喪中はがきは、
身内に不幸があったことを知らせ、
年賀状を欠礼しますというお詫びのご挨拶です。
受け取った側も、
年賀状を出すのを控えますが、親しい方であれば、
「お悔やみの気持ちを伝えたい。」
身内を亡くされて、気落ちしているのであれば、
「慰めの言葉を伝えたい。」
そんな思いを持っている方も、
いらっしゃるのではないでしょうか?
そんな方に、
喪中見舞いの書き方と例文をご紹介します。
目次
喪中見舞いの書き方と例文を紹介
年賀を欠礼するお知らせである、喪中はがきが届いた場合。
寂しい思いを抱えている方へ、
お悔やみの気持ちを伝える方法として、
喪中見舞いや寒中見舞いがあります。
一般的に寒中見舞いは、年賀状の時期がすんでから送ります。
喪中見舞いの書き方:例文
このたびは、
ご丁重なお葉書きをいただき、お母様のご他界を知りました。
ご病気のことも少しも存じあげず、
お見舞いもお悔やみも申し上げず失礼しました。
お母様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
お寂しい毎日をお過ごしのことと存じますが、どうぞお体をお大事に、
新しい年をお迎えくださいませ。
喪中お見舞い申し上げます。
このたびは、
ご丁寧なご挨拶状をいただきありがとうございます。
○○様がご逝去されて○ヶ月。
まだまだお寂しい毎日をお過ごしのこととお察しいたします。
服喪中でいらっしゃいますので、年賀状は控えさせていただきますが、
くれぐれもご自愛のうえ、新しい年をお迎えくださいますようお祈り申し上げます。
年賀状を出した後に喪中はがきが届いた場合:例文
亡きご母堂様のご服喪中とも存じ上げずに、
お年始状を差し上げてしまい、大変失礼いたしました。
ご家族様はさぞお力落としの事とお察しいたします。
心からお悔み申し上げるとともに、
ご母堂様のご冥福をお祈り申し上げます。
このたびはご尊父様がご逝去と承り、驚いております。
ご家族の皆様はお寂しくご越年のこととお察しいたします。
そうとは知らずお年始状を差し上げてしまい、失礼いたしました。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
時節柄、どうぞ御身大切にお過ごしください。
喪中お見舞い申し上げます。
このたびはご丁寧なご挨拶状をいただきありがとうございます。
お手紙を拝見し ○○様のご逝去を知りました。
遅ればせながら謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
実は先日、賀状を投函してしまいました。
失礼の段、なにとぞご容赦ください。
まだまだ悲しみはいえぬまま、お過ごしのこととお察しいたします。
お身体を大切に、
新しい年をお迎えになられますよう心よりお祈り申し上げます 。
寒中見舞いの書き方と例文を紹介
寒中見舞いとは、
もともと寒い季節に出す様子伺いの挨拶状です。
相手が喪中で、
年賀はがきを出すことが出来なかった場合、
松の内を過ぎ、新年を祝う期間がすっかり明けた頃の、
1月15日頃に、はがきが届くように出すとよいでしょう。
はがきも年賀状ではなく、普通のものを使用します。
文面に「拝啓」や「敬具」などは不要で、
句読点を入れないとより丁寧になります。
寒中見舞いの書き方:亡くなったことを喪中はがきで知った場合
寒中お見舞い申し上げます。
年賀欠礼のお知らせをいただき○○様のご逝去を知って驚いております。
お悔やみを申し上げますとともに、
○○様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
まだまだ悲しみはいえぬままにお過ごしのこととお察しいたしますが、
どうぞお身体を大切に、本年もお健やかに過ごされますよう
お祈り申し上げます。
寒中見舞いの書き方:亡くなったことを知っていた場合
寒中お伺い申し上げます。
このたびは、
ご丁寧なご挨拶状をいただきありがとうございました。
ご服喪中のことと年始のご挨拶は遠慮させていただきました。
○○様が他界されて○ヶ月、
悲しみが癒えないままにお過ごしのこの冬は寒さもひとしおと存じます。
くれぐれもご自愛くださいますようお祈り申し上げます。
寒中見舞いの書き方:年賀状を出した後に喪中はがきが届いた場合
寒中お見舞い申し上げます。
○○様がご逝去されたと存じ上げなかったとはいえ、
新年のご挨拶を申し上げ失礼いたしました。
遅ればせながら、哀悼の意を表します。
寒さ厳しい折、
皆様お風邪など召されませんようご自愛くださいませ。
まとめ
喪中はがきを受け取った場合、
何もしなくても失礼にはなりませんが、
喪中見舞いを出すことによりご遺族に丁寧な印象を残すことが出来ます。
一刻も早くお悔やみを伝えたいという時は、
喪中見舞いを送った方がよいでしょう。
喪中見舞いは、
年賀状の欠礼を受け取った返信として出せる、
お悔やみを伝えるお見舞いの挨拶状です。
すでに、年賀状を出してしまっていた場合にも、
喪中見舞いでお詫びをするという方法もあります。
