夏の訪れと共に、気温も上昇し、
私たちは日々の生活に暑さを感じる季節がやってきました。

そして、この時期には大切な人々に向けて、
「暑中お見舞い」のメッセージを送る機会も訪れます。

しかし、
どのように書けば相手の心に響き、特別な印象を残せるのでしょうか?

本記事では、2023年最新の暑中お見舞いの書き方と素敵な例文を紹介します。

具体的な書き方のポイントや注意点も解説します。

携帯電話でメールのごあいさつをするのは簡単ですが、
今だからこそ、手書きのはがきにこだわりたいものです。

パソコンソフトを利用してはがきを作成される方は、
手書きの部分をぜひ残してくださいね。

手書きのはがきは人間味が感じられ、相手への印象も良くなりますよ。

暑中見舞いの返事に困ったら?使える例文とコツを大公開!

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目次

暑中お見舞いの意味・由来

「暑中見舞い」は、
猛暑期に普段なかなか会えない方やお世話になった方の、
健康を気遣い壮健に過ごして欲しいとの願いを届ける夏のあいさつ状です。

近況報告などをかわす意味合いもあります。

この習慣は、江戸時代に生まれたといわれています。

その由来は、
お盆に里帰りする際、直接、品を持参して祖先の霊に捧げていたことによります。

江戸時代になると、お世話になっている人全般への贈答の習慣になっていきました。

遠方で訪問できないお宅には、飛脚便を使って贈り物や書状を届けていました。

それが、明治6年の郵便制度の発達とともに、
この贈答の習慣が簡素化されあいさつ状を送る習慣になっていき、
大正時代に現在の「暑中見舞い」という形が定着しました。

暑中見舞いは、お盆に親元や仲人などを訪問し、贈り物をする風習が簡略化したものです。

最近は、相手先を訪問するかわりにはがきで見舞い状を出すようになり、
贈答の風習としては、今もお中元として受け継がれています。

はがきは形式にこだわらなくてもいい!

はがきの冒頭は、
「暑中お見舞い申し上げます」
「暑中お伺い申し上げます」と、

季節のごあいさつの言葉をはがきの書き出しにします。


後は形式にこだわらず、相手の安否を尋ね、
そして自分の近況を知らせるとよいでしょう。

はがきの内容は、プライベートな色合いを出してもOK。

また引越し、転勤、結婚、出産など
お知らせを兼ねてはがきを送ることもできます。

暑中見舞いの期間はいつからいつまで?

「暑中」とは、夏の暑い時期という意味で、
二十四節気の小暑と大暑の時期を指す場合や、夏の土用を指す場合があります。

(夏の土用は、小暑の終盤~大暑の時期にあたります)。

【小暑】 7月7日頃~7月22日頃(大暑までのおよそ15日間)

「小暑(しょうしょ)」は、季節の指標である「二十四節気」の11番目の節気。

「暑さがだんだん強まっていく時期」という意味です。

「暑中見舞い」は小暑に入って梅雨が明けてから、立秋までに出すようにしましょう。

暑中見舞いは梅雨明け~立秋(8月上旬)まで

【大暑】 7月23日頃~8月6日頃(立秋までのおよそ15日間)

大暑(たいしょ)とは「夏の暑さが本格的になる頃」という意味です。

二十四節気の12番目で、
夏を6つに分けたうちの最後の節気小暑と次の節気である大暑(たいしょ)を合わせた約1カ月間は、
「暑中」と呼ばれる最も厳しい暑さの続く時期。

梅雨明け間近でゲリラ豪雨も発生しやすい時期でもあります。

夏土用(なつどよう)とは?

【夏の土用】 7月20日頃~8月7日頃(立秋前のおよそ18日間)

夏土用(なつどよう)とは、夏の土用の期間を指す言葉です。

※2023年の土用の丑の日は7月30日(日)です。

また、
夏土用は梅雨時に仕込んだ梅干しを天日干しするのに最適な時期と言われています。

夏の、と言う通り土用は夏以外の季節、春、秋、冬にもあり、
それぞれを春土用、秋土用、冬土用と言います。

つまり土用は一年で4回あるわけなのですが、圧倒的に知名度が高いのは夏土用です。
夏土用の場合は、季節が夏から秋へと変わる前の期間となっています。

四季の中でも夏土用の期間は暑さが本格的になり、体調を崩しやすいことから、
「夏土用の丑の日」は夏バテの解消や疲労回復のために、柿の葉を入れた薬草風呂に入ったり、
お灸をして体調管理に務めていたようです。

夏土用の丑の日に鰻を食べるのも、上記の理由と同じく夏バテの予防や疲労回復のためです。

遅くなってしまったら「残暑見舞い」へ

【立秋】 8月8日頃~8月22日頃(処暑までのおよそ15日間)

「立秋(りっしゅう)」は、季節の指標である「二十四節気」の13番目の節気。
立秋は、秋の始まりとされる節気です。

「秋の兆しが見え始める頃」という意味です。

※日付はその年によって異なります。

夏の盛りに相手の安否を気づかい、自分の様子を知らせる
「暑中見舞い」を出す時期は、小暑~立秋前まで、あるいは夏の土用とされています。

でも梅雨の最中では的外れとなってしまうため、
「暑中見舞い」のはがきは梅雨明け後から立秋までに出すとよいでしょう。

立秋を過ぎたら「残暑見舞い」にして、処暑までを目安に、
遅くとも8月末までには、はがきが届くようにします。

暑中お見舞い:宛名の書き方

宛名は、手紙の第一印象に当たるものです。
どんなに内容が良くても表書きが雑であれば好印象になりません。

バランスを考えながら、楷書で丁寧に書きましょう。

  1. 住所

    住所は郵便番号の右端のラインに揃え、
    上から一文字下げたところから書き始めます。
     
    都道府県を略さずに書くのがマナーです。
    アパート名やマンション名なども省略せずに記入しましょう。

    また、番地は縦書きの時は漢数字(一、二、三)、
    横書きの時はアラビア数字を(1、2、3)で書きます。

  住所が正確ではないと誤配につながるため、
  マンション名や部屋番号まできちんと記載しましょう。

  改行後は1文字下げて書き始めると、バランスが良くなります。

2.肩書き・役職名

  上司や取引先の人などに送る場合は、
  会社名や部署名、役職を入れる場合もあります。

  肩書きや役職名を書く場合には、氏名の上にやや小さい字で書きましょう。

  「肩書き・役職名+氏名+様」をセットにします。  

  また、会社名や部署名を入れる場合は、名前の横にやや小さい字で書きます。
  部署名は社名の下に、一文字分空けて書きましょう。
  例:「株式会社○○ 総務部」

3. 氏名

相手の名前は中央の郵便番号から一文字下げたところから書き始めます。
住所より大きな文字で書きましょう。

4.敬称

  敬称は原則として、個人宛は「様」、
  会社や団体宛は「御中」と書きましょう。

  恩師や医師、弁護士、会計士などは「先生」とするのが一般的です。

  ただし、相手が恩師や医師などでも、個人的に親密な付き合いがある場合は、
 「様」でも良いとされています。

  連名の場合は、それぞれの名前の下に「様」をつけます。

5.差出人の名前と住所

  差出人の名前と住所は、宛名面か裏面かのどちらかに記載します。

  宛名面に記載する場合は、
  差出人の住所と名前を下の郵便番号の幅に収まるようにします。

  自分の住所と名前は相手の住所と名前より小さめに書きましょう。
  これは、自分の情報を相手よりも小さく書き、相手に対してへりくだる姿勢を示すためです。

暑中お見舞い:具体的な書き方とマナー

暑中見舞いは基本的に以下のように構成されています。

  1. お見舞いの挨拶
  2. 本文
  3. 結びの挨拶
  4. 日付

相手によって書き方も違ってきますが、
文面構成の流れに沿うと書きやすいでしょう。

1.暑中お見舞いの挨拶

「暑中お見舞い申し上げます」

まず、
「暑中お見舞い申し上げます」や「暑中お伺い申し上げます」など、
お見舞いの挨拶を書きます。

相手が目上の方の場合には、
「見舞い」でななく「お伺い」にして、
「暑中お伺い申し上げます」「残暑お伺い申し上げます」
とすると礼儀にかないます。

次から始まる本文よりも、大きめの字で書くと見栄えが良くなります。

はじめに「暑中お見舞い申し上げます」「残暑お見舞い申し上げます」と書きます。

本文より少し大きめの字で書くと良いとされています。

また、全体の文の中で、
この部分だけ、句点(。)を付けないのが正式な書き方です。

2.本文

「暑さの厳しい季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか」

主文は、時候の挨拶と相手の健康を気遣う言葉から始めます。

「暑い日が続いていますがおかわりございませんか」など、
時候の挨拶は、自分が感じている季節感を入れるのがおすすめです。

自分でなく、相手が住んでいる土地の気候に合わせた表現などが良いでしょう。

さらに、近況報告があれば続けましょう。
自分や家族の近況など、自分ならではのエピソードを添えます。

「平素はご無沙汰をしまして、申し訳ございません。
おかげさまで、私ども家族全員、元気に暮らしておりますのでご安心下さい。」


頭語と結語は特に入れる必要はないとされています。

相手を気遣う言葉を先に書き、自分のことは後から書くようにしましょう。

相手が心配になるような内容ではなく、
幸せや希望を感じたり、季節を感じさせたりする言葉がおすすめです。

3.結びの挨拶

「暑さ厳しき折柄、どうかくれぐれもご自愛ください」

相手の健康を気遣い、無事を祈る一言で文章を締めくくります。

一年中で最も暑くなる時期です。
相手の体調を気づかう言葉を必ず入れましょう。

4.日付

「令和○○年盛夏」

日付けを書く場合には、年月のみ「令和○年○月」としたり、
年数の下に、「令和〇年 盛夏」などと入れるが一般的です。

ただし、「令和〇年 〇月〇日」としても、失礼にはなりません。

例:「令和○○年 盛夏」

・盛夏 … 梅雨明け頃から立秋までの夏の一番暑い時期を表す季語です。

・晩夏 … 夏の終わりを表す季語です。

・立秋 … 暦の上では秋となる8月7日頃のことです。
この日を過ぎると「残暑見舞い」となります。

・葉月 … 陰暦の8月のことです。

親しい間柄なら、
あえて決まり文句の「暑中お見舞い申し上げます」を書かず、
「梅雨が明けて夏本番となりましたが、お元気ですか」
「暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか」
のように書きだし、ひと味違う雰囲気にする方法もあります。

暑中を過ぎたら「残暑が続いておりますが」とすればOK。

また、相手を立てて書くのも大切で、話題の順番は相手が先で自分はその後。

書く位置も相手の名前や話題が、
自分よりも下にならないよう配慮しましょう。

例えば「私は元気ですが、そちらはいかがでしょう」はNGです。

暑中お見舞いは、縦書きと横書きどちらが良い?

明確な決まりはないため、どちらでもOKとされています。

ただし、縦書きの方がフォーマルとされているため、
目上の方や改まった内容の場合は縦書きをおすすめします。

親しい人に親しみをこめて送ったり、
デザインによって横の方が見やすかったりするときは、
横書きの方が効果的な場合もあります。

暑中お見舞い:はがきの例文

暑中お見舞いはがきの例文:一般向け

盛夏のお見舞い申し上げます。

相変わらずの暑さが続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

平素はご無沙汰をしまして、申し訳ございません。

おかげさまで、私ども家族全員、
元気に暮らしておりますので、ご安心下さい。

まだ当分は暑さが続くとのことです。

くれぐれもご自愛のほどお祈り申し上げます。

暑中お見舞いはがきの例文義理の両親あて

暑中お見舞い申し上げます

毎日暑い日が続きますが、
鳴滝の風で涼を得ながらお元気にお暮らしのことと存じます。

日頃から、たくさんのお野菜やお心遣いをいただき、心から感謝いたしております。

近いうちに、また○○(子供の名前)を連れて遊びにまいります。

今年も親族みなが集まって恒例のバーベキューを楽しめますことを幸せに思っております。

例年より暑さ厳しき折、くれぐれもお身体おいといください。

令和○年 盛夏

暑中お見舞いはがきの例文友人宛

暑中お見舞い申し上げます。

暑さことのほか厳しい毎日ですが、いかがお過ごしですか。

この暑さに大人は本当に、まいっていますが、
我が家の子どもたちは、元気いっぱいです。

いつもご無沙汰ばかりしてごめんなさい。

最近は忙しくしていますが、
この夏しっかり休みを取ろうと思っています。

今年こそ、
そちらへお邪魔しようと計画していましたが、
お盆の帰省もままならず、お目にかかれないのが残念です。

でも、
お正月には家族揃って帰省出来ることを願っています。

その節はどうぞよろしくお願いします。

暑い日が続いていますが、くれぐれもお体に気をつけてください。

暑中お見舞いはがきの例文:上司宛

暑中お伺い申し上げます。

連日の猛暑にもめげず、
お変わりなくお過ごしのことと存じます。

平素は何かとお世話になり、ありがとうございました。

おかげさまで、
私ども皆つつがなく暮らしておりますので、ご安心下さい。

まだまだ厳しい暑さが続きそうでございますが、ご自愛のほど、お祈り申し上げます。

残暑お見舞いの例文

・残暑お見舞い申し上げます。

暦の上では秋とはいえ、なお暑い日が続いておりますが、
皆さま、お元気でいらっしゃいますでしょうか。

お陰様で、わたくしたち家族全員、夏バテもせずつつがなく暮らしております。

夏のお疲れが出るころですので、
どうぞお身体にはお気をつけて健やかにお過ごしくださいますようお祈り申し上げます。

  令和○○年 立秋残暑見舞い

暑中お見舞いの文の中にコロナ禍の言葉を盛り込みたい場合


時節柄、新型コロナに触れたいときの一文の例を紹介します。

・暑さだけでなく、感染予防への配慮が欠かせない日々が
まだまだ続いておりますが、皆様はお変わりなくお過ごしでしょうか。  

今年はお盆に帰省する予定です。
3年ぶりにお会いできますように。

・コロナが5類に移行しましたが、お互い気をつけて過ごしましょう。

コロナの状況が落ち着き、感染への不安の日々がなくなり、
気兼ねなく会える日が一日も早くお訪れることを願っています。

・先日はやっと会えて本当に嬉しかったです。

まだまだ、コロナウイルスに対する配慮が欠かせない日々が
続いておりますが、お互い健康に気をつけて過ごしましょう。

・近いうちにお会いして積もる話をいたしましょう。

コロナだけでなく暑さへの配慮も欠かせませんが、
皆さま何卒ご自愛のほどお願い申し上げます。

これからも、コロナウイルスへの注意が欠かせない日々が
続くとは思いますが、皆様のご健康を心よりお祈り致します。

今度リアル飲み会をして、冷たいビールで乾杯しましょう。

3年以上続くこのコロナ禍で、暮らしの変化を余儀なくされ、
山本様のお仕事も影響が受けられたのではと、皆で心配しております。
何か出来ることがありましたら、遠慮なくおっしゃってくださいませ。

コロナだけでなく暑さへの配慮も欠かせませんが、
皆さま何卒ご自愛のほどお願い申し上げます。

コロナウイルスの影響が収まらない日々が、まだ続いておりますが、
〇〇様におかれましてはご健康に充分に留意され、
ご自愛くださるよう心よりお祈りしております。

【2023年最新】コロナ禍で使える時候の挨拶!やわらかい表現の結びの言葉を紹介
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暑中お見舞いの品を贈る時の言葉

暑中お見舞いの品を送る際には、以下のような言葉のメッセージを添えることが一般的です。

暑中お見舞いの品を贈る時の言葉:例文

暑中お見舞い申し上げます

寝苦しい日々が続いておりますが 皆様いかがお過ごしでしょうか。

まだまだ厳しい暑さが続きますので、
冷やして食べられる○○を別送いたしました 。

どうぞ皆様でお召し上がりください。

まだしばらくは厳しい暑さが続きますが、
体調にはくれぐれもお気をつけ下さいませ。

令和○年 盛夏

暑中お見舞い申し上げます

寝苦しい日々が続いておりますが、
○○様におきましては、健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます。

平素は何かとお気遣いいただき誠にありがとうございます。

久しくご無沙汰してしまい申し訳ございません。

日頃の感謝の気持ちを込めまして心ばかりの品ではございますが○○○をお贈りしました。

ご笑納頂けますと幸いです。

まだしばらくは厳しい暑さが続きますが、体調にはくれぐれもお気をつけ下さいませ。

令和○年盛夏

いつもお世話になっております。

暑い夏が続く中、
〇〇様のお健やかなお姿を思い浮かべ、心よりお見舞い申し上げます。

この暑さの中、お体の疲れやお熱中症など、ご自愛くださいませ。

少しでも涼を感じていただけるよう、
ささやかではございますが、暑中見舞いの品をお送りいたします。

〇〇様のご健康とご多幸をお祈りしております。

どうぞくれぐれもご自愛ください。

暑中お見舞いを送る気持ちを込めて、心よりお届け申し上げます。

贈答品へのお礼を兼ねて

・暑中お見舞い申し上げます。

○○様(相手氏名)には日頃なにかと御配慮を頂き、ありがとうございます。

さて、先日はお心のこもったお中元の品をお送り頂き、
誠にありがとうございます。

何よりの好物、ありがたく拝受いたしました。

暑さ厳しい折から、御自愛のほどお祈りいたします。

取り急ぎ、暑中お見舞いかたがた、お礼のごあいさつとさせて頂きます。

なお、別送の品は軽少ながら感謝のしるしでございます。

お納め頂ければ幸いに存じます。

暑中見舞い・残暑見舞いへの返事は必要?

「暑中見舞い」「残暑見舞い」いずれをいただいた場合でも、
「礼儀としてお相手と交換するもの」と考え、こちらからも返事を送るようにします。

目上の方からいただいた場合は必ず送りましょう。

返事を出すときに気をつけたいのが、お相手に届く時期です。

先方からいただいたのが「暑中見舞い」であっても、
こちらから返事を出すときは「残暑見舞い」とすべき場合もあります。

送る時期を確認する意識を持ちましょう。

暑中見舞いをいただいた時の返事を書く際のポイント

暑中見舞いの返事を書く際には、
以下のようなポイントに留意すると良いでしょう。

適切な挨拶

まずは、相手に対する適切な挨拶をします。

一般的な挨拶文としては、
「お世話になっております」「先日はお世話になりました」などがあります。

感謝の気持ちを表す

相手からの暑中見舞いに対して、感謝の気持ちを表現しましょう。

「いただいた暑中見舞い、心より感謝申し上げます」
「お心遣いに深く感謝しております」など、謙虚な表現を使います。

返礼の言葉

相手へのお礼の言葉を述べます。
「お忙しい中、暑中見舞いをいただき、ありがとうございました」
「お心遣いに心から感謝しております」など、相手の思いやりに対して感謝の意を示します。

相手の安否についての言及

相手のご健康や安全を気遣う言葉を添えると良いでしょう。
「お変わりなくお過ごしのことと存じます」
「この暑い季節、くれぐれもご自愛ください」など、温かい言葉で気遣いを示します。

結びの言葉

最後に、適切な結びの言葉を添えましょう。
「引き続き、ご多幸とご健康をお祈り申し上げます」
「またお目にかかれる日を楽しみにしております」など、丁寧な言葉で締めくくります。

以下は一例ですが、具体的な関係性や状況に合わせて適宜アレンジしてください。

暑中見舞いをいただいた時の返事の書き方

暑中見舞いをいただいた時の返事の書き方の例文

・暑中お見舞い申し上げます。

先日は、ご丁寧に暑中見舞いをいただき、誠にありがとうございました。

お心遣いに感謝申し上げます。

おかげさまで、私ども一同、元気に過ごしております。

この暑さが続く中、お体には十分お気をつけください。

先日はお送りいただいた暑中見舞い、心より感謝申し上げます。

お忙しい中、お気遣いいただき、本当にありがとうございました。

いただいた暑中見舞いには、
〇〇様のお心遣いがたくさん詰まっていることを感じました。

その温かなお気持ちに心から感謝しております。

おかげさまで、私ども一同、元気に過ごしております。

この夏も残暑厳しくなることと思いますが、どうかご自愛ください。

・残暑見舞い申し上げます。

暦の上では秋になったとはいえ、まだまだ暑い日が続いています。

みなさま、お元気でいらっしゃいますか。

先だっては素敵な暑中見舞いをいただき、ありがとうございました。

暑い時期の涼やかな朝顔の写真に心癒されました。

変わらぬお気遣い、感謝いたします。

みなさま、お身体に気をつけてお過ごしください。

令和○年 立秋

暑中お見舞いのはがきの選び方

暑中お見舞いのはがきは、夏の季節感や気候に合ったデザインやメッセージを選ぶことで、
相手にさらなる心地よい印象を与えることができます。

暑中見舞い用のハガキは自分でデザインしても良いですし、
市販されているものを使う方法もあります。

相手の好みが分かっている親しい人以外は、
好みが分かれにくい一般的なデザインのものを選ぶのがおすすめです。

夏の風物詩が描かれているものや、白や青を基調とした涼し気なものなどが人気です。
たとえば、海、かき氷、スイカ、団扇などがあります。

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お中元のお礼状で好印象を!正しいマナーと実例集
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まとめ

この記事では、
暑お中見舞いのはがきを出す時期と、
書き方のマナーや例文を紹介しました。

「大いに暑い」の名前通り、1年でもっとも気温が高く、
暑さも厳しくなる節気「大暑」を迎えました。

道路には陽炎がゆらめき、空を見上げれば入道雲。

うだるような暑さが続きます。

こんなときにうれしいのが、
知人から届くはがきです。

こちらの体調を気づかう思いやりと、相手の近況に心も和みます。

夏の風物詩をあしらった暑中見舞いのはがきを
親しい方にしたためてはいかがでしょうか。