親しい人に使える、10月に咲く花を使ったはがきの書き方です。

10月は、日中は暖かくても、
朝晩の冷え込みが強くなり、寒暖差も激しくなる季節。

10月の山々も、朝晩の冷え込みで色づき始め、
いよいよ秋が深まって本格的な冬が近づきます。

二十四節気の中で今年は10月8日が寒露(かんろ)。

夜が長くなり、朝晩の露に冷たさを感じる季節の始まりです。

10月に送るはがきには、
季節の移り替わりの中でも、清々しく咲いている花や、
季語を使用して書いてみられたらいかがでしょうか。

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10月の時候の挨拶

・清らかな青空が胸にまでしみわたるこの頃です。

・あちこちで運動会の開かれるシーズンとなりました。

・暦の上では寒露となりましたが、お変わりございませんか。

・十月の声を聞き、気候もようやく秋めいてまいりました。

・爽やかな秋晴れの日々が続くこの頃、
 お健やかにお過ごしのことと存じます。

10月の時候の挨拶:結び

・何かと実りの多い秋になりますようお祈りいたしております。

・どうぞこの好季節を思う存分満喫していただきたいと存じます。

・寒露の折から、くれぐれもおからだにはご留意なさってください。

・秋冷日増しに加わります頃、どうかお風邪など召されませんように。

・秋の深まりとともに寒さも増してまいります。
 くれぐれもご自愛専一に。

10月の花(紅葉葵・杜鵑草・秋明菊)を使ったはがきの時候の挨拶

10月は、空気が澄んでくるので、
夜空に浮かぶ月が美しさを増します。

秋の深まりと共に山々は色づき始め、
自然の景色がより豊かになります。

そして、街路樹のイチョウの黄色と、
ドウダンツツジの赤が、美しく映え、
鮮やかな自然の色を眺められる季節。

そんな10月に咲いている、「紅葉葵(もみじあおい)」や
「杜鵑草(ほととぎす)」、「秋明菊(しゅうめいぎく)」の花々。

今回は、
これらの10月に咲く花を使ったはがきの書き方をご紹介します。

紅葉葵(もみじあおい)の花を使った10月のはがきの時候の挨拶

紅葉葵(もみじあおい)は、北アメリカ原産。

日本には明治の初めに伝わりました。

紅葉葵(もみじあおい)の別名に、
「紅蜀葵(こうしょっき)。」があります。

開花時期:8月~10月。

花の花期は長く、秋まで見られます。

花の形は、
同じアオイ科の「ハイビスカス」に似ています。

葉葵(もみじあおい)の花言葉

・「温和」「思いやり」

紅葉葵(もみじあおい)の花の俳句

・やむけしきなき雨となり紅蜀葵 (久保田万太郎)

・紅蜀葵朝日の若きとふ勢ふ (篠田悌二郎)

・紅蜀葵肱まだとがり乙女達 (中村草田男)

紅葉葵(もみじあおい)の花を使った10月の時候の挨拶:例文

10月の秋の空は高いですね。

どこまでも希望に満ちた青が広がって行くような、
清々しい秋の季節になりました。

お変わりなくお過ごしでいらっしゃいますか?

庭に目をやると、
背が高くて大きな紅葉葵(もみじあおい)の花が、
ひときわ目立つ、緋紅色の花を咲かせています。

夏から毎日、ひとつの花が終わるとまた一つ。

新しい花をそっと咲かせる紅葉葵。

同じ仲間の「ハイビスカス」に比べると、
どこか日本的で温和な風情があります。

今週は、うららかな秋晴れが続いています。

でも、
来週からは、朝晩の冷え込みが厳しくなるとのこと。

くれぐれも体調の管理にはお気をつけくださいませ。

皆々様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

杜鵑草(ほととぎす)を使った10月の時候のはがきの挨拶

杜鵑草(ほととぎす)は、
葉の腋(わき)に、深い切れ込みのあるラッパ形で、
白地に紫色の斑点(はんてん)のある花を咲かせます。

この斑点が、
鳥の「ホトトギス」の胸の模様に似ていることから、
杜鵑草(ほととぎす)の名前がつきました。

開花時期:9~10月。

漢名の「油点草(ゆてんそう)」は、斑点を油点に見立てた名。

油点とは、
オトギリソウなどの葉にみられる半透明の小さな点のこと。

杜鵑草(ほととぎす)の花言葉

・「永遠にあなたのもの」

杜鵑草(ほととぎす)の俳句

・紫の斑の賑しや杜鵑草 (轡田 進)

・水に映りて斑をふやす杜鵑草 (檜 紀代)

・掌に乗る反橋や油点草 (富安風生)

杜鵑草(ほととぎす)を使った10月の時候のはがきの挨拶:例文

10月も末に近づくと、
木々の彩りも日ごとに変化を見せて、目を楽しませてくれます。

皆様におかれましては、お健やかにお過ごしでしょうか?

私どもも、
お陰様で毎日元気に暮らしておりますので、ご安心くださいませ。

茶花に、杜鵑草(ほととぎす)を生けてみました。

野鳥の「ホトトギス」の胸元の模様を思わせるので、
鳥と同じ名前がついているユニークな形の花です。

杜鵑草(ほととぎす)の花は、
晩秋まで長く咲きつづけて目を楽しませてくれます。

10月は、秋の深まりと共に、寒さも増してまいります。

くれぐれもお身体にはご留意なさってください。

秋明菊(しゅうめいぎく)の花を使った10月のはがきの時候の挨拶

秋明菊(しゅうめいぎく)は、中国原産。

日本には、室町時代に渡来し、
寺院などで栽培されていたのが、野生化したと考えられます。

開花時期:9月~10月。

秋明菊(しゅうめいぎく)の名は、
秋に開花し、菊に似るところから。

しかし、
秋明菊と、菊の名がついていますが、キンポウゲ科で、
近づいてよく見るとアネモネなどに似ているのがわかります。

別名の「貴船菊(きふねぎく)」の名は、
京都の貴船地方に多く見られることから。

可憐な姿に似合わず逞(たくま)しく、繁殖力が強い花です。

秋明菊(しゅうめいぎく)の花言葉

・「忍耐」「淡い思い」

秋明菊(しゅうめいぎく)の俳句

・観音の影のさまなる貴船菊 (阿部みどり女)

・菊の香や垣の裾にも貴船菊 (水原秋櫻子)

・貴船菊生けてほとりの砧槌 (後藤比奈夫)

秋明菊(しゅうめいぎく)の花を使った10月の時候の挨拶:例文

穏やかな小春日和が続くこの頃、
ご機嫌うるわしくお過ごしのことと存じます。

私も、最近やっとひと息つきました。

午前中、
カサカサと鳴る落ち葉を踏みしめて雑木林に入ると、
秋明菊(しゅうめいぎく)の花が、一輪、咲いていました。

楚々とした花姿がいかにも日本的な風情で、
私の大好きな花です。

英名は「ジャパニーズ・アネモネ」。

可憐な姿に似合わず逞(たくま)しく、繁殖力が強い花です。

今年の10月は、
穏やかな日よりが、ことのほか身にしみます。

どうぞこの好季節を思う存分満喫していただき、
実りの多い秋になりますようお祈りいたしております。

まとめ

日本は、春夏秋冬の四季折々の自然に恵まれた国です。

私たちの遺伝子の中には、移り変わる季節の美しさに
心を動かす繊細さが備わっていると言われます。

10月は、人間が一番快適に感じる気温で、
日光も柔らかく、空の澄んだ気持ちのいい季節。

親しい人に、はがきを書くときは、
10月の季語や季節の花を使って、
書いてみられたらいかがでしょうか。

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