この記事では、
10月の誕生色と10月に咲く花を使った時候の挨拶をご紹介します。

10月の季節の‟誕生色”ってご存知ですか?

『誕生色』とは染めと織りの街、新潟県の十日町織物工業協同組合が、
1981年(昭和56年)に制定した1月から12月までの季節の色です。

四季折々の花と色が独特の優しく懐かしい和風名称で呼ばれています。

毎月『誕生色』を紹介していますが、
10月の誕生色は「想紫苑(おもわれしおん)。」です。

あなたは、この10月の誕生色からどんな色をイメージしますか?

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10月の誕生色

誕生色:10月は「想紫苑(おもわれしおん)。」
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花と色:10月の誕生色の「想紫苑(おもわれしおん)。」の色は、
    風立つ秋の野に咲き乱れる、桔梗(ききょう)の花と
    紫苑(しおん)の花の紫色。

「想紫苑(おもわれしおん)。」に使われている和名からは、
女性が持っている可愛らしさや、美しさ、強さ、しなやかさ、
その全てを内に含んでいるようなイメージを感じます。

10月の誕生色の「想紫苑(おもわれしおん)。」の色からは、
野に乱れ咲く、秋の七草の桔梗(ききよう)のむらさき色。

または、
野を一面に彩(いろど)る
紫苑(しおん)のむらさき色を。

10月の秋の風が、紫の花々をそっと揺らすたび、
夏は遠のき、秋はますます深みを帯びていく…。

そんな色合いを感じます。

10月の時候の挨拶 (神無月:かんなづき)

10月に使える時候の挨拶を、ご紹介します。

旧暦10月の異称は、「神無月(かんなづき)。」

「神様が無くなる月。」と書くのは、
日本中の神様が、普段おいでになる場所を留守にして、
島根県の出雲(いづも)地方に神様達が集まるためです。

一方で、神々をお迎えする出雲地方では、
旧暦10月を「神在月(かみありづき)」と呼びます。

出雲地方の人々は、神在祭りの期間中、
神様たちの邪魔をしないように慎(つつ)ましく過ごすのだそうです。

10月は、読書にスポーツ、食べ物と秋を堪能する月です。

10月の肌寒い空気のなかで、夜空を見上げれば、
冴え冴えとした月が美しい姿をみせてくれます。

野には、淡い色から濃い色の幅、表情の豊かな紫の花が咲く季節。

10月に咲く花や、草木の様子なども一緒に書くと、
より印象に残るのではないでしょうか。

10月の花を使った書き出しの挨拶

(紫苑:しおんの花)

どこかもの悲しさを感じる色の、薄紫の紫苑(しおん)が、
可愛らしい小花を沢山つけて庭先で咲き始めました。

紫苑(しおん)の花は、初めは淡い薄むらさき色をしています。

でも、
晩秋になると秋の深まりに足並みを揃えるかのように、
紫苑(しおん)の花は、どんどん濃い紫色になっていきます。

移り行く季節を感じさせる紫苑(しおん)の花。

紫苑(しおん)は、大切な人を想う花とのこと。
和子叔母様の、優しいお顔を想い出しました。

お変わりなくお過ごしでいらっしゃいますか?

(菊:きくの花)

早春がひと雨ごとに寒さを脱(ぬ)ぎすてるのと逆に、
初秋はひと雨ごとに涼感を深めてゆく…。

そんな季節になりました。

琴美様、お変わりなく、日々お健やかにお過ごしでしょうか?

10月末まで、
宇部の今川屋で菊人形展が開かれているようです。

「延命長寿の花」ともいわれる菊の花を一緒に見に行かれませんか?

(萩:はぎの花)

草かんむりに「秋」と書く、「萩(はぎ)」は、
古来、日本人にとても愛されてきた秋草です。

万葉集では最も多く歌が詠まれているとのこと。

私は秋になると、この作者不詳の、
「秋風は涼しくなりぬ 馬並(な)めて いざ野に行かな 萩の花見に」
の句がふっと頭に浮かんで来ます。

和子様、秋の風が涼しく感じられる季節になりました。


たまには気晴らしを兼ねてお弁当を作って、バスに乗って、
秋吉台まで萩の花を探しに行きませんか?

(金木犀:きんもくせいの花)

神無月(かんなづき)を迎えると、
どこからもなく甘い香りが漂ってきます。

すると、ああ今年も秋が始まるのだな、と思います。

その香りの正体は、
金木犀(きんもくせい)。

原産は中国だそうです。

葉のわきに束ねたように咲く橙色(だいだいいろ)の花から、
なんともいえない優しい甘い香りが落ちてきます。

私に限らず、ほとんどの人が、
あの香りを嗅いだ瞬間、金木犀を頭に思い描くのではないでしょうか。

それだけ印象深い香りです。

香りで思い出してもらえるなんて、
ちょっと素敵だと思いませんか?

美しい秋の日が続いています。

相変わらず、ご夫婦でテニスをなさっていますか?

10月の結びの挨拶

・それでは、優しい秋の幸せが、
 あなたの心に届きますように。今日も感謝を込めて。

・10月のさわやかな秋晴れの続く季節となりました。
 どうぞお健やかにお過ごしくださいますよう、心よりお祈り申し上げます。

・10月の穏やかな日よりが、ことのほか身にしみる今年の秋です。
 くれぐれも、ご無理なさいませんようにお過ごしくださいませ。

・秋が深まりゆく季節、お風邪など召されませんようご自愛ください。

・これから急に冷え込むでしょうから、お身体くれぐれも
 おいといくださいますようお願い申し上げます。

・10月のすがすがしい秋晴れの日が続きます。
 いっそうのご活躍とご発展をお祈り申し上げます。

・さすがに秋、都会でも今夜は星が美しくまたたいております。
 おめもじの日を楽しみにしています。

・10月になりました。
 秋冷日増しに加わりますので、皆様くれぐれも
 ご自愛くださいますよう心からお祈り申し上げます。

・日に日に寒くなります。
 お身体をしっかりいたわりつつ、秋の良き日をお過ごしくださいませ。

・皆々様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。
 また、ご家族様お揃いで遊びにいらしてくださいませ。

まとめ

この記事では、
10月の誕生色と10月に咲く花を使った時候の挨拶をご紹介しました。

10月の誕生色は「想紫苑(おもわれしおん)。」

「紫苑色(しおんいろ)」は、
平安時代からある色の名前で、まさに紫苑(しおん)の花の色。

紫苑(しおん)の花言葉は、
「遠方にある人を思う。」 「君を忘れない。」

「今昔物語」にある父を想う、弟の気持ちに由来すると言われています。

紫苑(しおん)の花には、
「十五夜草(じゅうごやそう)。」という別名もあり、
昔から親しい人や愛しい人を想う「思い草」と言われています。

遠方の人を思いながら、手紙をしたためるのもいいですね。

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よっちゃん
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