「内定のお礼状ってどう書くの?」
「内定したら企業にお礼を出したほうがいいんですか?」

という就活生からの声を多く聞きます。

この記事では、
内定後に送るお礼状の書き方とマナーをご紹介します。

社会人の第一歩として関わる企業ですから、
内定が出たらお礼を伝えるのがおすすめです。

しかし、
お礼状を書いても書かなくても、特に問題はありません。

そして、内定のお礼状を出したからといって印象が良くなって
配属先が優遇されるなど、特別なことも何もありません。

でも、
手紙でお礼状を送ることで、相手に対して
より丁寧に感謝の気持ちを伝えることができます。

内定のお礼状を出す意味は、
内定のお礼の意を会社に対して示すことです。

内定を出してくれた会社に対して、
お礼の気持ちを込めて自分から出すものです。

手紙を書くときに綺麗な手紙が書けずに悩んでいらっしゃる方がいたら、
別の記事で「きれいな手紙が書ける便箋と封筒」をご紹介しています。

👇

>良かったら読んでみてください。

もちろん、
お礼状はあくまで個人の気持ちを伝える書状のため、絶対ではありません。

しかし、
今後は企業の一員として長くお世話になるため
そのあいさつとしても出しておいたほうが
企業の印象はよくなります。

この記事では、
内定が出た後に送る、お礼状の書き方を紹介していきます。

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内定後にお礼状を出す際のお礼の書き方のポイント

お礼状を出す場合にはポイントがあります。

お礼状は正しい形式で作成して送るだけでも印象はいいのですが、
さらに好印象を獲得するには、より細かい点まで意識しなければなりません。

細部までこだわりを見せることで、
丁寧なお礼の気持ちが伝わり、入社後の評価にも繋がるでしょう。

お礼状は手書きで書く

お礼状を書く場合、パソコン作成と手書きで悩む人が多いと思います。

パソコンだと字に自信がない人でも
整った書面を作成できます。

でも、それだとメールと変わらないですよね。

せっかく手紙にしてお礼状を送るのですから、
思いを込めて手書きでお礼を書きましょう。

パソコンで書いたお礼状より、
手書きでゆっくり書いた方が、気持ちが伝わります。

これは「相手が自分に手間をかけて書いてくれた」と感じるためです。

パソコンで作成されたお礼状の手紙には、
業務的で冷たい印象を持つ人も多いです。

業務でパソコンしか使わない企業に入社する場合は、
企業で働く社員にとっても、手書きで書かれた手紙の方が、
より新鮮に見えるかもしれません。

せっかくこれからお世話になる企業に向けたお礼状を書くのであれば、
多少字に自信がなくても丁寧にお礼を書いて感謝の気持ちを伝えましょう。

内定後のお礼状は当日から1週間以内には送る

お礼状は、内定後いつ出してもいいわけではなく、
基本的には内定をもらった直後に素早く出さなければなりません。

内定を獲得したことへの喜びという点もありますが、
1人の社会人として、すぐにお礼状を送るという行為は
会社から非常に高評価を得られる行動です。

ビジネスにおいてもお礼状やお礼のメールなどを送ることは日常的にあります。

ひとつひとつの行動に対するスピード感によって、
取引先などから得られる信頼度は変わってきます。

結果が出てからお礼をするまでの時間が空いてしまうと、
相手に対して感謝の気持ちが伝わりづらくなります。

お礼状が届くのが、あまりにも遅すぎると、
企業への優先度が低いとも思われかねないため
内定をもらったらすぐに出すようにしましょう。

早ければ当日、遅くても1週間以内には出すことをお勧めします。

内定の連絡からポストに投函するまでの期間を短くする努力をしましょう。

投函自体が遅れてしまうと、
企業に届くまでにかなりの時間を要してしまうため、
内定の結果を受けたらすぐにお礼状を送ることを意識しましょう。

内定後に出すお礼状の便箋・封筒・筆記具の選び方

*呉竹の筆ペンの「筆ごこち」を使って書いてみました。
👇

内定後のお礼状:便箋・封筒の選び方

お礼状の便箋は、白無地の縦罫が基本。

封筒は、白無地の和封筒(長型4号)が基本。
二重か、厚手の上質紙のものを選びます。

茶封筒は事務的文書用なのでお礼状には向きません。

内定後のお礼状筆記用具の選び方

筆記具は、ボールペンなら黒インク、
万年筆なら黒かブルーブラックのインクのものを使います。

*呉竹の筆ペンの「筆ごこち」を使って書いてみました。
👇

内定後のお礼状の文章の書き方の構成

内定後のお礼状の書き方の構成は、

順番に
「頭語、時候の挨拶、お礼の言葉、主文、結びの挨拶、結語、署名、相手の会社名と担当者名」
で締めます。

①頭語
②時候の挨拶
③お礼の言葉
④主文(内定の感謝の言葉)
⑤結びの挨拶
⑥結語
⑦署名
⑧採用担当者の個人名がわからない場合
⑨採用担当者の個人名がわかっている場合

ここでは、内定後のお礼状の書き方について詳しくみていきましょう。

①頭語

「頭語」とは手紙の冒頭に書き出す言葉

「拝啓」「拝呈」「啓上」などが一般的です。

目上の人に対して少し改まった表現になると、
「謹啓」「謹呈」などがあります。

いずれも「頭語」に対して使用できる「結語」は決まっています。

一般的な手紙の場合

頭語「拝啓(はいけい)
結語「敬具(けいぐ)」

丁寧な手紙の場合 (目上の方に対して)

頭語「謹啓(きんけい)」
結語「謹言(きんげん)」または「謹白(きんぱく)」

前文は、「頭語」と「時候のあいさつ」で構成されています。

お礼状の文章は頭語で始まり、結語で結ぶ流れになります。

一般的に、ビジネスで用いる手紙には「拝啓」を頭語に用います。

②時候の挨拶

時候の挨拶とは、
頭語の後に続く書き出しの言葉で、
「○○の候」「○○のみぎり」といった表現が一般的です

ただ注意点として、時候の挨拶を書き始める場所は、
一文字分空ける必要があります。

季節の移り変わりを伝え相手の健康を気遣う意味があり、
手紙に使用できる季節の言葉は時季によって異なります。

しかし、
季節を問わず年中使える時候の挨拶として、
「時下」を用いる場合があります。

時下とは、「このところ」「今現在」などの意味合いを持つもので、
春夏秋冬を問わず使うことができます。

(使用例)

「拝啓 時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。」

月ごとの時候の挨拶を書きたい人は以下を参照してください。

病院実習のお礼状を出すときの
「時候の挨拶1月から12月までの季語と結び」をまとめています。

👇

③お礼の言葉

お礼状を書く際、挨拶の次にお礼を伝えます。

そして、内定をもらえて嬉しい気持ちを伝えましょう。
恩師や両親といった第三者も喜んでいると書くことで、
企業側を安心させることができます。

両親などの反対が内定辞退に繋がるケースもあるので、
承諾を得ているというアピールになるのです。

内定後のお礼状は自身の気持ちを伝える書状であるため、
「この内容を書かないといけない」という厳密な決まりはなく、
感謝の気持ちが伝わるということが重要なポイントです。

企業に貢献していきたいという抱負や、
入社までの過ごし方にも触れるといいですね。

その後に「これからお世話になります」という旨を伝えます。

(例文)

・この度は内定をいただきまして、誠にありがとうございました。
早速恩師と両親に報告したところ、大変喜んでおりました。

・来春から貴社に貢献できるよう、
就業までの期間も努力を重ねて参ります。

④主文

お礼状での「就職に向けての意気込み」は、
具体的にどんなことをしたいのかを熱意を持って書けるといいと思います。

内定を頂いた=来年度からはその企業の社員になるわけなので、
社員になったら具体的にどんな仕事をしたいのか?とか、
何に取り組んでいきたいのか?を明記するといいですね。

(例文)

先輩社員の方々との交流や面接を通じ、話すことへの難しさに反省しながらも、
貴社にて活躍していきたいとより一層強く感じました。

・今後は入社するまでの大学生活を充実したものとし、社会人へとなる自覚を高めてまいります。

⑤結びの挨拶

結びのあいさつでは、改めて感謝の気持ちを伝え、
最後にその会社の繁栄を祈る挨拶を入れると良いでしょう。

(例文)

この度は内定をいただき、本当にありがとうございました。
略儀ではございますが、まずは書面にてお礼申し上げます。
貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。

⑥結語

「頭語」と対をなす締めの言葉になります。

「拝啓ー敬具」「「謹啓ー謹白」などが一般的に使用されています。

また今回のようなケースでは使用しないのですが、
「前略」を使用した場合は「早々」になるので、念頭においておきましょう。

結語を書く際は、下を一文字分空けて記入するようにしましょう。

⑦署名(日付・大学名・氏名)

すべて書き終えたら最後に署名をします。

名前だけではなく、
大学名とお礼状を書いた日付も記入しましょう。

*日付は少し特別で、最初2文字分を空けてから書きます。

(日付) 令和○年○月○日

*署名も結語と同様に下を一文字分空けて書くようにしましょう。

(学校名・学部・学科)○○大学 ○○部 
(氏名)○○ ○○

こちらの日にちなのですが
「いつにすればいいの?」と疑問に思う方も多いと思いますが
「手紙を書いた日」か「手紙を送った日」のどちらかでかまいません。

参加した当日にお礼状を書いたと印象をつけられるので、
手紙を書いた日の日付を書くのもいいかもしれません。

⑧採用担当者の氏名がわからない場合

最後に相手の会社名と担当者の名前を記入してお礼状は完成です。  

(会社名)  ○○株式会社  
(部署名)  ○○〇〇部

(担当者名) ○○○○ 様

内定通知書は、
会社とあなたの間の約束を表す正式文書です。

会社の代表者、つまり代表取締役の名前と会社の印が押してあるはずです。

また、内定通知書と一緒に送付状が入っていると思います。

そしてその送付状には「採用担当部署名」と「担当者名」が書いてあるはずです。

さて、この場合代表取締役と担当者と、
お礼状はどちら宛に出すべきかですが、
普通の場合は担当者宛で良いです。

あなたのお礼状をもらって一番うれしく感じるのは、
あなたを採用しようと頑張ってくれた担当者。

そしてその人はこれから入社してからも、
ずっとお世話になるはずの人だからです。

相手の名前を記載せずに送ってしまうと、
誰に宛てたお礼状なのかわからなくなるので、
必ず記入するのを忘れないようにしましょう。


宛先に書く相手の氏名がわからない場合には、
「人事採用ご担当者様」などと書けば良いでしょう。

⑨採用担当者の個人名が分かっている場合

誰宛に送るべきか個人名が分かっている場合は、
「採用ご担当様」とせず、「個人名+様」と表記しましょう。

特定の人に宛てたものを曖昧な表記にしてしまうと、
失礼に当たる可能性があるため、注意しなければなりません。

また、「採用ご担当者様」とすると、採用に関係する人全員が読む可能性があります。

個人的な連絡で内容をあまり知られたくない場合は特に注意が必要で、
「個人名+様」で送りましょう。

また、宛名が2人になる場合でも、「採用ご担当者様」とまとめず、
それぞれの個人名を表記するのが一般的です。

例えば山口さんと松富さんに送る場合は、
「山口様 松富様」とそれぞれに様をつけましょう。
名前の前後については、役職の上の人が前になります。


また、小さな会社の場合には、
採用に関する業務を社長が兼務していることがあります。

その場合の宛名は、「社長 ◯◯◯◯様」と書きます。

相手の氏名は、
主文などの他の文章と高さを合わせて記入するようにしましょう。

会社名・部署名・担当者名の3つを記載し、完成になります。

内定後に出すお礼状の書き方例文

内定後に出すお礼状の例文:手紙

拝啓 時下、貴社益々のご活躍のことと、心よりお慶び申し上げます。

この度は内定のご連絡を頂き、誠にありがとうございます。

春から貴社の一員として活躍できるよう、
残りの学生生活も悔いなく過ごしたいと考えています。

面接では皆様方には大変お世話になり、一日でも早く恩返しができるよう、
日々精進して参りたいと思います。

今後ともご指導のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

末筆ではございますが、貴社益々のご清栄をお祈り申し上げます。  敬具

内定後に出すお礼状の例文:手紙

拝啓 初秋の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

この度は内定をいただきまして、誠にありがとうございました。

早速恩師と両親に報告したところ、大変喜んでおりました。

来春から貴社に貢献できるよう、
就業までの期間も努力を重ねて参ります。

未熟な私ですが、
今後共ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。

この度は内定をいただき、本当にありがとうございました。

略儀ではございますが、まずは書面にてお礼申し上げます。  敬具

  令和○年 ○月○日

        ○○大学○○学部○○学科四年 
        氏名 ○○ ○○

 株式会社○○ 人事部人事課 
  ○○ ○○様

内定後に出すお礼状の例文:手紙

拝啓 時下、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

○○大学経済学部の○○○○と申します。

このたびは内定のご連絡をいただきましてありがとうございました。

貴社に内定をいただけましたこと、誠に嬉しく思います。

先輩社員の方々との交流や面接を通じ、話すことへの難しさに反省しながらも、
貴社にて活躍していきたいとより一層強く感じました。

今後は入社するまでの大学生活を充実したものとし、社会人へとなる自覚を高めてまいります。

まだまだ至らない点もございますが、
今後ともご指導のほどよろしくお願い申し上げます。

この度は、内定をいただき誠にありがとうございました。
書中にて取り急ぎ御礼を申し上げます。  敬具

  令和○年○月○日

       ○○大学経済学部四年 ○○ ○○

株式会社○○ 
人事採用課 担当○○様

内定後に出すお礼状の例文:メール

メールでのお礼状は、
ひと目でわかるように件名に内容を記載します。

メールでは、冒頭で企業名と相手の方の氏名を書きます。

挨拶をしてから大学名、学部、学科名、氏名を書きましょう。

そして、内定に対する感謝の気持ちを伝えます。
入社まで努力することも大切です。

最後に署名を忘れないように気を付けましょう。

件名:内定のお礼/○○大学○○学部 ○○ ○○(氏名)

株式会社○○
人事部人事課 ○○様

お世話になっております。

○○大学○○学部○○学科の○○ ○○(氏名)です。

このたびは内定のご連絡をいただき、
誠にありがとうございました。

恩師や家族に報告したところとても喜んでおり、
感謝の気持ちでいっぱいです。

貴社で1日も早く活躍できるよう、一生懸命努力して参ります。

未熟な私ですが、今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします。

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山際 太郎(やまぎわ・たろう)
○○大学○○学部○○学科○年
携帯電話:080-6304-2525
メール:minato@yottyann.ab.jp

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まとめ

この記事では、
内定が出た後に送るお礼状の書き方を紹介しました。

内定後は、すぐにお礼状を送って、
「これからよろしくお願いします」という
お願いと感謝の気持ちを伝えましょう。

内定のお礼を伝える方法には電話やメールもありますが、
電話は担当者の仕事を中断させてしまう恐れがあります。

また、メールは最も手軽にお礼を伝えらえる方法ですが、
お礼状と比べると真剣さや丁寧さが足りない印象です。

手書きで書くことで、礼儀正しく感謝の気持ちをしっかり伝えられます。

お礼は、内定をもらい次第作成し、できるだけ早く郵送しましょう。

手紙を書くときに綺麗な手紙が書けずに悩んでいらっしゃる方がいたら、
別の記事で「きれいな手紙が書ける便箋と封筒」をご紹介しています。

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