教員を目指す方が経験する一大イベントと言えば、教育実習ですね。
教師を目指す方にとっては、緊張しつつも楽しみでもある教育実習を
円滑に行うために、実習前にしておきたい事がいくつかあります。
その一つが、教育実習の受け入れに対する内諾のお礼です。
手紙を書くときに綺麗な手紙が書けずに悩んでいらっしゃる方がいたら、
別の記事で「きれいな手紙が書ける便箋と封筒」をご紹介しています。
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最近では、大学から
「内諾のお礼を、校長先生に書くように」と、
本人あてにメールが届くことも多いそうです。
そもそも、
教育実習に対する内諾のお礼が必要なのか?
内諾のお礼状はどのように書けばいいのか?
お礼状の基本的な書き方のポイントや例文をご紹介します。
目次
教育実習の内諾にお礼が必要?
教育実習は、
受け入れる学校にとっても楽しみなものですが、ちょっと負担でもあります。
もちろん学校としては、次世代を担う先生たちの
指導の力になりたいと心を砕いている事と思います。
でも実際には負担も大きいですよね。
教育実習を担当する指導教員は仕事が増えますし、
正直指導が大変な学生さんが来ないとも限りません。
教育実習生を引き受けるのは学校側の自由なので断ることもできます。
そんな中、
引きうけて下さった学校に感謝の気持ちを伝えることで、
気持ちよく引きうけてもらえるのではないでしょうか。
もちろん母校が即OKで、
お礼なんかしなかったという方もいらっしゃいます。
「教育実習後のお礼状は出したけど、受け入れていただいた時の
内諾のお礼は、母校には出していない。」と言う方も多いです。
しかし、忙しい中、時間を割いて引き受けを決めて下さった事を
感謝する気持ちがあれば是非お礼の気持ちを伝えておきましょう。
「ちょっと受け入れが面倒だな~。」と先生が思っていても。
心のこもったお礼の気持ちが伝われば、
前向きに引き受けてくれることも。
直筆で書いたお礼の手紙での第一印象が良ければ、
研修中の指導も気分よくしてくれるかもしれませんね。
教育実習の内諾に対するお礼状の書き方
お礼状の出し方ですが、相手に負担もなく、
何度も推敲が出来るので電話やメールより、
手紙でのお礼状が一番おすすめです。
手紙を書くときに綺麗な手紙が書けずに悩んでいらっしゃる方がいたら、
別の記事で「きれいな手紙が書ける便箋と封筒」をご紹介しています。
心配性な人は内諾のお礼状を送る前に、
他の人にも見てもらい、コピーを取っておくことをおすすめします。
お礼状の構成
1.起 拝啓+時候の挨拶
「拝啓 新緑の候 貴校ますますご繁栄の事と思います。」など、
時候の挨拶をいれて出だしを書いてみましょう。
2.承 受け入れていただいたことへのお礼
3.転 提出書類などの連絡事項など。
提出書類がない場合は、教育実習への心意気など。
4.結 末文
「簡単ではありますが、ご挨拶申し上げます。」
形はこのようなものです。
学生さんのお礼の気持ちが伝わることが大切なので、
形にこだわり過ぎず、内諾のお礼を書いてみても大丈夫でしょう。
また、
内諾のお礼の文章の中に連絡事項などはきちんと書いてあるか、
自分の名前・所属大学が書いてあるかをしっかり確認しておきましょう。
担当教員に聞きたいことなどがなく、
本当のお礼だけの場合は、宛名は校長先生にするとよいですよ。

教育実習の内諾に対するお礼状の書き方
教育実習の内諾のお礼状:例文1
拝啓 春暖の候貴校ますますご清栄の事とお喜び申し上げます。
私は、○月○日より実習でお世話になります、
○○大学 氏名〇〇 〇〇と申します。
このたび、大学より正式に承諾を受け改めてご挨拶申し上げます。
実習を受けるにあたり、
自分なりに課題を考え取り組んでいきたいと思っております。
皆様におかれましてはご多用の所大変お世話になりますが、
何卒、ご指導頂けますよう宜しくお願い致します。
簡単ではございますが、ご挨拶申し上げます。 敬具
令和○年○月○日
○○大学○学部
氏名 〇〇 〇○
○○小学校
○○校長先生

教育実習の内諾のお礼状:例文2
拝啓 薫風のみぎり、
貴校ますますのご清祥のこととお喜び申し上げます。
先日お願い致しました教育実習の件では、
ご多忙にもかかわらず快いお返事をいただき、
誠にありがとうございます。
つきましては「教育実習内諾書」並びに、○○大学教育学部からの
「令和○○年度教育実習について(依頼)」の書類の2点に対して、
切手を貼付した返信用封筒を同封しておりますので、ご確認の上、
ご返送下さいますようお願い申し上げます。
また、大学への提出期限のため、お手数ですが、
令和○○年○月○日までに返信していただけると幸せます。
末筆ながら皆様のますますのご発展をお祈り申しあげます。 敬具
令和○年○月○日
○○大学○学部
氏名 〇〇 〇○
○○中学校
○○校長先生

教育実習の内諾のお礼状:例文3
拝啓 春深く、木々の緑に心躍るこの頃、
校長先生にはいかがお過ごしでいらっしゃいますでしょうか。
卒業してから数年経ち、
しばらくお目にかかる機会がございませんでしたが、
このたび、貴校での教育実習の内諾を頂き、誠にありがとうございます。
母校という事で、大変嬉しくもあり、緊張もしております。
一生懸命頑張りますので、
宜しくご指導ご鞭撻の程お願い申し上げます。
花冷えの時節柄、お身体をくれぐれもご自愛くださいませ。 敬具
令和○年○月○日
○○大学○学部
氏名 〇〇 〇○
○○高等学校
○○校長先生
まとめ
この記事では、教育実習の内諾の
お礼状の基本的な書き方をご紹介しました。
学校によって、
お礼状の書き方や内容は様々なので、
戸惑う事も沢山あるかと思います。
しかし、
内諾のお礼状の基本的な書き方のポイントや文例を参考にして、
教育実習の内諾のお礼状を書いてみられたらいかがでしょうか。
手紙を書くときに綺麗な手紙が書けずに悩んでいらっしゃる方がいたら、
別の記事で「きれいな手紙が書ける便箋と封筒」をご紹介しています。
これからお世話になる先生に、心からのお礼の気持ちが伝わる、
内諾のお礼状を送るには、手書きで丁寧にそして自分の言葉と
感謝の気持ちを持って取り組めば大丈夫ですよ。
心配な方は所属学校の教育実習の担当窓口に聞いてみてもいいです。
充実して意義のある教育実習になりますように。