください。
寒中見舞いの書き方と例文:祖母あてに年賀状が届いた場合
寒中お見舞い申し上げます。
このたびは、お年賀状を頂戴いたしまして、
ありがとうございました。
実は、一昨年より病床にありました祖母○○(故人の名前)が、
昨年の○月に他界し、服喪中のため、お年賀のご挨拶を
失礼させていただきました。
連絡が行き届かず大変失礼いたしました。
故人になり代わり、生前に賜りましたご厚誼に対しまして、
心より御礼申し上げます。
寒い日が続きますが、どうぞご自愛くださいませ。
寒中お見舞い申し上げます。
ご丁寧なお年始状をいただきまして、ありがとうございました。
皆様にはお健やかに新年をお迎えになられたとのご様子、
何よりと存じます。
実は、祖母○○(故人の名前)が、昨年の○月に他界し、
服喪中のため、お年賀のご挨拶を失礼させていただきました。
連絡が行き届かず大変失礼いたしました。
故人になり代わり、生前に賜りましたご厚情に対しまして、
心より御礼申し上げます。
本年も変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。
寒中見舞いの書き方と例文:父あてに年賀状が届いた場合
寒中お見舞い申し上げます。
向寒の折、皆様にはお変わりございませんか。
昨年○月○日に父○○(故人の名前)が他界し、
服喪中のため年末年始のご挨拶は差し控えさせていただきました。
ご通知が遅れましたこと、深くお詫び申し上げます。
生前のご厚情に深く感謝いたしますとともに、
皆様の一層のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
寒中お見舞い申し上げます。
ご丁寧なお年始状をいただきまして、ありがとうございました。
皆様にはお健やかに新年をお迎えになられたとのご様子、
何よりと存じます。
実は、昨年○○月に、父○○(故人の名前)は急逝いたしました。
ご通知が遅れましたことを深くお詫び申し上げます。
父が生前に賜りましたご厚情に深謝いたしますとともに、
皆様の一層のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
寒中見舞いの書き方と例文:母あてに年賀状が届いた場合
寒中お見舞い申し上げます。
ご丁寧なお年始状をいただきありがとうございました。
昨年○○月に母○○(故人の名前)が永眠し、
年頭のご挨拶を控えさせていただきました。
ご連絡が行き届かず大変失礼いたしました。
母が生前に賜りましたご厚情に深謝いたしますとともに、
皆様の一層のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
今年も変わらぬお付き合いのほど、どうぞよろしくお願いいたします。
寒中お見舞い申し上げます。
年賀状をいただき、ありがとうございました。
実は、母○○(故人の名前)は昨年○月に永眠いたしました。
旧年中にお知らせ申し上げるべきところ年を越してしまいました非礼をお許しください。
生前のご厚情に深く感謝いたしますとともに、
皆様の一層のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
本年も皆様にとりまして良い年でありますようお祈り申し上げます。
まとめ
故人の死去を知らずに、年賀状を送っていただいた方へ、
返信の挨拶状、または寒中見舞いを出されることをお勧めします。
亡くなったこと、生前のお付き合いへの感謝、
お知らせ出来なかったお詫び、相手への気遣い、
そして先方の幸せを祈る言葉で結びましょう。
より丁寧な印象を残すことが出来ると思います。