教育実習が近づくと、
「授業で失敗したらどうしよう」
「指導教員に怒られたら評価が下がるのでは?」
「教育実習でやってはいけないことを知りたい」
と不安になる人は少なくありません。
実際、教育実習で悩みやすいのは授業そのものだけではありません。
指導教員との関わり方、職員室での振る舞い、生徒との距離感、実習日誌の書き方など、日々の行動すべてが評価につながります。
しかし、安心してください。
教育実習では、最初から完璧な授業ができることは求められていません。
現場の先生方が見ているのは、授業の上手さだけではなく、
素直に学ぶ姿勢があるか
報告・連絡・相談ができるか
注意されたことを改善しようとしているか
という点です。
教育実習で失敗しない最大のコツは、勝手に判断しないことです。
困ったら相談する。
迷ったら確認する。
気付いたことは報告する。
この3つを意識するだけで、避けられる失敗は数多くあります。
この記事では、教育実習で評価を下げないための行動マナー、指導教員との関わり方、実習生がやりがちなNG例を具体的に解説します。
教育実習で失敗しない最大のポイントは「自己判断しないこと」
教育実習で失敗しないために、まず一番大切なのは「自己判断で進めないこと」です。
実習生が指導教員から注意されたり、評価を下げたりする原因の多くは、能力不足ではありません。
多くの場合、原因は報告不足や確認不足です。
たとえば、次のような行動は注意が必要です。
授業内容を勝手に変更する
教材を独断で追加する
指導案を確認せずに授業を進める
生徒対応を自分だけで判断する
困っているのに相談しない
実習生本人は「迷惑をかけたくない」「自分で何とかしよう」と思っているかもしれません。
しかし、教育現場では勝手な判断の方が大きな問題につながることがあります。
一方で、
「この進め方で大丈夫でしょうか」
「一度確認していただけますでしょうか」
「判断に迷っているため、ご相談してもよろしいでしょうか」
と相談できる実習生は、むしろ信頼されやすくなります。
教育実習は、教師として完成しているかを見る場ではありません。
学ぶ姿勢があるかを見る場です。
授業経験が少ない学生が、最初から完璧な授業をするのは難しいものです。
しかし、
挨拶ができる
時間を守れる
相談できる
指摘を受け止められる
改善しようと努力できる
これらは、今日から誰でも実践できます。
実際に指導教員から評価される実習生は、授業が完璧な人よりも、誠実に学ぼうとする人です。
迷ったら確認。
困ったら相談。
気付いたら報告。
この3つを徹底してください。
実習期間中は、この基本行動だけで大きな失敗の多くを防げます。
迷ったときに使える確認の例文
実習中に判断に迷ったときは、次のような一言を使いましょう。
「確認させていただきたいことがあります。」
「この進め方で問題ないでしょうか。」
「一度ご確認いただけますでしょうか。」
「判断に迷っているため、ご相談してもよろしいでしょうか。」
「ご指導いただけますと幸いです。」
この一言があるだけで、失敗を未然に防ぎやすくなります。
特に教育実習中は、「聞きすぎたら迷惑かな」と遠慮する必要はありません。
もちろん、忙しい時間帯への配慮は必要です。
しかし、確認せずに失敗するより、早めに相談する方がずっと良い対応です。
指導教員に評価される実習生の行動マナー
教育実習で好印象を持たれる人は、特別なことをしているわけではありません。
基本的な行動を丁寧に続けています。
ここでは、指導教員や学校現場から評価されやすい行動マナーを具体的に紹介します。
自分から挨拶する
職員室では、自分から挨拶することが大切です。
教育実習中は、学校に入った瞬間から見られている意識を持ちましょう。
朝の挨拶、退勤時の挨拶、授業後のお礼は基本です。
使いやすい例文は次の通りです。
「おはようございます。本日もよろしくお願いいたします。」
「本日はありがとうございました。失礼いたします。」
「ご指導ありがとうございました。明日もよろしくお願いいたします。」
挨拶は短くても構いません。
大切なのは、相手より先に、明るく、丁寧に伝えることです。
指摘されたことは必ずメモする
指導教員から注意や助言を受けたときは、必ずメモを取りましょう。
同じ注意を何度も受けると、「改善する気がない」と見られてしまう可能性があります。
反対に、メモを取りながら聞く姿勢があると、学ぼうとしている印象が伝わります。
注意されたときは、次のように返すと自然です。
「ありがとうございます。メモして次回改善します。」
「ご指摘ありがとうございます。次の授業で意識します。」
「同じことを繰り返さないように確認します。」
メモは、あとで実習日誌や振り返りを書くときにも役立ちます。
提出物は早めに出す
指導案や実習日誌、レポートなどの提出物は、できるだけ早めに出しましょう。
期限当日に慌てて提出するよりも、前日までに確認してもらえる状態にしておく方が安心です。
特に指導案は、授業直前に出すと指導教員が確認する時間を取れません。
修正が必要になった場合にも対応できなくなります。
指導案作成に不安がある場合は、「教育実習の指導案の書き方と例文」の記事も参考になります。
指導案の基本構成や、評価されやすい書き方を確認しておくと、実習前の不安を減らせます。
空き時間にスマホを見ない
教育実習中、空き時間だからといってスマホを見るのは避けましょう。
たとえ私用ではなく調べ物だったとしても、周囲から見ると「実習に集中していない」と受け取られる可能性があります。
空き時間には、次のようなことをするのがおすすめです。
授業観察記録を整理する
実習日誌を書く
次の授業準備をする
指導教員からの助言を見直す
教材研究を進める
学校現場では、空き時間の使い方も見られています。
何をしてよいか分からない場合は、
「空き時間に進めておくべきことはありますでしょうか」
と確認するとよいでしょう。
生徒とは適切な距離感を保つ
教育実習では、生徒と良い関係を築くことも大切です。
ただし、友達のように接するのは避けなければなりません。
実習生は学生であっても、学校現場では教師側の立場です。
呼び方、言葉遣い、会話の内容には注意しましょう。
特に次のような行動は避けるべきです。
生徒と友達口調で話しすぎる
特定の生徒だけをひいきする
個人的な連絡先を交換する
休み時間に過度にふざける
生徒の悪口や噂話に乗る
生徒から親しみを持たれることは悪いことではありません。
しかし、教師としての距離感を崩すと、指導教員からの評価にも影響します。
前日準備を徹底する
教育実習で慌てる原因の多くは、準備不足です。
当日の朝に教材や持ち物を確認すると、忘れ物や印刷ミスが起こりやすくなります。
前日のうちに、次の項目を確認しておきましょう。
指導案
教材
配布物
筆記用具
名札
実習日誌
授業で使う資料
板書計画
教室移動の有無
前日準備ができていると、当日の表情や行動にも余裕が出ます。
余裕がある実習生は、指導教員から見ても安心感があります。
注意された後の態度を大切にする
教育実習では、誰でも注意を受けることがあります。
大切なのは、注意されたこと自体ではありません。
その後の対応です。
注意されたときに言い訳をすると、印象が悪くなりやすいです。
まずは素直に受け止めましょう。
使いやすい例文は次の通りです。
「ご指摘ありがとうございます。」
「次回は改善できるよう取り組みます。」
「確認不足でした。申し訳ありません。」
「同じことを繰り返さないように注意します。」
指摘を受けた後に改善が見えると、評価はむしろ上がることもあります。
教育実習では、完璧さよりも成長する姿勢が重視されます。
分からないことをそのままにしない
教育実習中に分からないことがあるのは当然です。
問題なのは、分からないまま進めてしまうことです。
「こんなことを聞いたら恥ずかしい」と思う必要はありません。
聞くことは恥ではありません。
聞かないまま失敗する方が問題です。
指導教員への質問方法が分からない方は、「教育実習で指導教員に質問する例文集」の記事も参考にしてください。
質問するタイミングや、失礼にならない聞き方を確認しておくと、実習中に相談しやすくなります。
実習日誌は感想だけで終わらせない
実習日誌は、単なる感想文ではありません。
「楽しかった」「難しかった」だけでは、学びが伝わりにくくなります。
評価されやすい実習日誌では、
事実
気付いたこと
学んだこと
次に改善すること
が具体的に書かれています。
たとえば、次のように書くと内容が深くなります。
「授業中、生徒への発問が抽象的になり、反応が少なかった。次回は発問を短くし、答えやすい形に改善したい。」
このように、事実と改善点をセットで書くことが大切です。
実習日誌の書き方に悩む場合は、「教育実習日誌の書き方と例文」の記事も参考になります。
評価されやすい記録の残し方を確認しておくと、毎日の記入が楽になります。
教育実習でやってはいけないNG行動20選
教育実習では、授業の失敗よりも日常の行動で評価を下げるケースがあります。
ここでは、実習生が特に注意したいNG行動を紹介します。
NG1:指導教員に確認せず授業内容を変える
指導案で決めた内容を、当日に自己判断で大きく変えるのは避けましょう。
授業の流れを変えたい場合は、必ず事前に指導教員へ確認する必要があります。
教育実習では、授業内容そのものだけでなく、準備や相談の過程も見られています。
NG2:教材を独断で追加する
「この教材も使った方が分かりやすいかも」と思っても、独断で追加するのは危険です。
教材によっては、学校の方針や授業進度に合わない場合があります。
追加したい教材がある場合は、
「こちらの教材を補助的に使いたいと考えていますが、問題ないでしょうか」
と確認しましょう。
NG3:提出物が遅れる
指導案や実習日誌の提出が遅れると、信頼を失いやすくなります。
提出物の遅れは、授業力以前の問題として見られることがあります。
期限を守ることは、社会人としての基本です。
余裕を持って準備し、早めに提出する意識を持ちましょう。
NG4:実習日誌が感想だけになる
「今日は楽しかったです」
「授業が難しかったです」
だけでは、実習日誌として内容が不十分です。
実習日誌には、具体的な事実と学びを書く必要があります。
何を見て、何に気付き、次にどう改善するのかを意識しましょう。
NG5:職員室でスマホを触る
職員室でスマホを触る行動は、実習に集中していない印象を与えやすいです。
緊急連絡以外では、できるだけ使用を控えましょう。
調べ物が必要な場合も、事前に確認するか、学校のルールに従うことが大切です。
NG6:注意されたときに言い訳をする
注意されたときに、
「でも」
「それは」
「自分ではそういうつもりではなくて」
と言い訳から入ると、印象が悪くなりやすいです。
まずは、
「ご指摘ありがとうございます」
と受け止めることが大切です。
理由を説明する必要がある場合も、最初に謝罪や感謝を伝えてからにしましょう。
NG7:生徒と友達のように接する
生徒と仲良くなることは大切ですが、友達のような距離感になるのは避けましょう。
教師としての立場を忘れると、学級経営や安全面にも影響します。
特定の生徒とだけ親しくすることも注意が必要です。
公平に接する姿勢を意識しましょう。
NG8:同じ注意を何度も受ける
一度注意されたことを繰り返すと、改善意欲がないと見られてしまいます。
指摘を受けたら、必ずメモを取り、次回の行動に反映しましょう。
教育実習では、失敗しないことよりも、同じ失敗を繰り返さないことが大切です。
NG9:分からないのに質問しない
分からないことをそのままにして進めると、大きな失敗につながります。
教育実習中は、質問することも学びの一つです。
「自分なりに考えたのですが、確認してもよろしいでしょうか」
と伝えると、丸投げではなく主体的に考えている印象になります。
NG10:時間を守らない
遅刻、提出遅れ、授業開始時間への準備不足は、評価に大きく影響します。
学校現場では、時間を守ることが非常に重視されます。
実習中は、常に5分前行動を意識しましょう。
特に朝の出勤、授業準備、職員室への移動は余裕を持って行動することが大切です。
教育実習でやってはいけないNG行動20選(続き)
NG11:報告・連絡・相談を後回しにする
教育実習で起こるトラブルの多くは、報連相不足が原因です。
授業準備が間に合わない。
教材作成で悩んでいる。
生徒対応で迷っている。
このような状況になったときは、早めに相談しましょう。
特に実習生が陥りやすいのが、
「もう少し頑張ってから相談しよう」
という考え方です。
しかし、ギリギリになって相談される方が指導教員は対応しづらくなります。
困ったら早めに相談することを徹底しましょう。
NG12:フィードバックをメモしない
授業後には必ず指導教員から助言や改善点をいただく機会があります。
その場で聞いて終わりにしてしまうと、同じミスを繰り返しやすくなります。
評価される実習生は、フィードバックを必ず記録しています。
【例文】
「大切なご指摘なのでメモを取らせていただいてもよろしいでしょうか。」
メモを取る姿勢そのものが、学ぶ意欲として評価されることもあります。
NG13:授業観察をなんとなく行う
授業観察は、ただ教室の後ろで見ていればよいわけではありません。
評価される実習生は、授業中に次のような視点で観察しています。
教師の発問方法
板書の工夫
生徒への声掛け
授業展開の流れ
学級経営の工夫
観察した内容を記録しておくと、自分の授業づくりにも役立ちます。
NG14:失敗を隠そうとする
失敗したときに最もやってはいけないことは隠すことです。
実習中は誰でも失敗します。
しかし、隠そうとすると問題が大きくなります。
例えば、
配布物を間違えた
連絡事項を忘れた
教材を準備できなかった
このような場合は、すぐに報告しましょう。
【例文】
「私の確認不足でした。申し訳ありません。」
「すぐに対応いたします。」
誠実な対応は信頼につながります。
NG15:改善行動を見せない
教育実習では失敗そのものよりも、その後の改善が重視されます。
同じミスを何度も繰り返すと評価は下がります。
一方で、
「前回の指摘を改善しました」
「今回は発問を短くしました」
など、改善が見える実習生は高く評価されます。
【例文】
「前回ご指摘いただいた点を修正しましたので、ご確認いただけますでしょうか。」
改善報告も積極的に行いましょう。
NG16:指導教員を避ける
注意を受けると、気まずくなって距離を取ってしまう実習生がいます。
しかし、それは逆効果です。
教育実習で重要なのは、指摘後の行動です。
改善内容を報告したり、自分から相談したりすることで信頼関係は回復できます。
むしろ積極的にコミュニケーションを取ることを意識しましょう。
NG17:授業準備を当日に行う
授業の失敗は準備不足から起こることがほとんどです。
当日の朝に教材作成や指導案確認を行うと、ミスが発生しやすくなります。
授業準備はできる限り前日までに終わらせましょう。
特に確認したい項目は以下の通りです。
指導案
板書計画
教材
配布物
ICT機器
授業時間配分
準備不足による失敗は防げる失敗です。
NG18:生徒と個人的につながる
教育実習中は、生徒との距離感に十分注意する必要があります。
SNS交換
LINE交換
個人的な連絡先交換
写真の個人送信
これらはトラブルの原因になるため避けましょう。
教師として適切な距離感を保つことが重要です。
NG19:感情的になる
教育実習中は緊張や疲労が重なります。
しかし、
生徒に強く言い返す
不機嫌な態度を見せる
表情に出す
といった行動は避けるべきです。
特に生徒は実習生の様子をよく見ています。
感情的になったときほど冷静な対応を心掛けましょう。
NG20:最後まで気を抜く
実習最終日も評価対象です。
実習が終わりに近づくと安心してしまう人もいます。
しかし、
最後の授業
最後の職員室での対応
お礼の挨拶
片付け
これらも見られています。
最後まで誠実に取り組むことで、良い印象のまま実習を終えられます。
指導教員と良好な関係を築くコツ
教育実習で最も大きな影響を与えるのが指導教員との関係です。
実習評価の多くは、日々のやり取りや改善姿勢から判断されます。
良好な関係を築くために必要なのは、特別なコミュニケーション能力ではありません。
報告・連絡・相談を丁寧に行うことです。
質問するタイミングを意識する
指導教員にも授業や校務があります。
忙しい時間帯に長時間質問するのは避けましょう。
質問しやすい時間帯は、
授業終了後
昼休み
放課後
が基本です。
【例文】
「お時間よろしいでしょうか。授業について確認したいことがあります。」
一言添えるだけで印象は大きく変わります。
質問内容を具体的にする
漠然と質問すると、相手も答えづらくなります。
【NG例】
「授業どうしたらいいですか?」
【良い例】
「発問の順番について確認したいのですが、この流れで問題ないでしょうか。」
質問前に自分なりに考えておくことも大切です。
指摘を素直に受け止める
注意されたときは言い訳をせず、まず受け止めましょう。
【例文】
「ご指摘ありがとうございます。」
「改善できるよう修正します。」
この姿勢が信頼につながります。
相手の忙しさに配慮する
先生方は非常に忙しいです。
話しかけるタイミングにも気を配りましょう。
【例文】
「お忙しいところ申し訳ありません。後ほどお時間をいただくことは可能でしょうか。」
配慮できる実習生は好印象を持たれやすくなります。
遠慮しすぎない
実習生の中には遠慮しすぎて質問できなくなる人もいます。
しかし教育実習は学ぶ場です。
【例文】
「自分なりに考えたのですが、ご意見をいただけると助かります。」
積極的に学ぶ姿勢を見せることが大切です。
教育実習で評価される実習生の共通点
教育実習では授業力だけで評価されるわけではありません。
現場の先生方は総合的に実習生を見ています。
授業が多少うまくいかなくても問題ありません。
むしろ重要なのは、
挨拶
時間厳守
礼儀
報連相
改善姿勢
です。
指摘された後に改善できる
評価される実習生は、注意された後の成長が見えます。
同じ失敗を繰り返さず、改善を行動で示します。
自分から報告できる
同じ失敗でも、
報告する人
報告しない人
では評価が大きく変わります。
小さなことでも共有する習慣を身につけましょう。
生徒に公平に接する
教師として大切なのは公平性です。
特定の生徒だけを特別扱いしないよう注意しましょう。
感情的にならず、落ち着いた対応を意識することが大切です。
社会人としてのマナーがある
教育現場では社会人としての基本マナーも重視されます。
服装に不安がある方は「教育実習の服装マナー完全ガイド」の記事も参考にしてください。
男女別の具体例や避けるべき服装を詳しく解説しています。
教育実習で授業の失敗を防ぐための準備方法
教育実習では、「授業で失敗したらどうしよう」と不安になる人が多くいます。
しかし、実際に起こる授業の失敗の多くは準備不足が原因です。
反対に言えば、事前準備を徹底することで大きな失敗はかなり防げます。
ここでは授業前に必ず行っておきたい準備を紹介します。
指導案は完成後ではなく途中で確認してもらう
実習生によくある失敗が、完成した指導案を授業直前に提出することです。
しかし、完成後に大幅な修正を求められることも珍しくありません。
そのため、
授業のねらい
導入部分
発問内容
まとめ方
など、途中段階で確認してもらうことが大切です。
【例文】
「現在この段階まで作成できました。方向性に問題がないか確認していただけますでしょうか。」
早めの確認は失敗予防につながります。
時間配分を細かく決めておく
授業で最も多い失敗の一つが時間不足です。
導入に時間を使いすぎてまとめができなかった。
発問が長引いて活動時間が足りなくなった。
こうした失敗は珍しくありません。
授業前には、
導入5分
展開30分
まとめ10分
など具体的な時間配分を決めておきましょう。
時間配分を書き込んだ指導案を持つだけでも安心感が大きく変わります。
板書計画を事前に作る
授業中に板書内容を考えると焦りやすくなります。
特に初めて授業を行う実習生は、何を書くかを事前に決めておきましょう。
板書計画があると、
授業の流れが整理される
時間配分が安定する
説明漏れを防げる
というメリットがあります。
授業後は必ず振り返りを行う
授業が終わったら、その日のうちに振り返りを行いましょう。
重要なのは感情ではなく事実を記録することです。
【悪い例】
「うまくできなかった。」
【良い例】
「発問が長くなり、生徒の発言時間が不足した。次回は発問を短くする。」
改善につながる振り返りを意識しましょう。
フィードバックを積極的にもらう
授業後には指導教員から助言をいただく機会があります。
その機会を逃さないことが大切です。
【例文】
「本日の授業で改善すべき点をご指導いただけますでしょうか。」
成長意欲が伝わる質問になります。
校種別に気を付けたい教育実習のポイント
教育実習は校種によって重視されるポイントが異なります。
小学校、中学校、高校それぞれで意識したい点を確認しておきましょう。
小学校実習で意識したいこと
小学校では授業だけでなく生活指導も重要です。
休み時間
給食時間
掃除時間
朝の会
帰りの会
など、授業以外の場面も評価対象になります。
子どもたちとの関わり方や安全管理への意識も見られています。
中学校実習で意識したいこと
中学校では生徒指導の視点も重要になります。
思春期の生徒との距離感を適切に保つことが求められます。
また、
部活動
学級経営
進路指導
などについても学ぶ機会があります。
授業以外の時間も積極的に観察しましょう。
高校実習で意識したいこと
高校では教科専門性がより重視されます。
教材研究不足は授業の質に直結します。
教科書だけでなく、
学習指導要領
副教材
過去の授業資料
なども確認しておくと理解が深まります。
共通して大切なこと
校種が違っても共通して重要なのは次の3つです。
挨拶
報連相
時間厳守
どの学校でも評価される基本行動です。
教育実習で怒られたときの正しい対処法
教育実習では誰でも一度は注意や指導を受けます。
厳しく指摘されると、
「評価が下がったかもしれない」
「もう信頼されていないかもしれない」
と不安になることがあります。
しかし、多くの場合はその後の対応の方が重視されています。
まずは素直に受け止める
注意されたときに言い訳をすると印象が悪くなります。
まずは受け止めましょう。
【例文】
「ご指摘ありがとうございます。」
「確認不足でした。」
「申し訳ありません。」
この姿勢だけでも評価は大きく変わります。
改善策を考える
謝罪だけで終わらせないことが大切です。
改善策を具体的に考えましょう。
【例文】
「次回からは事前確認を徹底いたします。」
「授業前に再度見直しを行います。」
改善策があると前向きな印象になります。
メモを取る
注意された内容は必ず記録しましょう。
後から振り返ることで同じ失敗を防げます。
改善を行動で示す
評価されるのは反省ではなく改善です。
次回の授業や日常行動で変化を見せることが重要になります。
指導教員を避けない
怒られた後に距離を取る実習生もいます。
しかし、それでは改善が伝わりません。
むしろ積極的に改善報告を行いましょう。
教育実習中に厳しく指導されて落ち込んだ経験がある方は、
「教育実習で怒られて泣いた私が立ち直った方法|評価への影響と乗り越え方」
の記事も参考になります。
教育実習前チェックリスト
実習前の準備ができていると不安は大きく減ります。
実習開始前に次の項目を確認しておきましょう。
持ち物チェック
筆記用具
名札
腕時計
メモ帳
印鑑
クリアファイル
予備の筆記用具
ハンカチ
ティッシュ
実習資料
忘れ物防止のため前日に確認しておきましょう。
教育実習直前の準備には「教育実習の持ち物チェックリスト」の記事も役立ちます。
服装チェック
スーツまたは学校指定の服装
清潔感のある髪型
派手すぎないアクセサリー
歩きやすい靴
教育現場では清潔感が最も重要です。
事前確認チェック
集合時間
集合場所
担当学年
担当教科
提出物
連絡先
実習校からの案内資料を再確認しておきましょう。
学習準備チェック
教材研究
学習指導要領確認
授業観察の視点整理
質問事項の整理
早めに準備を始めるほど余裕が生まれます。
教育実習に関するよくある質問
Q1.教育実習で最も多い失敗は何ですか?
最も多いのは報告・相談不足です。
迷ったときに確認しないことで問題が大きくなるケースがよくあります。
Q2.指導教員に怒られたら評価は下がりますか?
怒られたこと自体よりも、その後の対応が重要です。
改善が見られれば評価が大きく下がることは少ないでしょう。
Q3.授業で失敗したら不合格になりますか?
授業の失敗だけで不合格になることはほとんどありません。
改善しようとする姿勢の方が重視されます。
Q4.実習中にスマホは使えますか?
学校によってルールは異なりますが、緊急時以外は控える方が無難です。
Q5.実習日誌は何を書けばよいですか?
感想だけでなく、
事実
学び
改善点
を書くことが大切です。
Q6.指導教員に何を質問すればよいですか?
授業観察中に気付いたことをメモしておくと質問が見つかります。
授業展開や発問の意図などを聞くと学びが深まります。
まとめ
教育実習で失敗しないために最も大切なのは、授業の上手さではありません。
勝手に判断せず、報告・連絡・相談を徹底することです。
そして、
挨拶をする
時間を守る
質問する
改善する
という基本行動を継続できれば、大きな失敗をする可能性は低くなります。
教育実習は完璧な教師になるための場ではありません。
教師として学び続ける姿勢を身につける場です。
失敗を恐れすぎる必要はありません。
一つひとつの経験を大切にしながら、自信を持って教育実習に臨んでください。