往復はがきを送るときに、書き方やマナーがあるのをご存じですか。
普段の生活で往復はがきをもらい返信する機会は
それほど多くありません。
だからこそ、いざというときに慌てずにすむよう、
往復はがきの仕組みや、返信の仕方、マナーなどを
しっかり押さえておきましょう。
この記事では、往復はがきの返信を出すときに、
特に注意したい書き方や送り方のマナーをご紹介します。
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目次
往復はがきの仕組みを知ろう
結婚式の招待状や同窓会の出席案内などで利用される
「往復はがき」は、ビジネスシーンでも頻繫に用いられています。
差出人が相手にメッセージを送るための「往信用はがき」と、
それに対して受け取った人が返事を返すための「返信用はがき」が、
ひと続きの1枚の用紙で作られているはがきが、「往復はがき」です。
往復はがきを送るときは、受け取り手の宛先が
表となるよう、二つ折りにして投函します。
受け取った人は、
往復はがきを真ん中で切り離し、
返信用の文面に内容を書いて差出人に送り返します。
郵政はがきの往復はがきは、往信の宛名面には水色の切手、
返信の宛名面には緑色の切手が、料額面印字されています。
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往復はがきの返信の書き方・送り方マナー
往復はがきの返信の表書きの書き方から解説していきます。
表書きの書き方
返信はがきは、表書きに返信先(招待主)の
宛名が記載されているのが一般的です。
書き方については、祝宴に出席する場合と、
欠席する場合の2パターンの方法があります。
送り方マナー
正式な文書は、毛筆か万年筆、筆ペンで書くのがマナーです。
招待状の返事は通常、2~3日以内、
遅くとも1週間以内に出すのが基本です。
招待する相手は、返事が届いてから
準備することが山のようにあります。
迷惑を掛けないためにも、マナーとして心得ておきましょう。
欠席するときのマナー
出席が難しいときは、いきなり、はがきを送ると
失礼になる可能性がありますので、まずは電話か、
メールで欠席する旨の連絡を入れておきましょう。
連絡するときは、先にお祝いの言葉を述べます。
次に「やむを得ず欠席するかもしれない」こと、
「予定を調整して出席できるよう努める」ことを伝えます。
その上で、返信はがきを出すことにより、
どうしても都合がつかなかった気持ちが、
主催者により伝わりやすくなるでしょう。
往復はがきの返信部分の投函マナー
往復はがきを受取って相手に出欠席の返事をする場合、
往信部分は切り取って、返信はがきのみを送付してください。
届いた時の逆(返信部分を表)に折りたたんで送付した場合
「この郵便物は、往信部を切り取ってありませんでしたので、
当局において切り取りました。」という張り紙が貼付されて
往信部分が返還されてきますので注意して投函しましょう。
往復はがきの返信用の宛名に付ける敬称
返信用の宛名には、マナーとして敬称を遠慮し、
名前に「行」や「宛」を付けている場合が多いです。
返信するときは「行」「宛」の字を斜線で消し、
宛名の下に改めて敬称を書き加えます。
個人宛ての場合は「様」、会社や部署などの場合は「御中」とします。
自分の名前に付いている敬称
当日の出席を書く欄は、
「御」の文字を2本の斜線で消し、「出席」または「欠席」の文字のみ、
○で囲み、下に「いたします」「させていただきます」などを書き加えるとより丁寧です。
欠席の場合は、
「所用のため残念ですが欠席させていただきます」
など簡単に欠席理由を記すと、気持ちが伝わりやすくなります。
同じく、「ご住所」「御住所」「お名前」「御芳名」と書かれているところは、「ご」「御」「御芳」の部分を2本線で消し、2文字以上の場合は斜線ではなく、縦方向の二重線で消すとよいでしょう。
結婚式など、お祝い事に関連する招待状の場合は、
斜線を使わず、代わりに「寿」の文字を用いることもあります。
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往復はがきの出欠席の回答に書き添えるひと言
回答に付け足すひと言文例を紹介します。
ぜひ、参考にしてみてください。
出席する場合のひと言:例文
・このたびは誠におめでとうございます。
喜んで出席させていただきます。
・幹事の方にはいろいろご手配、ありがとうございます。
このたびはお世話になります。よろしくお願いします。
相手との関係性を考慮して、相応しいメッセージを書いてくださいね。
欠席する場合のひと言:例文
・ご結婚おめでとうございます。ご招待いただき嬉しく存じます。
あいにくはずせない用があり、うかがえませんが、
末永いお幸せをお祈りいたします。
・(〇〇賞受賞、新装開店など)おめでとうございます。
残念ながら当日は所用があり、出席がかないません。お許しください。
招待に出席できないときは、相手の気持ちを削ぐことのないよう、
より丁寧な言葉を書き添えたら喜ばれるのではないでしょうか。
まとめ
この記事では、往復はがきの返信を出すときに、
特に注意したい書き方や送り方のマナーをご紹介しました。
結婚式や同窓会といった、華やかな会の
招待状などに使われることが多い往復はがき。
せっかくのお祝いムードが台無しにならないよう、
普段から往復はがきの書き方や、返信のマナーを知り、
恥ずかしい思いをないように、マスターしておきましょう。