この記事では、親しい人に使える、
1月に咲く花(福寿草・水仙・梅)を使った、
はがきの書き方と時候の挨拶をご紹介します。
1月は新年を迎え新しい1年をスタートさせる月です。
やはり1月に送るはがきには、
新年を感じさせる花を使用したらいかがでしょうか。
目次
1月の誕生花一覧!1月の誕生花と花言葉
花の名前と花言葉
月日 | 花の名前 | 花言葉 |
1月1日 | 梅 | 忠実・気品 |
1月2日 | シンビジューム | 素朴・飾らない心 |
1月3日 | 福寿草 | 幸せを招く |
1月4日 | 水仙 | 神秘・自己愛 |
1月5日 | カトレア | 美しい人 |
1月6日 | ゆずり葉 | 新生・若返り |
1月7日 | せり | 清廉で高潔 |
1月8日 | 母子草 | 無言の愛・忘れない |
1月9日 | かんのんちく | 日々平安・スマートな淑女 |
1月10日 | アナナス | あなたは完全です |
1月11日 | 胡蝶草 (こちょうくさ) | 良きパートナー |
1月12日 | ラケナリア | 決断・継続する |
1月13日 | アフェランドラ | 次への期待 |
1月14日 | ブルビネラ | 陽気・上機嫌 |
1月15日 | オンシジューム | 可憐・協調 |
1月16日 | デンドロビューム | わがままな美人 |
1月17日 | ファレノプシス | あなたを愛します |
1月18日 | パフィオペディルム | 責任感の強い人 |
1月19日 | バンダ | 上品な美しさ |
1月20日 | デンファレ | お似合い |
1月21日 | 蠟梅 (ろうばい) | 温かい心・慈愛 |
1月22日 | アンスリューム | 飾らない美しさ |
1月23日 | 万両 | 徳のある人・寿ぎ |
1月24日 | 万年青 (おもと) | 母性の愛・長寿 |
1月25日 | プリムラ | 青春・美の秘密 |
1月26日 | カロライナジャスミン | 長寿・甘いささやき |
1月27日 | ヘリオトローブ | 陶酔・献身的な愛 |
1月28日 | 魚柳梅 (ぎょりゅうばい) | 精神美・素朴な強さ |
1月29日 | 金柑 (きんかん) | 感謝・思い出 |
1月30日 | ペペロミア | 艶やか・美しい日々 |
1月31日 | 白妙菊 (しろたえぎく) | あなたを支える |
*出典
著者名: 「北脇榮次」
書籍タイトル「誕生花 わたしの花 あなたの花」
出版社名: 「株式会社いしずえ」
1月の花を使ったはがきの時候の挨拶
1月は1年の始まりとなる月です。
1月は雪が降(ふ)ったり、霜が降(お)りたり、とっても寒い時期。
そんな寒い時期にもめげずに咲いている、
「福寿草」や「梅」や「水仙」の花。
今回は、
これらの1月に咲く花を使ったはがきの書き方をご紹介します。
福寿草(ふくじゅそう)の花を使った1月の時候の挨拶
「福寿草(ふくじゅそう)」。
いかにも縁起の良い名前の花です。
昔は元旦草(がんたんそう)とも呼ばれ、
白砂を敷いた鉢が正月の床飾りなどに置かれたものです。
1月の積もった雪の中から、
いち早く春を告げるように咲くこの福寿草は、「招福の花」です。
福寿草の花言葉
・「幸せを招く」「永久の幸福」
福寿草の花の俳句
・水入れの水をやりけり福寿草 (正岡子規)
福寿草を使った1月の時候の挨拶:例文
年の暮れにいただいた福寿草の蕾がとても可愛らしく開きました。
旧暦元日のころに花が開くことから「元日草(がんじつそう)。」
「朔日草(ついたちそう)。」ともいわれる福寿草の黄色い花。
まさにお正月の花です。
南天と合わせて寄せ植えされるのは
「難を転じて福となす」という語呂合わせからだそうです。
1月の花の少ないこの時期に咲く、黄色い福寿草は、
やがて来る本格的な春を思わせる心温まる色の花です。
今年は暖冬で、福寿草がもうすぐ咲きそうです。
ご家族の皆々様におかれましては、
お変わりなくお過ごしでいらっしゃいますか?
私も家族一同、
お陰様で平穏に暮らしておりますのでご安心くださいませ。
福寿草の花言葉は「幸せを招く」です。
皆様にとって、本年が幸福に満ち溢れる
良い年になりますよう心からお祈り申し上げます。
梅(うめ)を使った1月の時候の挨拶
「東風(こち)ふかば香(にお)ひおこせよ梅の花あるじなしとて春な忘れそ」
菅原道真(すがわらみちざね)公の心を感じ取った梅は、
はるか太宰府まで飛んでいって咲いたという。
「官公の飛梅」伝説にちなんだ花言葉です。
梅の花言葉
・「忠実」「気品」
梅の花の俳句
・梅一輪一輪(うめいちりんいちりん)ほどの暖かさ(服部嵐雪)
梅の花を使った1月の時候の挨拶:例文
庭の梅の木に寒梅が一輪(いちりん)だけ咲いていました。
松尾芭蕉の弟子である服部嵐雪(はっとりらんせつ)が
詠んだ句の「梅一輪一輪ほどの暖かさ」という感じでしょうか?
まだまだ寒さが抜けない頃。
ほんの小さな梅の花ほどのわずかな暖かさを感じ、
春の訪れをしみじみと感じている今日この頃です。
ご家族の皆々様におかれましては、
お変わりなくお過ごしのことと存じます。
こちらも家族一同、相変わらずつつがなく暮らしております。
春寒はいっそう身にしみます。
どうぞお風邪とは仲良しになられませんように、
お元気にお過ごしくださいますようお祈り申し上げます。
水仙(すいせん)を使った1月の時候の挨拶
水仙の別名を「雪中花(せっちゅうか)。」というように、
中国では昔から冬の花として愛されています。
日本の風土にすっかり溶け込み、
日本原産であるかのような水仙ですが、地中海が原産で、
ヨーロッパからシルクロード、中国を経て日本へ渡来しました。
水面に映る自分の姿に恋こがれ、
ついには身を投げてしまう美青年ナルキッソス。
有名なギリシャ神話に由来した花言葉です。
水仙の花言葉
・「自己愛」 「神秘」
水仙の俳句
・其(そ)のにほひ桃より白し水仙花(松尾芭蕉)
水仙を使った1月の時候の挨拶:例文
水仙が、藪(やぶ)の陰に人目をはばかるように咲いていました。
雪のなかでも凛として咲いている立ち姿から
水仙は、「雪中花(せっちゅうか)。」とも呼ばれるそうです。
可憐な花の風情は日本人の心情に合うのでしょうか?
日本原産であるかのような水仙ですが、
原産は、地中海で中国を経て日本へ渡来したそうです。
1月の寒さに耐えて凛と咲く水仙を見ていると、
私も、「負けないで頑張ろう!」と思えて来ます。
皆々様におかれましては、お変わりなくお過ごしですか?
お陰様で、こちらも家族一同、
相変わらず、つつがなく暮らしております。
今年は暖冬とは申しますが、まだまだお寒い日が続きます。
皆々様におかれましては、
くれぐれもご自愛くださいますようお願い申し上げます。
まとめ
この記事では、親しい人に使える、
1月に咲く花(福寿草・水仙・梅)を使った、
はがきの書き方と時候の挨拶をご紹介しました。
日本は四季があるだけでも珍しいのにも関わらず、
その四季の中にも月ごとに様々な花が咲きます。
季語や時候の挨拶が季節によって変わるなんて
他の国には、なかなか無いのではないでしょうか?
1月は、1年をスタートする大事な時期です。
文章を書くときは、1月ならではの花を使った
趣のあるはがきを届けてみられたらいかがでしょうか?