お見舞いをいただいた際、快気祝いとともに感謝の気持ちを伝える「お礼状」を添えるのが一般的です。

しかし、いざ書こうとすると、どのような文面が適切か迷うことも多いでしょう。

本記事では、お礼状の基本的なマナーや書き方、上司・同僚・親戚など相手別の例文を紹介します。

心のこもったお礼状を作成する際の参考にしてください。

「大切な人への支えとなるお見舞いの言葉!親戚・友人・ビジネス相手へのお見舞いメッセージ集」
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目次

お見舞いのお礼状を出すタイミングと送り方

お礼状はいつまでに送る?

まず、お見舞いを受け取ったら、できるだけ早くお礼の言葉を述べることが重要です。
特に、病気やケガをした時などは、お見舞いに来てくれた方々の思いやりに感謝することが大切です。

次に、出すタイミングですが、
お見舞いを受けた日から1週間以内にお礼を述べるのが一般的です。

ただし、入院中や体調が悪い場合は、少し遅れても大丈夫です。

また、複数の方からお見舞いを受けた場合は、
1回のお礼の言葉でまとめて伝えることもできます。

手紙とメール、どちらが適切?

お礼の言葉を述べる方法は、
手紙、メール、LINE、電話などがあります。


手紙やメールなどの文面は、相手に伝えたいことを心を込めて書くことが大切です。

また、手紙やメールは、相手が読み返すことができるので、
お礼の気持ちが長く伝わります。

以上が、お見舞いのお返しのお礼文を出すタイミングや出し方の基本的なルールです。
相手の気持ちに寄り添い、丁寧なお礼の言葉を伝えることが大切です。

手紙やはがきで送るのが丁寧ですが、親しい間柄であればメールやLINEなどの電子的な手段でも問題ありません。

お見舞いのお礼状を書くときのポイント

お礼状に盛り込むべき基本要素

相手に合わせた表現を使う
相手によっては、フォーマルな表現やカジュアルな表現が適している場合があります。

相手に合わせた表現を使うことで、
相手に対する尊重や親近感を伝えることができます。

・具体的な感謝の気持ちを伝える
ただ「ありがとう」というだけではなく、
具体的にどのようなところに感謝しているかを伝えることが大切です。

例えば、贈られたプレゼントの特徴や、
お見舞いの際に励ましの言葉をかけてもらったことなど、
具体的なことを挙げることで相手に対する感謝の気持ちを伝えることができます。

NG表現・注意すべきマナー

文章の構成に気をつける
お礼文は、相手に対する感謝の気持ちを伝えるために書くものです。

文章の構成にも気をつけて、
相手にわかりやすく伝えるようにしましょう。

また、文字数が多すぎたり、
文章が複雑すぎたりすると、相手が読みづらくなってしまうこともあります。

お見舞いのお返しに添えるお礼状の基本構成

基本的な構成と流れ

お礼状の基本的な構成は以下の通りです。

  1. 頭語と時候の挨拶:「拝啓」などの頭語と、季節に応じた時候の挨拶を述べます。
  2. お見舞いへのお礼:お見舞いをいただいたことへの感謝の気持ちを伝えます。
  3. 近況報告:退院や回復の状況を簡潔に報告します。
  4. 快気祝いの案内:快気祝いの品を送る旨を伝えます。
  5. 相手の健康を気遣う言葉:相手の健康や幸せを祈る言葉を添えます。
  6. 結語:「敬具」などの結語で締めくくります。

書くときの注意点(形式・忌み言葉など)

また、お礼状では「重ね重ね」「たびたび」などの重ね言葉や、「終わる」「苦しい」などの忌み言葉は避けるのがマナーです。これらの言葉は、不幸が重なることを連想させるため、使用を控えましょう。

入院・療養中にお見舞いくださった方、お世話になった方には心を込めてお礼をしたいもの。

快気祝いにはぜひ、回復していることをご報告し、
感謝の気持ちを伝えるお礼状を同封しましょう。

ここでは、送る相手別に基本的な書き方と例文をご紹介します。 

 拝啓

 ○○の候、皆様にはご健勝のこととお喜び申し上げます。

 この度は、私の入院でご心配をおかけしてしまい申し訳ございませんでした。

 先日はお忙しい中お見舞い頂き、過分なお気遣いまで賜り厚くお礼申し上げます。

 みなさまの温かい励ましのおかげで順調に回復しまして、先日退院することができました。

 つきましては、〇〇様に快気の喜びをお伝えしたく、快気祝いの品を別便にてお送りしました。
お納めいただければ幸いです。

 末筆ながら皆様のご健康とご多幸を心からお祈りしております。

 敬具

令和○年○月○日
 氏名○○ ○○

一般的な文例構成(シンプルな書き方)

お見舞いのお返しをする時のお礼状の基本的な文面構成について解説します。

基本は、縦書き、白の便箋、白無地で縦型の和封筒。

封書で改まって書く場合の基本的な文面構成

①頭語

②時候のあいさつ

③病気・ケガで入院していた旨、お相手に心配をかけたことへのお詫び

④お見舞いにいらした・お見舞いをいただいたことへのお礼

⑤退院したこと、退院後の報告(あいさつの次に入ることもあります)

⑥快気祝いを贈る旨(追伸として最後に加えることもあります)

⑦お相手の健康を気遣う旨、書面での略式であることのお詫び

⑧結語

⑨後付け

頭語
 お礼状の場合は「拝啓」から始めると丁寧な印象になります。

 「拝啓」「拝呈」「啓上」などが一般的です。

 目上の人に対して少し改まった表現になると、
 「謹啓」「謹呈」などがあります。

 いずれも「頭語」に対して使用できる「結語」は決まっています。

時候の挨拶
・季節にあわせた挨拶をいれます。
 お礼状を出す月により決まりがあります。


【時候の挨拶】1月~12月の季語と結びの言葉!月ごとの季節の例文を紹介
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③病気・ケガで入院していた旨、お相手に心配をかけたことへのお詫び
 心配や迷惑をかけたことに対し、謝罪の言葉を述べましょう。

④お見舞いにいらした・お見舞いをいただいたことへのお礼
 お見舞いに来てくださった方、
 お見舞いの品物をいただいた方に感謝の気持ちを伝えます。

⑤退院したこと、退院後の報告(あいさつの次に入ることもあります)
 退院したことの報告をして、先様に安心していただきます。

⑥快気祝いを贈る旨(追伸として最後に加えることもあります)
 快気祝いを後日贈るのであれば、その旨を伝えます。
 同封なら贈ったことを伝えます。

⑦お相手の健康を気遣う旨、書面での略式であることのお詫び
 「ご健康とご多幸をお祈りいたします」が代表的な文章です。

⑧結語

一般的な手紙の場合 

頭語「拝啓(はいけい)
結語「敬具(けいぐ)」

丁寧な手紙の場合 (目上の方に対して)
頭語「謹啓(きんけい)」
結語「謹言(きんげん)」または「謹白(きんぱく)」

⑨後付け(日付・氏名)

(日付)令和○年○月○日
(氏名)○○ ○○

注意点

なお、快気祝いの品に同封するときは、封筒には封をしません。
のり付けなどせず、すぐに開封できる状態で同封しましょう。

お礼状の書き出しは「お詫び」を最初に伝えます。

退院や全快の報告はその後に書くため、
順番を間違えないようにしましょう。

【相手別】お見舞いのお礼状の文例集

お見舞いを受けた際には、
お礼状やお返しの品を贈ることが一般的ですが、
お礼状を書く際には相手によって書き方を変えることが大切です。

親しい友人や家族へのお礼状と、
ビジネス関係や上司などへのお礼状では、使う言葉や表現が異なります。

お見舞いのお返しのお礼文の相手別の例文を紹介します。

上司へのお礼状

上司に向けたお見舞いのお礼状を書く際には、
以下のポイントに注意して書くことが大切です。

失礼のない丁寧な文面例

・敬語を使う
上司に向けたお礼状を書く際には、敬語を使うことがマナーです。

また、
上司の地位や役職によっても敬語の使い分けに注意しましょう。

・感謝の気持ちを伝える
お見舞いを受けたことに対して、感謝の気持ちをしっかりと伝えましょう。

具体的に、何が嬉しかったのかや、
どのように励まされたのかを伝えると良いでしょう。

・お礼を述べる
お見舞いに対するお礼を述べることも忘れずに。

お礼の言葉を簡潔にまとめ、相手の思いやりに感謝することが大切です。

以上が、上司に向けたお見舞いのお礼状を書く際のポイントとなります。

例文1

拝啓 ○○の候 皆様にはお健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます。

さて、私こと
この度の入院に際しまして、突然のことで大変なご心配とご迷惑をおかけしながら、
過分なお見舞いまで賜り厚くお礼申し上げます。

おかげさまをもちまして、○月○日無事に退院することができました。

しばらくは自宅にて療養し、一日も早く職務に復帰できるよう体力の回復に努めますが、
本復の際は改めてご報告させていただきたく存じます。

つきましては内祝いの印として心ばかりの品をお届けいたしますので、
何卒ご笑納くださいませ。

まずは略儀ながら書中をもって御礼かたがたご挨拶申し上げます。   敬具

令和○年○月○日

氏名○○ ○○

例文2

拝啓 初秋の候、○○様におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

このたびは、ご多忙中にもかかわらず、温かいお見舞いのお言葉とご厚志を賜り、誠にありがとうございました。

おかげさまで、○月○日に無事退院し、現在は自宅療養を続けております。

つきましては、快気祝いのしるしとして、心ばかりの品をお届けいたしましたので、ご笑納いただければ幸いです。

今後とも変わらぬご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

敬具

令和○年○月○日

○○(氏名)

同僚へのお礼状

同僚に向けたお見舞いのお礼状を書く際、
どのような文面がふさわしいのか悩むこともあるでしょう。

しかし、適切な言葉を選び、感謝の気持ちを伝えることは、
人間関係を築く上で非常に重要です。

この記事では、同僚に向けたお見舞いのお礼状の例文とともに、
書き方のポイントをご紹介します。

同僚に向けたお見舞いのお礼状を書く際のポイントは以下の通りです。

同僚へ書くときのポイント

・相手との関係性に応じて、適切な敬語を使い分ける
同僚に対しては、基本的に丁寧語を使いますが、
職場の上司や先輩に対しては、敬語を使うようにしましょう。

・簡潔で感謝の気持ちを明確に伝える
お見舞いをもらったことへの感謝の気持ちを明確に伝えることが大切です。
具体的な内容や事例を挙げると、相手に伝わりやすくなります。

・お見舞いの状況に触れる
相手が送ってくれたお見舞いに触れることで、
相手の気持ちに対する感謝を示し、親密な関係を深めることができます。

以下は、同僚に向けたお見舞いのお礼状の例文です。

気負わず伝える丁寧な例文

例文1

いつもお世話になっている○○部の〇〇です。

この度は、私の病気を気にかけていただき、
お見舞いの品を送っていただき、誠にありがとうございます。

ご心配いただき、本当に嬉しく思っております。

また、
仕事の方でも、私が休んでいる間にしっかりと引き継いでくださったことにも感謝しております。

今は、少しずつ回復してきており、早く復帰できるように努力しています。

再度、お心遣いいただき、ありがとうございました。

令和○年○月○日

氏名○○ ○○

例文2

拝啓 秋涼の候、○○さんにはお変わりなくお過ごしのことと存じます。

このたびは、温かいお見舞いの言葉とお心遣いをいただき、ありがとうございました。

おかげさまで、○月○日に退院し、順調に回復しております。

ささやかではございますが、快気祝いの品をお送りいたしましたので、お受け取りいただければ幸いです。

これからもよろしくお願いいたします。

敬具

令和○年○月○日

○○(氏名)

親戚へのお礼状

親戚に向けたお見舞いのお返しのお礼状の書き方のポイントとともに、
実際に使えるお礼状の例文をご紹介しています。

お互いに家族という関係性があるため、
どのような表現が適切なのか迷われる方も多いと思いますが、
この記事を参考にして、親戚に対して感謝の気持ちを伝えるお礼状を書いてみましょう。

親戚に向けたお見舞いのお返しのお礼状を書くポイント

親戚に向けたお見舞いのお返しのお礼状を書く場合は、
以下のようなポイントに注意して書くことが大切です。

・相手との関係性を考慮する
親戚とは言っても、距離や年齢によって関係性が異なります。

近い親戚であれば、軽いタッチでのやりとりもできますが、
遠い親戚であれば、ややフォーマルな表現が求められる場合があります。

・具体的なお見舞いの内容を言及する
お見舞いの品やお見舞いに来てくれたことに対して、
具体的にどのようなことが嬉しかったか、感謝しているかを伝えましょう。

親戚同士の場合、深い感謝の気持ちを伝えることが大切です。

・再会を楽しみにした気持ちを伝える
お見舞いのお返しのお礼状には、
相手との再会を楽しみにしている旨を表現することで、
親戚同士の絆を深めることができます。

手書きで書く
手書きのお礼状は、相手に対する感謝の気持ちが伝わりやすく、
また、親戚同士のやりとりには手書きのお礼状が一般的です。

家族・親戚向けに感謝を伝える文例

例文1

拝啓 紅葉の美しい季節となりましたが、○○様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます。

このたびは、心温まるお見舞いをいただき、誠にありがとうございました。

おかげさまで、○月○日に退院し、日々回復に努めております。

感謝の気持ちを込めて、快気祝いの品をお送りいたしましたので、ご笑納いただければ幸いです。

今後とも変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。

敬具

令和○年○月○日

○○(氏名)

例文2

いつもお世話になっております。

先日は、お見舞いに来ていただき、誠にありがとうございました。

皆さんにお会いできて、本当に嬉しかったです。

また、お送りいただいたお花やフルーツなど、
とても美味しくいただきました。心から感謝しております。

今後も健康に気を付けながら、元気に過ごしていきたいと思っております。

また、近いうちにお会いできることを楽しみにしております。

令和○年○月○日

氏名○○ ○○

例文3

拝啓 ○○の候、
この度は母の事で大変ご心配ご迷惑をおかけしたうえに、
お見舞いまでいただきありがとうございました。

きちんと事情や状況を連絡できず、申し訳ありませんでした。

○月○日にクモ膜下出血で倒れ○○病院に救急搬送され、そのまま手術~入院となりました。

手術は無事成功しましたが、後遺症で言語障害や記憶障害などが
出ており、体も自分で手足を動かす事はできない状態です。

リハビリも始めているので、母が良くなる事を私は信じています。

まだまだ寒い日が続きますがお体に気をつけて下さい。  敬具

令和○年○月○日

氏名○○ ○○

友人向けのお礼メールの例文

件名:お見舞いありがとうございました

○○さん

こんにちは。

先日は、温かいお見舞いの言葉とお心遣いをいただき、ありがとうございました。

おかげさまで、○月○日に退院し、順調に回復しています。

感謝の気持ちを込めて、快気祝いの品をお送りしましたので、お受け取りいただければ嬉しいです。

また元気にお会いできる日を楽しみにしています。

今後ともよろしくお願いします。

○○(氏名)

(直接お見舞いにきてくれた友人へ)

先日は、お忙しい中わざわざお見舞いに来てくれて、
ありがとうございました。

おかげさまで、○月○日に無事退院することができました。

みんなが励ましてくれたおかげか、
予定より早く回復できました!

しばらくは自宅で療養しますが、来月には外出できそうです。

みんなに会えるのを楽しみにしています!

本当にありがとうございました。

まずはひとことお礼まで。

令和○年○月○日

氏名○○ ○○

お見舞いのお礼と回復報告を伝える文例(メール)

件名:お見舞いお礼と全快の報告

…………………………………………

本文:

〇〇〇〇 様

〇〇の〇〇です。

お陰様で、時間はかかりましたが無事に退院いたしました。

近日中に仕事へ復帰することもかないそうです。

闘病中は本当に治るのか不安な思いをしてましたが、
何とかこのような報告ができるまでになりました。

これも〇〇様をはじめ多くの方々の励ましあってのこととお礼申し上げます。

つきましては、〇〇様に快気の喜びをお伝えしたく、
快気祝いの品を別便にてお送りしました。

お納めいただければ幸いです。

〇〇様もお体にはくれぐれお気をつけください。

…………………………………………

氏名 ○○○○

お見舞いのお礼状を「妻が代筆する」場合の文例

妻が代筆する場合のお見舞いのお返しのお礼状の書き方は、
一般的なお返しの方法と同様ですが、代筆者が妻であることを明確にすることが重要です。

例えば「妻が代筆させていただきましたが、お見舞いのお心遣いに深く感謝申し上げます。」
「この度は妻に代わり、私どもからもお礼申し上げます。」などが考えられます。

例文1

拝啓

このたびは、私どもの身内の病気に際し、お見舞いの品々を贈っていただき、
誠にありがとうございました。

大変感謝申し上げます。

このような時に、○○様から温かいお気持ちをいただけたことは、
私どもにとって大きな励みとなりました。

家族一同、○○様のお心遣いに深く感謝しております。

また、妻の代筆になりますが、これからもお互いに励まし合い、
健康で明るい毎日を送ってまいりたいと思っております。

今後とも、よろしくお願い申し上げます。

敬具

(妻が代筆)

例文2

拝啓 残暑厳しき折、
皆様にはその後お元気でお過ごしのことと拝察いたしております。

先日は、夫○○の入院に際しまして、
ご丁寧なお見舞いをいただき誠にありがとうございました。

○○様の温かいお言葉に勇気づけられ、
主人ともども心より感謝いたしております。

おかげ様で順調な経過をたどっており、
○月○日には退院の予定でおります。

○○様には大変にご心配をおかけし恐縮いたしておりますが、
今後とも変わらぬお付き合いのほど、お願い申し上げます。

長雨の季節ゆえ、風邪など召されませぬようご自愛ください。

まずは書中をもちましてお礼申し上げます。  敬具

令和○年○月○日

氏名 ○○ ○○

取引先に向けたお見舞いのお返し・お礼状

取引先に向けた、
お見舞いのお返しのお礼状を書く際のポイントをいくつか紹介します。

・丁寧な文面で感謝の気持ちを伝える
取引先という関係性からも、お礼状は丁寧な文面で書くことが大切です。

相手が送ってくれたお見舞いに対して、
感謝の気持ちをしっかりと伝えましょう。

・取引先との関係性を考慮する
取引先という関係性から、ビジネス的な関係性を重視するお礼状を書く必要があります。

相手のビジネスについて言及したり、今後の取引についても触れるなど、
関係性を深める機会にすることができます。

・簡潔で明確な文面でまとめる
取引先という関係性からも、
相手の時間を大切にすることが求められます。

簡潔で明確な文面でまとめることで、相手の負担を軽減することができます。

取引先へのお見舞いのお返しには、適切な文面を選ぶことが大切です。

お客様や取引先に対して、感謝の気持ちを示すことは、
良好なビジネス関係を築く上で重要です。

取引先に向けたお見舞いのお返しのお礼状の書き方のポイントを解説し、
具体的な例文も紹介します。

ビジネス上で失礼のない文例(手紙)

取引先へのお礼状(快気祝いに添える)

拝啓


貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。


このたびは、私の療養中に際しまして、温かいお見舞いを賜り、誠にありがとうございました。


おかげさまで無事に回復し、近日中には業務に復帰できる見通しとなりました。

つきましては、快気のしるしとして、ささやかではございますが品をお贈りいたします。


ご笑納いただければ幸いに存じます。

今後とも変わらぬご厚誼を賜りますよう、お願い申し上げます。


まずは書中にて御礼かたがたご挨拶申し上げます。

敬具

令和○年○月○日


○○株式会社
営業部 ○○○○(名前)

取引先へのお礼状(メール)

件名:お見舞いのお礼

…………………………………………

本文:

〇〇〇〇株式会社
(部署名)〇〇〇〇 様

この度は、私の入院で〇〇様にご心配とご迷惑をおかけしてしまいすみませんでした。
また、お見舞いまでいただき恐縮いたしております。

今では、日常生活には全く不便がなくなりましたので、もうご心配には及びません。

なお、ご迷惑をおかけしておりましたが、来週には通常業務に戻りますので、
今後ともご支援のほどよろしくお願いいたします。

まずは、お礼かたがたご報告申し上げた次第です。

…………………………………………

氏名 ○○○○

必要に応じて、文中の「業務に復帰」や「快気祝い」などの表現を、「退院」や「全快祝い」など実際の状況にあわせて調整してください。

略式メールで送る場合の文例

件名:お見舞いのお礼と快気のご報告

株式会社〇〇
〇〇様

いつも大変お世話になっております。〇〇株式会社の〇〇です。

このたびは、私の療養中に際しまして、ご丁寧なお見舞いを賜り、誠にありがとうございました。


おかげさまで体調も回復し、来週より業務に復帰させていただく予定です。

つきましては、快気のご報告とともに、ささやかではございますが品物をお送りさせていただきました。

ご笑納いただけましたら幸いです。

今後とも変わらぬお付き合いのほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

取り急ぎ、メールにて御礼申し上げます。

敬具


―――――――――――
〇〇株式会社
〇〇 〇〇
メール:xxxx@example.com
電話:03-xxxx-xxxx
―――――――――――

社内(上司・同僚)宛のビジネスマナー文例

件名:お見舞いありがとうございました

〇〇部長(または「皆さま」)

お疲れ様です。〇〇です。

このたびの入院に際しましては、温かいお見舞いや励ましのお言葉をいただき、心より感謝申し上げます。


おかげさまで順調に回復し、来週より復職の予定です。

つきましては、快気のしるしとして、ささやかではありますが品を準備いたしましたので、よろしければお受け取りください。

これからもご迷惑をおかけすることもあるかと存じますが、引き続きよろしくお願いいたします。

まずはお礼まで。

〇〇

件名:退院の報告とお見舞いのお礼   

 …………………………………………

本文:

〇〇〇〇 様

この度は、私の入院でご心配をおかけしてしまい申し訳ございませんでした。

また、温かいお見舞状ばかりか、
お見舞いの品までいただき、ありがとうございました。

幸いにして、数日の入院で退院いたしました。

今では、元気に仕事に復帰できましたのでご安心ください。

取り急ぎ、退院のご報告とお見舞いのお礼まで申し上げます。

…………………………………………

氏名 ○○○○

目上の方・恩師宛の手紙文例

拝啓


時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。


このたびは、私の病気療養中にあたりまして、ご丁寧なお見舞いをいただき、誠にありがとうございました。

おかげさまで体調も快方に向かい、日常生活にも徐々に復帰できるようになりました。


つきましては、快気のご報告とあわせて、心ばかりの品をお届けいたしましたので、ご笑納いただければ幸いです。

今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。


まずは書中にて御礼申し上げます。

敬具

令和○年○月○日


〇〇(あなたの名前)

金品でお見舞いをいただいた場合の表現

金品(現金、商品券、ギフトカードなど)をいただいた場合は、具体的な品名を記さず、配慮のある表現に変更するのが一般的です。

金品を明記せず感謝を伝える文例

拝啓


貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。


さて、このたびは私の療養中に際しまして、ご丁寧なお見舞いをいただき、誠にありがとうございました。


心温まるご厚志に深く感謝申し上げます。

おかげさまで快方に向かい、業務復帰も目前となりました。


つきましては、快気のご報告とあわせまして、心ばかりの品をお届けさせていただきます。

ご笑納いただければ幸いです。

今後とも変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。

敬具

会社名義でお見舞いをいただいた場合の返礼文

会社や団体からの名義で見舞いをいただいた場合、返礼は「代表者宛て」+「一同」へ向けた形にします。社内で連名だった場合も同様です。

所属部署や全社員宛の例文

拝啓


貴社ますますご発展のこととお喜び申し上げます。


このたびは、私の入院療養に際しまして、〇〇株式会社様より過分なお見舞いを賜り、誠にありがとうございました。


皆様からのご厚情に心より感謝申し上げます。

おかげさまで快方に向かい、体調も安定しております。


つきましては、快気のご報告とあわせまして、心ばかりの品をお届けいたしましたので、皆様でお召し上がりいただければ幸いです。

今後とも変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。

敬具

宗教や風習に配慮したお礼状の書き方

お相手の宗教や慣習により、「快気祝」や「お返し」の考え方が異なる場合もあります。

配慮のある文面にすることで、失礼を避けられます。

仏教形式(香典返しとの違いに配慮)

  • 「快気祝い」という表現を避け、「お見舞い御礼」や「快復のご報告」とする
  • 「志(こころざし)」という語も使用可能

拝啓


時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。


このたびは、療養中に際しまして温かいお見舞いを賜り、誠にありがとうございました。

おかげさまで、ようやく体調も安定し、平穏な日常を取り戻しつつあります。


つきましては、感謝の気持ちを込めまして、ささやかな品をお届けいたしましたので、どうぞご笑納くださいませ。

末筆ながら、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

敬具

キリスト教(お祈り・祝福への感謝)

  • 「お祈りいただいたことへの感謝」を文中に含める
  • 「神の御加護」「Blessing」などの概念も入れると丁寧

拝啓


このたびの私の入院に際しまして、温かなお見舞いとお祈りを賜り、心より御礼申し上げます。


神の御加護と皆さまのお心遣いのおかげで、無事に快方へ向かっております。

感謝のしるしとして、ささやかではございますが品をお送りいたします。

どうぞお納めくださいませ。

皆様のご健康と祝福を心よりお祈り申し上げます。

敬具


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まとめ

この記事では、
お見舞いへの感謝を伝えるお礼状の書き方と例文についてご紹介しました。

お見舞いのお返しのお礼状を書く際には、
相手の立場や関係性に合わせた適切な言葉を選ぶことが大切です。

自分自身の気持ちを相手に伝えるために、
具体的な言葉を用いて感謝の気持ちを伝えましょう。

送る相手別の例文も用意しているので、参考にしてみてください。

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