教育実習で多くの学生が悩むのが、授業案作りです。

「何から書けばいいのか分からない」

「指導教員に見せるのが不安」

「授業の流れがうまく作れない」

このように感じている方は少なくありません。

授業案は、単なる提出書類ではありません。

授業の流れを整理し、先生に自分の考えを伝え、生徒に分かりやすい授業を届けるための大切な準備です。

特に教育実習では、授業の上手さだけでなく、準備の丁寧さや相談する姿勢も見られています。

最初から完璧な授業案を作る必要はありません。

大切なのは、授業の目的を明確にし、生徒の反応を想定しながら、指導教員に相談して改善していくことです。

授業案作りで迷っている方は、まずこの記事の流れに沿って準備を進めてください。

授業の構成、発問、板書、時間配分、先生への相談例文まで、実習前に知っておきたいポイントを具体的にまとめています。

教育実習全体の準備に不安がある方は、

先に「教育実習持ち物完全チェックリスト|必需品・便利グッズ・季節別アイテムと忘れ物防止のポイント」も確認しておくと安心です。

授業案だけ整っていても、当日に必要な物を忘れると焦ってしまいます。

持ち物を前日までに確認しておくことで、授業準備にも集中しやすくなります。

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目次

教育実習で授業案が大切な理由

教育実習の授業案は、授業を成功させるための設計図です。

何を教えるのか、どの順番で進めるのか、生徒に何を身につけさせたいのかを整理する役割があります。

また、授業案は指導教員との相談資料にもなります。

内容が具体的であれば、先生も助言しやすくなります。

「準備している学生」という印象にもつながります。

授業の質を高めるため

授業案があると、授業中に迷いにくくなります。

導入で何を話すのか。

展開でどの活動を入れるのか。

まとめで何を確認するのか。

この流れが決まっているだけで、本番の安心感は大きく変わります。

たとえば、国語の授業であれば、いきなり本文を読ませるよりも、最初に問いを出した方が生徒は考えやすくなります。

例文

「この場面で、主人公はどんな気持ちだったと思いますか。本文の言葉をもとに考えてみましょう。」

このように、授業案に発問を書いておけば、本番で言葉に詰まりにくくなります。

指導教員に信頼されるため

授業案は、先生に自分の考えを伝えるための資料です。

「なぜこの活動を入れるのか」

「どこで生徒に考えさせるのか」

「最後に何を確認するのか」

ここまで書かれていると、先生も安心して指導できます。

反対に、時間配分や発問が曖昧だと、準備不足に見えてしまうことがあります。

信頼される授業案は、難しい内容よりも具体性が大切です。

先生に見せるときは、次のように一言添えると印象がよくなります。

例文

「本時の流れを考えてみました。展開部分の時間配分に不安があるため、ご確認いただけますでしょうか。」

このように相談の形で見せると、指導教員も助言しやすくなります。

指導教員との関わり方に不安がある方は、

教育実習で失敗しない方法|指導教員との関わり方・好印象を与える行動マナー10選」も参考になります。

授業案の出し方や相談の仕方も、先生との信頼関係に大きく関わります。

自分の成長を振り返る記録になるため

授業案は、授業が終わったあとにも役立ちます。

実際に授業をしてみると、予定通りに進まない場面が必ずあります。

発問しても答えが出ないこともあります。

活動に時間がかかることもあります。

板書が思ったより見づらくなることもあります。

その経験を授業案に書き残すことで、次の授業に活かせます。

振り返り例文

「導入の発問では生徒の反応があった。一方で、ペア活動に時間がかかり、まとめが短くなった。次回は活動時間を短く設定する。」

このように書いておくと、自分の課題が明確になります。

教育実習では、失敗しないことよりも、失敗から学ぶ姿勢が大切です。

授業案作りの基本ステップ

授業案は、思いついた順に書くとまとまりにくくなります。

まずは、学習内容、授業目標、授業の流れ、評価方法の順に整理しましょう。

この順番で考えると、授業案の軸がぶれにくくなります。

学習指導要領と教科書を確認する

授業案を作るときは、最初に学習指導要領と教科書を確認します。

授業は、自分の思いつきだけで作るものではありません。

その単元で何を学ぶのか。

前の学習とどうつながるのか。

次の学習にどうつながるのか。

ここを押さえることで、授業の目的がはっきりします。

たとえば、中学校数学の一次関数であれば、単にグラフを描かせるだけでは不十分です。

式、表、グラフを関連づけて考えられるようにすることが大切です。

授業案に書く例文

「本時では、一次関数の式とグラフの関係に着目し、変化の特徴を説明できるようにする。」

このように、単元のねらいと本時の学習を結びつけると、授業案に説得力が出ます。

授業目標を具体的に設定する

授業目標は、できるだけ具体的に書きます。

「理解する」

「学ぶ」

「考える」

だけでは、授業後に何ができればよいのか分かりにくくなります。

生徒の行動が見える言葉にすると、授業内容も作りやすくなります。

悪い例

「ごんぎつねの内容を理解する。」

良い例

「本文の言葉を根拠にして、ごんの気持ちを説明できる。」

悪い例

「一次関数について理解する。」

良い例

「一次関数の式をもとにグラフを描き、変化の特徴を説明できる。」

授業目標を書くときは、「生徒が何をできるようになるか」を意識しましょう。

例文

「本時の目標は、本文中の表現を根拠にして、登場人物の気持ちを自分の言葉で説明できるようにすることである。」

「本時の目標は、表とグラフを関連づけながら、変化の特徴を読み取れるようにすることである。」

「本時の目標は、学習した表現を使って、ペアで簡単な会話ができるようにすることである。」

授業目標の立て方に迷う場合は、授業案と指導案は重なる部分が多いため、

教育実習 指導案の書き方と例文|提出前に確認したい基本構成と書き方のコツ」を参考にすると次に知りたい内容へスムーズに進めます。

導入・展開・まとめの流れを決める

授業案の基本は、導入、展開、まとめです。

導入では、生徒が今日の学習に入れるようにします。

展開では、問いや活動を通して学びを深めます。

まとめでは、本時の内容を整理します。

この3つがつながっていないと、授業がばらばらに見えてしまいます。

基本の流れ

導入:前時の復習、本時の課題提示

展開:個人で考える、ペアで話す、全体で共有する

まとめ:学習内容を整理し、振り返りを書く

たとえば、国語の授業なら次のように考えます。

導入

「前回の場面で、主人公はどんな行動をしましたか。」

展開

「その行動から、どんな気持ちが読み取れますか。」

まとめ

「今日分かった主人公の気持ちを一文で書きましょう。」

授業案に書く例文

「導入では前時の内容を確認し、本時の課題につなげる。展開では本文の言葉を根拠に個人で考えた後、ペアで共有する。まとめでは、登場人物の気持ちを一文で整理する。」

このように流れを文章で書いておくと、先生にも授業の意図が伝わりやすくなります。

評価方法を入れる

授業案には、評価の視点も入れておきます。

評価といっても、難しく考える必要はありません。

「生徒のどの姿を見れば、目標に近づいたと分かるか」を書けば大丈夫です。

ワークシートに自分の考えを書けているか。

ペア活動で理由を説明できているか。

本文の言葉を根拠に発表できているか。

授業案に書く例文

「ワークシートの記述から、本文の言葉を根拠にして考えを書けているかを確認する。」

「ペア活動で、自分の考えを相手に伝えられているかを観察する。」

「振り返りの記述から、本時の学習内容を理解できているかを確認する。」

評価方法があると、授業の目的がはっきりします。

先生から見ても、授業のねらいが伝わりやすくなります。

授業案作りのコツ

授業案を実際に使えるものにするには、形式だけでなく中身の具体性が大切です。

特に重要なのは、時間配分、生徒の反応、発問、板書計画、先生への相談です。

この5つを押さえると、授業案の完成度は大きく上がります。

時間配分を数字で書く

授業案では、時間配分を必ず数字で書きます。

「導入」

「展開」

「まとめ」

と書くだけでは、授業中にどこで時間を使うのか分かりません。

時間配分が曖昧だと、活動が長引いてまとめの時間がなくなります。

導入:5分

前時の復習、本時の課題提示

展開:30分

個人思考、ペア共有、全体発表

まとめ:10分

板書整理、振り返り記入

このように分けておくと、本番で時計を見ながら調整できます。

時間が押した場合に備えて、短縮できる部分も決めておきましょう。

授業案に書く例文

「時間が押した場合は、全体発表の人数を減らし、まとめの確認を優先する。」

「活動時間が長くなった場合は、振り返りを一文記述に変更する。」

授業中は予定通りに進まないこともあります。

だからこそ、授業案の段階で調整案を書いておくと安心です。

生徒の反応を想定しておく

授業では、予定通りの答えが返ってくるとは限りません。

発問しても沈黙することがあります。

予想と違う答えが出ることもあります。

そのため、授業案には「想定される生徒の答え」と「次の声かけ」を書いておきましょう。

発問

「このグラフから、どんなことが分かりますか。」

想定される答え

「右上がりになっています。」

「時間がたつと料金が増えています。」

次の声かけ

「では、なぜ料金が増えていると分かりましたか。」

答えが出ない場合の声かけ

「隣の人と30秒だけ考えを話してみましょう。」

このように準備しておくと、本番で慌てにくくなります。

授業案に書く例文

「生徒から答えが出ない場合は、ペアで相談する時間を取り、考えを出しやすくする。」

「予想と異なる答えが出た場合は、理由を尋ね、考えを広げるきっかけにする。」

生徒の反応を想定することは、授業を固めるためではありません。

予想外の場面でも落ち着いて対応するための準備です。

発問の言葉を具体的に書く

授業案では、「発問する」とだけ書かないようにしましょう。

実際に口に出す言葉で書くことが大切です。

悪い例

「考えさせる。」

良い例

「この場面で、ごんはどんな気持ちだったと思いますか。本文の言葉を使って説明しましょう。」

悪い例

「グラフについて質問する。」

良い例

「このグラフは、どこから料金が増えていると分かりますか。」

発問が具体的だと、生徒は考えやすくなります。

先生にも、授業の進め方が伝わりやすくなります。

例文

「この場面で、登場人物はどんな気持ちだったと思いますか。」

「そう考えた理由は、本文のどの言葉から分かりますか。」

「この表とグラフを比べて、同じところと違うところは何ですか。」

「隣の人に、自分の考えを一つ伝えてみましょう。」

「今日の学習で分かったことを、一文で書きましょう。」

発問が長すぎると、生徒は答えにくくなります。

一つの発問で一つのことを聞くようにしましょう。

板書計画を入れる

板書計画は、授業案に必ず入れたい項目です。

板書が整理されていると、生徒はノートにまとめやすくなります。

先生から見ても、授業の流れが分かりやすくなります。

基本の板書配置

左側:前時の復習

中央:本時の課題

右側:生徒の意見とまとめ

たとえば、国語の授業なら次のように考えます。

左側

前時のあらすじ

中央

本時の課題

「ごんの気持ちを考えよう」

右側

生徒の意見

本文の根拠

まとめ

授業案に書く例文

「黒板左側に前時の内容を整理し、中央に本時の課題を書く。右側には生徒の意見と本文の根拠を対応させて板書する。」

数学なら、式とグラフの位置を分けると見やすくなります。

授業案に書く例文

「黒板左側に表、中央に式、右側にグラフを書く。最後に、式とグラフの関係をまとめる。」

板書計画は細かく書きすぎなくても構いません。

ただし、どこに何を書くかは決めておきましょう。

指導教員に早めに相談する

授業案は、完成してから見せるものではありません。

7割ほどできた段階で相談する方が、修正しやすくなります。

前日や当日に見せると、先生も確認する時間が取れません。

自分も修正に追われてしまいます。

相談するときは、ただ「見てください」と言うよりも、不安な点を具体的に伝えましょう。

相談例文

「まだ途中なのですが、授業の流れがこの方向でよいか確認していただけますでしょうか。」

「展開の活動時間が長くなりそうで不安です。削るとしたら、どこがよいでしょうか。」

「導入の発問が生徒に伝わるか不安です。もう少し分かりやすい聞き方があれば教えていただきたいです。」

「板書計画を考えてみました。見やすさの点で改善した方がよいところはありますでしょうか。」

このように相談できる実習生は、先生から信頼されやすくなります。

教育実習では、完璧にできることよりも、学ぶ姿勢が大切です。

授業案作りと同時に、先生への質問の仕方も整えておくと安心です。

教育実習で指導教員に質問する例文|失礼にならない聞き方とタイミング」では、実習中に使いやすい相談例を紹介しています。

先生に何をどう聞けばよいか迷う方は、授業案提出前に確認しておくと役立ちます。

授業案作りでよくあるNG例と改善策

授業案は、書く内容を増やせばよいわけではありません。

大切なのは、授業で本当に使える形になっていることです。

ここでは、教育実習生がやりがちなNG例と改善策を整理します。

時間配分が曖昧になっている

時間配分が書かれていない授業案は、先生から見ても不安が残ります。

授業中に何分使うのかが分からないと、活動が長引きやすくなります。

NG例

「導入、展開、まとめを行う。」

改善例

「導入5分、展開30分、まとめ10分で進める。」

授業案に書く例文

「導入では前時の内容を5分で確認し、展開では個人思考とペア共有を合わせて25分行う。最後の10分でまとめと振り返りを行う。」

発問が抽象的すぎる

「考えてみよう」

「どう思いますか」

だけでは、生徒が何を答えればよいか分かりません。

発問は、考える視点を示すことが大切です。

NG例

「主人公について考えよう。」

改善例

「主人公の気持ちが変わったと分かる言葉はどこですか。」

授業案に書く例文

「本文の中から、主人公の気持ちが分かる言葉を一つ選び、その理由を書く。」

活動を詰め込みすぎる

授業に多くの活動を入れすぎると、一つひとつが浅くなります。

教育実習では、あれもこれも入れるより、ねらいに合う活動を絞る方が効果的です。

NG例

個人思考、グループ活動、発表、動画視聴、ワーク、振り返りをすべて入れる。

改善例

個人思考、ペア共有、全体確認に絞る。

授業案に書く例文

「本時では、本文を根拠に考えることを重視するため、活動は個人思考とペア共有に絞る。」

板書計画がない

板書をその場で考えると、黒板が見づらくなることがあります。

特に緊張していると、文字の大きさや配置が乱れやすくなります。

NG例

「必要に応じて板書する。」

改善例

「左に前時の復習、中央に本時の課題、右に生徒の意見とまとめを書く。」

授業案に書く例文

「生徒の意見は右側に箇条書きで整理し、最後に本時のまとめを中央下に囲んで書く。」

先生に見せるのが遅い

授業案を直前に見せると、修正時間が足りません。

先生にも負担がかかります。

早めに相談することで、内容を落ち着いて直せます。

NG例

授業前日の放課後に初めて授業案を提出する。

改善例

授業の数日前に、未完成の段階で方向性を確認してもらう。

授業案提出時の例文

「完成前で恐縮ですが、授業の流れについて早めにご意見をいただきたく、お持ちしました。」

教育実習では、失敗そのものよりも、準備不足に見える行動が信頼を下げやすくなります。

不安な方は、「教育実習で失敗しない完全ガイド|実習生がやりがちなNG行動と改善策」もあわせて確認しておくと、授業以外の注意点も整理できます。

教育実習に役立つ授業案チェックリスト

授業案を提出する前に、次の項目を確認しましょう。

一つずつ確認するだけで、抜け漏れを防ぎやすくなります。

提出前チェック

授業目標は具体的に書いているか

導入、展開、まとめの流れは自然か

時間配分を数字で書いているか

発問を実際の言葉で書いているか

生徒の反応を想定しているか

答えが出ない場合の声かけを準備しているか

板書の位置や順番を考えているか

活動を詰め込みすぎていないか

評価方法を入れているか

指導教員に早めに相談しているか

チェック後に使える提出例文

「授業案を作成しました。特に、展開部分の時間配分と発問の流れについてご確認いただけますでしょうか。」

「本時の目標に対して、活動内容が合っているか見ていただきたいです。」

「板書計画も入れてみましたが、生徒にとって見やすいか不安があります。ご助言いただけますでしょうか。」

授業案は、一度で完成させるものではありません。

チェックして、相談して、直していくことで実践に近づきます。

授業案の具体例

授業案の書き方が分かっても、「実際にはどのように書けばよいのか分からない」と感じる方は多いでしょう。

ここでは、小学校・中学校・高校で活用できる授業案例を紹介します。

そのまま提出するのではなく、自分の学年や教材に合わせて調整しながら活用してください。

国語の授業案例(小学校)

教材:ごんぎつね

本時の目標

本文の言葉を根拠にして、ごんの気持ちを説明できるようにする。

導入(5分)

前時の内容を振り返る。

発問

「ごんは、なぜいたずらをしたのでしょうか。」

展開(30分)

本文を読み返す。

気持ちが分かる部分に線を引く。

ペアで意見交換をする。

全体で発表する。

発問例

「どの言葉からそう思いましたか。」

「ごんの気持ちは途中で変わったと思いますか。」

まとめ(10分)

今日分かったことを一文でまとめる。

振り返り例

「ごんは反省していたことが分かった。」

授業案記載例

「本文の言葉を根拠にして考える活動を通して、登場人物の心情理解を深める。」

数学の授業案例(中学校)

教材:一次関数

本時の目標

一次関数の式とグラフの関係を説明できるようにする。

導入(5分)

携帯電話料金の例を提示する。

発問

「使う時間が増えると料金はどうなるでしょうか。」

展開(30分)

表を作成する。

グラフを描く。

比例との違いを考える。

ペアで説明する。

発問例

「グラフはどのような形になりますか。」

「比例との違いはどこにありますか。」

まとめ(10分)

一次関数の特徴を整理する。

振り返り例

「切片があることで比例と違うことが分かった。」

授業案記載例

「身近な事例を活用しながら、式・表・グラフを関連づけて考えさせる。」

英語の授業案例(高校)

教材:買い物の英会話

本時の目標

基本表現を使いながら買い物の会話ができるようにする。

導入(5分)

英会話動画を視聴する。

発問

「店員は何と言っていますか。」

展開(30分)

表現を確認する。

ペアで練習する。

ロールプレイを行う。

発問例

「別の言い方はできますか。」

「相手に伝わる声量でしたか。」

まとめ(10分)

今日使った表現を発表する。

振り返り例

「相手の質問に英語で答えられた。」

授業案記載例

「実際の場面を想定した活動を通して、英語で伝える力を育成する。」

教師との良好な関係を築くためのポイント

教育実習では、授業の完成度だけで評価が決まるわけではありません。

先生との関わり方も大切な評価対象です。

実際には、授業が多少うまくいかなくても、素直に学ぶ姿勢が高く評価されることがあります。

授業案は相談のきっかけにする

授業案は提出するための書類ではありません。

先生と授業について話し合うための資料です。

完成前でも相談した方が、修正しやすくなります。

相談例文

「まだ途中ですが、この流れで問題ないかご確認いただけますでしょうか。」

「導入部分が長くなりそうなので、ご意見をいただきたいです。」

先生は、相談してくれる学生に対して助言しやすくなります。

授業案を見せることを怖がる必要はありません。

指導教員の意見を素直に取り入れる

修正指示を受けると落ち込むこともあります。

しかし、指摘は成長のためのアドバイスです。

まずは受け止めることが大切です。

返答例文

「ありがとうございます。修正して再度確認をお願いしてもよろしいでしょうか。」

「ご指摘いただいた部分を見直してみます。」

先生が見ているのは、完璧さではなく改善する姿勢です。

授業後のフィードバックを活かす

授業後の助言は必ず授業案に書き残しましょう。

同じミスを繰り返さないためです。

振り返り例文

「板書が小さかったため、次回は文字サイズを大きくする。」

「活動時間が長くなったため、発表人数を減らして調整する。」

この積み重ねが授業力向上につながります。

授業後の振り返りを書く際は、

研究授業の振り返りの書き方と例文集|自評・反省会で使えるテンプレ付き」を参考に

やってはいけない関わり方NG例

教育実習では、知らないうちに評価を下げてしまう行動があります。

避けるだけで印象が大きく変わるので確認しておきましょう。

NG1:授業案をギリギリに提出する

先生は実習生だけを担当しているわけではありません。

前日提出では確認時間が足りません。

改善例文

「まだ途中ですが、方向性を見ていただけますでしょうか。」

NG2:指摘に対して言い訳をする

先生からの助言に対して反論ばかりすると、学ぶ姿勢が見えなくなります。

改善例文

「ありがとうございます。別の方法も考えてみます。」

NG3:不安ばかり伝える

「自信がありません」

「できる気がしません」

だけでは先生も助言しづらくなります。

改善例文

「導入部分に不安があります。改善点を教えていただけますでしょうか。」

NG4:同じミスを繰り返す

前回の指摘を反映しないと、成長が見えません。

改善例文

「前回のご指摘を踏まえて、時間配分を修正しました。」

NG5:授業後に報告しない

授業後のお礼は社会人としても大切です。

例文

「本日はご指導ありがとうございました。次回は板書を改善して臨みます。」

NG集|やってはいけない授業案作り

授業案の質を下げてしまう典型例を紹介します。

NG1:時間配分が雑

悪い例

導入10分

展開10分

まとめ10分

改善例

導入5分

展開25分

共有10分

まとめ10分

具体的な活動ごとに時間を設定します。

NG2:発問が曖昧

悪い例

「考えてみよう。」

改善例

「どの言葉からそう思いましたか。」

具体的な視点を示しましょう。

NG3:板書計画がない

悪い例

その場で考える。

改善例

左に課題、中央に考え、右にまとめを書く。

NG4:活動を詰め込みすぎる

悪い例

動画視聴

個人思考

グループ活動

発表

ワーク

振り返り

改善例

個人思考

ペア共有

全体発表

授業目標に必要な活動だけに絞ります。

NG5:授業案を提出用としてしか使わない

提出後に見ない授業案は意味がありません。

授業中に確認できる形で作成しましょう。

よくある質問(Q&A)

Q1. 授業案は完璧でなければいけませんか?

いいえ。

大切なのは改善しながら作ることです。

例文

「方向性についてご意見をいただけますでしょうか。」

Q2. 時間通りに進まなかったらどうすればいいですか?

優先順位を決めておきましょう。

まとめだけは必ず行うようにします。

Q3. 板書計画はどこまで書くべきですか?

最低限、どこに何を書くかは決めておきましょう。

Q4. 厳しい指摘を受けたらどうすればいいですか?

まず感謝し、改善につなげます。

例文

「ご指摘ありがとうございます。修正して再度確認をお願いできますでしょうか。」

Q5. 授業目標はどのくらい具体的に書けばいいですか?

生徒の行動が見えるレベルが理想です。

「説明できる」

「比較できる」

「発表できる」

などを使いましょう。

Q6. 生徒の発言内容まで書く必要はありますか?

想定される答えだけでも十分です。

Q7. ICTは授業案に書くべきですか?

使用する場合は必ず書きましょう。

目的も明記します。

Q8. 生徒が静かに聞いてくれないときは?

事前に声かけを準備しておきます。

例文

「一度こちらを見てください。大事な確認をします。」

Q9. 発問しても答えが出ないときは?

ペアで話し合わせてから発表させましょう。

例文

「隣の人と30秒だけ相談してみましょう。」

Q10. 手書きとパソコンはどちらが良いですか?

学校や先生の指示に従いましょう。

修正しやすいのはパソコンです。

まとめ

教育実習の授業案作りで最も大切なのは、完璧な授業案を作ることではありません。

授業目標を明確にし、生徒の反応を想定しながら準備を進めることです。

また、指導教員へ早めに相談し、助言を授業案へ反映することで授業の完成度は高まります。

特に意識したいポイントは次の3つです。

授業目標を具体的に書く

発問・板書・時間配分を細かく準備する

先生の助言を素直に取り入れる

授業案は提出書類ではなく、授業を支える設計図です。

実習中は失敗を恐れすぎず、一つずつ改善を積み重ねていきましょう。

教育実習全体の流れや準備をさらに確認したい方は、

教育実習で不安な人へ|実習前に準備しておくべきこと完全ガイド」は実習全体を見通しながら準備を進められます。