この記事では、
6月の誕生色と6月に咲く花を使った時候の挨拶をご紹介します。

月々に名付けられた‟誕生色”ってご存知ですか?

『誕生色』とは染めと織りの街、新潟県の十日町織物工業協同組合が、
1981年(昭和56年)に制定した1月から12月までの季節の色です。

四季折々の花と色が独特の優しく懐かしい和風名称で呼ばれています。

毎月『誕生色』を紹介していますが、
6月の誕生色は「憧葛(あこがれかずら)。」です。

あなたは、この誕生色の和名からどんな色をイメージしますか?

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6月の誕生色

誕生色:6月は「憧葛(あこがれかずら)。」
    DULL GREEN

花と色:6月の誕生色は、
    五月雨(さみだれ)が濡(ぬ)らした
    葛(かずら)の葉の緑色。

6月の誕生色の「憧葛(あこがれかずら)。」の緑色は、
しとしとと降り続く五月雨(さみだれ)を葛(かずら)の葉が、
雨を受けとめることで、深みを増し、艶やかに輝き出す色。

静かな深い緑色。

「憧葛(あこがれかずら)。」の和名からは、
しずくに透けるつやめきの色。

雨景色の中で見る葛(かずら)の葉の、しっとりと濡れたような、
湿潤感のある落ち着きと、みずみずしく涼やかな色合いを感じます。

何とも趣の深い情景を作り出す色です。

五月雨(さみだれ)は、六月の雨。
陰暦の5月に降り続く長雨のこと。

新緑の若葉が、陽光を浴びて緑の濃さを増していくように、
梅雨時の青葉は、雨に濡れて緑の深さをいよいよ増していきます。

そして、6月は雨に似合う花が咲く季節でもあります。

6月の時候の挨拶 (水無月:みなつき)

6月に使える時候の挨拶を、ご紹介します。

6月は梅雨時となるにもかかわらず、
「水無月(みなつき)。」と呼びます。

旧暦6月は新暦の7月頃。

暑さの中で水が涸(か)れることから、
この呼び名が生まれたそうです。

また、田植え仕事が終わった「皆仕尽(みなしつき)」。

田に水を張る「水張月(みずはりづき)」が、
転じたという説もあります。

6月は生命に恵みをもたらす長雨に打たれ、
花や草木はいっそう色濃く鮮明に。

6月の長雨で沈みがちな気持ちには、
アジサイの花やクチナシの花が、そっと
寄り添うように咲いて心を癒やしてくれます。

6月に咲く花や、草木の様子なども一緒に書くと、
より印象に残るのではないでしょうか。

6月の花を使った書き出しの挨拶

紫陽花:あじさいの花

*石だたみの坂道に色とりどりの紫陽花が咲きほこり、
日射しにもいよいよ夏の到来を感じさせるこの頃。

皆様におかれましては、ますます御清栄の事とお慶び申し上げます。

*紫陽花と花菖蒲の花は、
雨にうたれても風情のあるものでございます。

お元気でいらっしゃいますか。

*風に揺れる葉。きらきらと光る水面。

空にはヒバリがさえずり、満開だった菜の花や桜は藤に変わり、
6月になった今は、紫陽花が目を楽しませてくれています。

皆々様におかれましては、ご機嫌よくお過ごしのことと存じます。

ホタルブクロの花

さまざまな色に咲き分ける紫陽花、
緑の中に鮮やかな青を星のように浮かべるツユクサの花。
その名の通り「袋」状の奇妙な花をつける濃い紫のホタルブクロ。

個性派揃いの梅雨どきの花が、たっぷりと水を吸って元気いっぱいです。

うっとうしい空にため息ばかりついていないで、
思い切って二人で楽しく北海道まで遊びに行きませんか?

ヒメジョオンの花

道端や空き地に、小さな菊のような白い花をつける、
ヒメジョオンの花をあちこちで見かける季節になりました。

春告草(はるつげぐさ)が梅ならば、このヒメジョオンは、
「夏告草(なつつげぐさ)」と名付けたくなるような花です。

雑草として扱われることが多いヒメジョオンの花ですが、
もともとは観賞用として19世紀に北米から渡ってきたそうです。

花の可憐さに魅せられ、持ち込んだ人がいたのでしょうか?

梅雨明けも間近のようです。

叔母様、
お変わりなくお過ごしでいらっしゃいますか?

6月の結びの挨拶

・6月は、蒸し暑い日、鬱陶しい日、不快を感じることの多い季節です。
 皆々様におかれましては、どうぞくれぐれもご自愛ください。

・裏庭で沙羅双樹(さらそうじゅ)の花が、
 雨に濡れしっとりと落ち着いた風情で咲いています。
 ますますご健康でご活躍のほど陰ながらお祈りいたします。

・今年の梅雨空もあとしばらくのうち…。
 どうぞお健やかにお過ごしくださいませ。

・梅雨冷えの厳しい今日このごろ、
 お風邪など召されませぬようお願い申し上げます。

・蒸し暑い毎日が続いています。
 皆様どうぞ体調を崩されませんよう、
 くれぐれも健康管理をお願い申し上げます。

・曇りの日でも紫外線が強いこの季節。
 くれぐれもご健康にご留意くださいませ。

・雨が降ると気温が下がり、体調を崩す方もいらっしゃいます。
 風邪など引かれませんようにどうぞ気をつけてください。

・皆々様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

・雨模様の中にも、初夏の気配が漂ってまいりました。
 季節の変わり目です。
 ご健壮にてお過ごしになられますように。

・今後ともよろしくご指導のほどをお願い申し上げます。

まとめ

この記事では、
6月の誕生色と6月に咲く花を使った時候の挨拶をご紹介しました。

美を感じ取る日本人の色彩感覚って本当に繊細だと思います。

そして四季折々の景色の伝統色の名前はひとつひとつ、
とても味わい深く、素敵な言葉で表わされています。

6月の誕生色は「憧葛(あこがれかずら)」。

五月雨(さみだれ)が葛(かずら)の葉をぬらした艶やかな緑。

そんな緑色をあしらった便箋や封筒を使って、
手紙を出されるのも6月の季節にぴったりですね。

手紙を書くときに綺麗な手紙が書けずに悩んでいらっしゃる方がいたら、
別の記事で「きれいな手紙が書ける便箋と封筒」をご紹介しています。

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良かったら読んでみてください。

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よっちゃん
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