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理学療法の病院実習後のお礼状は、指導や受け入れへの感謝、実際に学んだこと、今後の学習に生かしたいことを順に書くとまとまります。まず学校や実習先の案内を確かめ、送り先と提出・送付の方法を確認しましょう。

この記事では、理学療法士を目指す学生に向けて、指導担当者・実習責任者・部署全体への手紙の全文例と、便箋・封筒の書き方を紹介します。自分の経験に合う部分を選び、正式な学校名や実習名に書き換えてお使いください。

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まず使える|指導担当者へのお礼状の全文例

担当してくださった指導者個人へ送る場合の全文例です。日々の振り返りや記録への助言など、その方に教わったことを一つ添えると、感謝の理由が伝わります。

以下は画面で読みやすい横書きの見本です。便箋内の宛名は末尾に示しています。封筒には、別に郵送先の住所と宛名を書きます。

拝啓 時下、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

このたびは、〇月〇日から〇月〇日までの臨床実習において、丁寧にご指導いただき、誠にありがとうございました。

日々の振り返りでは、記録に書いた内容について問いかけていただき、自分の理解が曖昧な点に気づくことができました。分からないことをそのままにせず、確認して学び直す姿勢の大切さを感じております。

今後は、実習でいただいた助言を振り返り、授業や自主学習の中で理解を深めてまいります。ご多忙の中、学習を支えてくださり、心より御礼申し上げます。

末筆ながら、〇〇様のご健康とご活躍をお祈り申し上げます。

敬具

〇年〇月〇日

〇〇大学〇〇学部理学療法学科〇年
〇〇 〇〇

〇〇病院
リハビリテーション科
〇〇 〇〇様

例文は、実際に記録への助言や振り返りの指導を受けた場合の見本です。経験と合わない部分は、後半の「学びの書き換え例」を参考に直してください。専門学校などで学んでいる方は、所属する学校・学科の正式名称に変更します。

送り先・送る時期は学校や実習先の案内を確認する

書き始める前に、誰宛てに、どの方法で、いつまでに提出・送付するかを確認します。学校で文面を確認する場合や、学生のお礼状をまとめて送る場合は、その手順に従ってください。

  • 担当指導者宛て:その方から受けた指導への感謝を中心に書きます。
  • 科長・実習責任者宛て:実習の受け入れや、学ぶ機会を整えていただいたことにお礼を伝えます。
  • 部署全体宛て:見学や質問への対応など、皆様に支えていただいたことをまとめます。

お世話になった全員へ、一人ずつ送る必要があるとは限りません。送り先が分からないときは、宛名を推測せず、学校の実習担当教員に確認しましょう。

送る時期の指定がなければ、実習終了後、学んだことを思い出せるうちに下書きを作り、宛先と文章を確かめて早めに準備します。「必ず〇日以内」という共通の期限を設けるより、自分の学校の案内を優先してください。確認や取りまとめを待っている場合も、独自の送付を追加する前に相談します。

メールを指定されている場合は、その方法に合わせます。手紙とメールの両方を一律に送る必要はありません。メールで整えたい方は、理学療法の実習後のお礼メール例文と件名・宛名・署名の書き方をご覧ください。

相手や状況に合わせたお礼状の例文

指導者個人への手紙では、その方に教わった内容を中心にします。実習責任者や部署全体への手紙では、受け入れや複数の方の協力への感謝が伝わるように書き分けましょう。

科長・実習責任者へ|全文例

科長または実習責任者宛てに送るよう案内された場合の例です。見本の「科長」は、確認した正式な役職に変更してください。

拝啓 時下、貴院ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

このたびは、〇月〇日から〇月〇日まで、臨床実習をお受け入れいただき、誠にありがとうございました。

担当の〇〇様をはじめ、皆様に学習の機会を設けていただき、授業で学んだ内容を病院での実際の関わりと結び付けて考えることができました。

特に、見学後に疑問点をご説明いただいたことで、知識を覚えるだけでなく、その意味を確かめながら学ぶ必要性を感じました。実習で気づいた課題を整理し、今後の学習に取り組んでまいります。

末筆ながら、貴院のますますのご発展と、皆様のご健康をお祈り申し上げます。

敬具

〇年〇月〇日

〇〇大学〇〇学部理学療法学科〇年
〇〇 〇〇

〇〇病院
リハビリテーション科
科長 〇〇 〇〇様

リハビリテーション科全体へ|全文例

部署全体へ一通のお礼状を送る場合は、「皆様」に支えていただいたことを表します。全員から同じ指導を受けたように書く必要はありません。

拝啓 時下、貴院ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

このたびは、〇月〇日から〇月〇日までの臨床実習において、大変お世話になり、誠にありがとうございました。

皆様には、ご多忙の中、見学や質問の機会をいただき、安心して学習に取り組めるよう支えていただきました。

実習では、スタッフの皆様が相談しながら支援を進める様子を見学し、一人の視点だけで考えず、周囲と情報を共有する大切さを感じました。今回の気づきを、今後の授業や実習での学びにつなげてまいります。

実習に関わってくださった皆様に、改めて感謝申し上げます。末筆ながら、皆様のご健康とご活躍をお祈り申し上げます。

敬具

〇年〇月〇日

〇〇大学〇〇学部理学療法学科〇年
〇〇 〇〇

〇〇病院
リハビリテーション科 御中

反省点がある場合|本文の差し替え例

反省点に触れるときは、失敗を詳しく並べるより、どのような助言を受け、これから何に取り組むかを簡潔に書きます。

次の文章は全文ではありません。冒頭の指導担当者向け例文にある、感謝・学び・今後の取り組みの段落と差し替えて使えます。

実習期間中は、私の理解が十分でない点について、繰り返しご説明いただき、ありがとうございました。

振り返りを通して、質問する前に自分が分かっていることと分からないことを整理する必要性に気づきました。今後は、疑問点を具体的にまとめ、調べた内容と併せて確認できるよう努めてまいります。

事故や未解決の問題がある場合は、このお礼状で報告を済ませず、学校・実習先の手順に従って別に報告・相談してください。

送るのが遅れた場合|本文の差し替え例

自分の準備が遅れた場合は、お礼が遅くなったことに短く触れ、その後は感謝を中心に書きます。日付は実際に書く日とし、過去の日付に戻す必要はありません。

以下は、全文例の感謝・学び・今後の取り組みの段落と差し替える文章です。頭語・書き出し・結び・結語・日付・差出人・宛名は残してください。

このたびの臨床実習では、丁寧にご指導いただき、誠にありがとうございました。お礼を申し上げるのが遅くなりましたことを、お詫び申し上げます。

実習中にご助言いただいた、観察した内容を順序立てて伝えることの大切さが心に残っております。今後は、要点を整理して説明する練習を重ね、学習に生かしてまいります。

学校の文面確認や取りまとめの手順に沿って送っている場合まで、経過日数だけを理由にお詫びを加える必要はありません。指定の提出期限に間に合わない場合は、担当教員へ相談しましょう。

例文を自分の実習経験に合わせて直す

例文を使うときは、「何をしていただいたか」「何に気づいたか」「次に何を学ぶか」の三つを、自分の経験から選びます。

「大変勉強になりました」の一文だけで終わる場合は、学んだ内容を一つ足してみましょう。以下は、それぞれの指導や見学を実際に経験した場合の書き換え例です。

記録について助言を受けた場合
記録へのご助言を通して、見聞きした事実と、自分が考えたことを区別して書く必要性に気づきました。

声かけを見学した場合
説明の仕方を見学し、伝える内容だけでなく、相手の反応を確かめながら話すことの大切さを感じました。

生活を踏まえた考え方を教わった場合
ご説明を伺い、身体の動きだけでなく、その方が日常生活で何を大切にしているかにも目を向ける必要性を学びました。

この後に「授業で関連する内容を復習してまいります」など、自分が取り組めることを続ければ、無理のない文章になります。見学したことは「見学し」、説明を受けたことは「ご説明いただき」と表し、自分が単独で判断・実施したように書かないようにしましょう。

具体性を出すために、患者さんの氏名・年齢・病名・病室・詳しい経過を書く必要はありません。複数の情報を組み合わせると個人が分かる場合にも注意し、患者さんの事情ではなく、自分の学びを中心に書いてください。

便箋・封筒・宛名の書き方

便箋の基本構成と書き出し

この記事の全文例は、次の順に並べています。学校に指定の書式や見本があれば、そちらに合わせてください。

  1. 頭語:「拝啓」
  2. 書き出し:時候の挨拶や相手の健康・病院の発展を喜ぶ言葉
  3. 本文:実習への感謝、学び、今後の取り組み
  4. 結び:相手の健康や活躍を願う言葉
  5. 結語:「敬具」
  6. 後付け:日付、学校名・学科・学年・氏名、相手の宛名

季節に合わせた書き出しを使う場合は、実際に送る時期に合う言葉を選びます。季節を限定しない「時下」という書き出しも使えます。「拝啓」と「敬具」は対にしてください。

横書きの見本では、結語と差出人を右寄せにしています。縦書きでは、右から左へ書き進め、結語・日付・差出人・宛名をそれぞれ改めた行に配置します。結語や差出人は下寄り、相手の宛名は上寄りに書くため、画面の改行や位置をそのまま写さず、学校の見本や便箋の行数に合わせて整えましょう。

封筒の表面|個人宛てと部署宛て

封筒の表面には、郵便番号、病院の住所、正式な病院名・部署名、相手の宛名を書きます。縦書きなら住所を右側、宛名を中央に配置し、宛名は住所より大きめの読みやすい文字にします。

指導者個人へ送る場合

〒〇〇〇-〇〇〇〇
〇〇県〇〇市〇〇町〇丁目〇番〇号
〇〇病院
リハビリテーション科
〇〇 〇〇様

役職を添える場合は、氏名の前に正式な役職を書きます。普段から先生と呼んでいる方なら「〇〇 〇〇先生」という書き方もできますが、「先生様」とはしません。氏名が分からないときは、推測で書かずに確認してください。

部署全体へ送る場合

〒〇〇〇-〇〇〇〇
〇〇県〇〇市〇〇町〇丁目〇番〇号
〇〇病院
リハビリテーション科 御中

個人宛てには「様」など、部署宛てには「御中」を使います。「リハビリテーション科 御中 〇〇様」のように、同じ宛名に両方を付けないようにしましょう。

封筒の裏面|差出人の情報

裏面には、差出人の郵便番号・住所・学校名・氏名を記入します。縦書き封筒なら、裏面の左下にまとめる形で整えられます。差出人欄が印刷されていれば、その欄を使ってください。

〒〇〇〇-〇〇〇〇
〇〇県〇〇市〇〇町〇丁目〇番〇号
〇〇大学〇〇学部理学療法学科〇年
〇〇 〇〇

自宅住所と学校所在地を混同しないようにします。学校の封筒を使う場合や、学校を差出人として取りまとめる場合は、住所や氏名の記入方法も担当教員の案内に従ってください。

手書き・パソコン作成と用紙の選び方

まず、手書き・印刷・指定用紙などの案内がないか確認します。指定がなければ、手書きだけを唯一の正解とせず、読みやすく整えられる方法を選びましょう。

  • 用紙:迷う場合は、白色を基調にした、装飾の少ない便箋と封筒が選びやすくなります。
  • 手書き:下書きで内容を整えてから、黒や濃い青などの読みやすい筆記具で清書します。
  • パソコン作成:読みやすい文字の大きさと余白にし、印刷後に文字の欠けや改ページを確認します。

便箋の大きさに合う封筒を選び、無理なく収まるように折ります。文章を一枚に押し込むために、文字を極端に小さくする必要はありません。

送る前の確認チェック

書き終えたら、文章と封筒を照らし合わせ、次の項目を確認しましょう。

  • 病院名・部署名・役職・相手の氏名は正式な表記になっているか
  • 個人宛ての敬称と「御中」を重ねていないか
  • 実習名・実習期間・自分の学校名・学科・学年・氏名に誤りがないか
  • 「〇〇」などの仮の文字や、差し替え前の文章が残っていないか
  • 学びの内容が、実際に経験したことと一致しているか
  • 患者さんを特定できる情報が入っていないか
  • 学校の文面確認・提出・取りまとめの手順を済ませているか
  • 便箋を入れ忘れていないか、封筒と中身の宛先が一致しているか
  • 差出人の情報を書き、封をしているか
  • 封筒の大きさ・重さに合う郵便料金を確認しているか

郵便料金に迷う場合は、封入した状態で郵便局の窓口などで確認すると安心です。学校へ提出する場合は、自分で投函せず、案内された方法で提出してください。

実習最終日に直接伝える言葉を準備したい方は、理学療法実習の最終日挨拶例文をご覧ください。声をかける時間や、担当者に会えない場合の対応で迷う方は、実習で感謝を伝えるタイミングと声かけの注意点が参考になります。

お礼状は、立派な成果を並べる必要はありません。相手に教わったことを一つ選び、自分の言葉で感謝を伝える一通に整えましょう。