「入院することを友人にどう伝えればよいのだろう」「病名までは話したくない」「入院中は電話やLINEを控えてほしい」と、連絡文に迷うことはありませんか。
入院を知らせる文章は、誰が入院するのか、必要な予定変更、連絡についての希望を短くまとめると伝わりやすくなります。友人や親戚への報告で、病状や治療内容をすべて説明する必要はありません。
この記事では、入院する本人、または家族から周囲へ送るLINE・メールの例文を紹介します。自分の状況に合う文章を選び、伝えたい部分だけを使ってください。
すぐ使える|入院を知らせるLINE・メール例文
まずは、本人からの報告と、家族からの代理連絡の例文です。日付や名前、連絡への希望は、実際の状況に合わせて変更してください。
本人から親しい友人へ
近況のお知らせです。〇月〇日から入院することになりました。入院中は返信できないことがあります。このLINEへの返事は不要なので、受け取ってもらえれば大丈夫です。
親戚・目上の方へ丁寧に知らせる
近況のご報告でご連絡いたしました。〇月〇日より入院することになりました。退院の時期は、現時点では未定です。しばらくは休息を優先したく、電話や面会は控えていただけますと幸いです。このお知らせへのご返信には及びません。
家族から本人に代わって知らせる
〇〇の家族の△△です。〇〇が〇月〇日に入院しましたので、私からご連絡いたします。現在、退院の予定は未定です。今回は入院のご報告のみですので、このメッセージへのお返事はお気遣いなく。
家族が代理で知らせる場合は、本人の意向を確認できるときは確認し、誰へ何を伝えるかを相談しましょう。本人の気持ちや返信できる状態を、確認せずに書く必要はありません。
入院のお知らせに書く内容と、書かなくてもよいこと
入院の報告は、詳しい病状説明ではなく、相手へ必要な情報を伝えるための連絡です。次の項目から、必要なものを選んでください。
- 誰が入院する、または入院したのか
- 入院日など、知らせたい範囲の予定
- 約束や仕事に変更がある場合、その内容
- 入院期間や退院予定が分かっているか
- 返信・電話・面会についての希望
入院する人と、連絡の目的を最初に伝える
本人から送るなら「私が入院することになりました」、家族からなら「〇〇の家族の△△です。〇〇が入院しました」と書くと、誰についての連絡か分かります。
予定の変更が目的なら、「〇日の約束について連絡しました」と、用件を先に示す方法もあります。
分からない予定は、未定のまま伝える
退院日や入院期間が分からない場合は、「退院の時期は未定です」と伝えられます。安心してもらうために、分からない日付を約束する必要はありません。
入院期間の目安が伝えられていても、確定した予定かどうかを区別し、実際に分かっている範囲で書きましょう。
病名・病院名・病室番号は必要な範囲にとどめる
友人や親戚へ入院を知らせるために、病名や治療内容、病院名、病室番号まで伝える必要はありません。「治療のため」「検査のため」と、伝えたい範囲にまとめられます。
職場などの正式な手続きでは、必要な情報や書類が別にある場合があります。私的な近況報告とは分け、指定された窓口や方法で確認してください。
返信への対応と、連絡を控えてほしい希望を分ける
「返信できないことがあります」は、自分の対応についての説明です。相手からのメッセージを止めてほしいという意味までは、伝わらないことがあります。
連絡そのものを控えてほしい場合は、「当面は電話やLINEも控えてもらえると助かります」と、対象を具体的に伝えましょう。
状況別|入院を知らせる例文
入院が決まったとき
〇月〇日から、治療のために入院することになりました。しばらく予定を入れずに過ごすことにしています。入院中は返事が遅れたり、できなかったりすることがあります。まずはお知らせまで。このメッセージへの返信は不要です。
「治療のため」という説明も、書きたくなければ省いて構いません。
急に入院したとき
急なお知らせですが、〇月〇日に入院しました。今は長いやり取りが難しいため、短い連絡で失礼します。当面は電話と面会を控えてもらえると助かります。この連絡への返事は気にしないでください。
急な入院では、連絡文を整える余裕がないこともあります。短い報告や、家族からの代理連絡でも構いません。
検査のために入院するとき
〇月〇日から、検査のために入院することになりました。検査後の予定は、まだ決まっていません。入院中は連絡への対応が難しいことがありますので、先にお知らせします。このLINEへの返信は不要です。
検査入院だからといって、「何も心配ない」「すぐ終わる」と断定する必要はありません。分かっている予定だけを伝えます。
入院期間や退院予定が分からないとき
現在、入院しています。入院期間と退院の時期は、まだ分かっていません。しばらく先の予定を決められないため、近況としてお知らせしました。こちらへの返信はお気遣いなく。
病名や治療内容を詳しく伝えたくないとき
入院することになりましたので、お知らせします。病状や治療内容についての詳しいお話は、控えさせてください。今は休息を優先したいと思っています。このお知らせへのお返事は不要です。
説明を控えることについて、長い理由や繰り返しのお詫びを添える必要はありません。
相手別|友人・親戚・職場への報告例文
親しい友人へ送るLINE
近況を伝えておこうと思って連絡しました。〇月〇日から入院することになったよ。今は入院の準備をしていて、しばらくLINEへの返信は難しいかもしれません。この連絡への返事はいらないので、知っておいてもらえれば大丈夫です。
普段の言葉遣いで構いません。必要以上に明るく振る舞ったり、病状を軽く見せたりする必要はありません。
しばらく連絡していない友人へ
久しぶりの連絡になります。近況としてお知らせしたく、メッセージしました。〇月〇日から入院することになりました。しばらく連絡への対応が難しいことがあります。このメッセージへのお返事は気にしないでください。
久しぶりの相手でも、詳しい経緯をすべて説明する必要はありません。知らせたいと思う相手へ、伝えたい範囲で送ってください。
親戚へ知らせる文章
近況のご報告です。〇月〇日より入院することになりました。現在、退院の時期は決まっておりません。当面は面会を控え、静かに過ごしたいと考えております。このご報告へのお返事はお気遣いなくお願いいたします。
親戚からほかの人へ伝えてほしくない場合は、共有を控えてほしいことも別に添えましょう。
目上の方へ送るメール
件名:入院のご報告(△△)
〇〇様
いつもお心にかけていただき、ありがとうございます。
近況のご報告でご連絡いたしました。
〇月〇日より入院することになりました。
退院の時期は、現時点では未定です。
入院中は、電話やメールへの対応が難しい場合がございます。
当面は休息を優先したく、面会は控えさせていただいております。
まずは入院のご報告まで申し上げます。
このメールへのご返信には及びません。
△△ △△
「いつもお心にかけていただき」という一文は、普段の関係に合う場合に使います。合わなければ省略してください。
職場の上司へ報告するメール
職場への連絡では、入院の事実に加え、勤務や担当業務について必要な内容を伝えます。次は、休みや連絡方法の相談が必要な場合の例文です。
件名:入院のご報告と勤務についてのご相談(△△)
〇〇部長
お疲れさまです。〇〇部の△△です。
〇月〇日より入院することになりました。
退院および勤務再開の時期は、現時点では未定です。
休みの手続きと担当業務の引き継ぎについて、ご相談したくご連絡しました。
必要な手続きと、連絡窓口をご案内いただけますと幸いです。
入院中は電話への対応が難しいため、必要なご連絡はメールでお願いいたします。
メールもすぐに確認・返信できない場合がございます。
どうぞよろしくお願いいたします。
〇〇部 △△ △△
この例文は返答が必要な相談なので、「返信不要」とは書いていません。連絡方法や業務の情報は、実際に対応できる範囲と職場の決まりに合わせて変更してください。
入院の報告を、同僚全員へ一斉に送る必要があるとは限りません。上司や指定された窓口と、共有先や共有内容を確認しましょう。
入院の報告後、職場からお見舞いのメールをいただき、そのお礼を返したい場合は、お見舞いを受けた本人から職場へ返す、お礼・返信メールの例文をご覧ください。
入院で約束や予定を変更するときの伝え方
予定を変更する連絡では、入院の報告と、変更する約束を明確にします。理由を詳しく説明しすぎず、お詫びも簡潔で構いません。
会う約束を取りやめる場合
〇日の約束について連絡しました。入院することになったため、今回は取りやめにさせてください。予定を空けてくれていたのに、ごめんね。次の日程はまだ決められないので、いったん約束を見送らせてもらえると助かります。
参加予定の集まりを欠席する場合
〇月〇日の集まりについてご連絡します。入院が決まったため、今回は欠席いたします。準備をしていただいているところ、変更となり申し訳ありません。入院中は連絡への対応が難しい場合がありますので、取り急ぎお知らせいたします。
キャンセルの手続きなど、必要な確認がある場合は、その用件を別に明記してください。
次の予定をまだ決められない場合
入院することになり、しばらく先の予定は決められなくなりました。次に会う日については、今は約束をせずにおきたいです。日程の提案はいったん見送ってもらえると助かります。
「退院したらすぐ会おう」「必ずこちらから連絡する」と、分からない予定を約束する必要はありません。
返信が難しい・連絡を控えてほしい場合の例文
入院の知らせに、連絡についての希望を添えられます。「返信できない」「電話は控えてほしい」「メッセージも控えてほしい」を、自分の希望に合わせて選んでください。
返信が遅れる、またはできないことを伝える
現在、入院しています。LINEをいただいても、すぐに返信できないことや、返信できないままになることがあります。返事がない場合も、確認の連絡は控えてもらえると助かります。このお知らせへの返信は不要です。
メッセージは受け取ってもよいけれど、返事は難しい場合の文章です。メッセージ自体を控えてほしい場合は、その希望も伝えましょう。
電話を控えてほしいと伝える
〇月〇日から入院します。入院中は電話への対応が難しいため、当面は電話を控えてください。必要な用件がある場合は、メールで送っていただけると助かります。ただし、すぐにお返事できない場合があります。
別の連絡方法は、実際に使える場合だけ案内してください。電話もメールも対応が難しい場合は、無理に代わりの方法を設ける必要はありません。
LINEやメールも控えてほしいと伝える
入院することになりましたので、お知らせします。今は静かに過ごしたいため、当面は電話・LINE・メールを控えてもらえると助かります。この連絡への返信も不要です。気にかけてくださるお気持ちに感謝しています。
必要な手続きや業務の連絡まで止める必要があるかは、別に考えます。必要な連絡の窓口を案内する場合は、その窓口になる人の了承を得てください。
面会や訪問を控えてほしいと添える
〇月〇日から入院することになりました。入院中は休息を優先したいため、お見舞いの面会は控えていただけると助かります。まずは入院のご報告まで。このメッセージへの返信は不要です。
自分が面会を控えたいという希望は、そのまま伝えられます。確認していない医師の指示や、病院の面会制限を理由にする必要はありません。
家族が代理で入院を知らせるときの例文
家族が代理で報告するときは、本人との関係と、自分の名前を先に伝えます。本人の意向を確認できる場合は、知らせる相手と内容を相談してください。
意向を確認できない場合は、必要な連絡を必要な範囲に絞り、「本人が望んでいます」などと気持ちを推測して書かないようにしましょう。
配偶者の入院を知らせる
〇〇の配偶者の△△です。〇〇が〇月〇日に入院しましたので、私からお知らせいたします。退院の時期は、現在のところ未定です。病状についての詳しいお話は、今回は控えさせていただきます。この連絡へのお返事はお気遣いなく。
「夫の〇〇」「妻の〇〇」など、実際の関係に合わせた書き方でも構いません。
親の入院を知らせる
〇〇の子の△△です。父の〇〇が〇月〇日に入院しましたので、ご報告いたします。今後の予定はまだ決まっておりません。今回は必要な方へ個別にお知らせしておりますので、ほかの方への共有は控えていただけますと幸いです。ご返信には及びません。
「父」は「母」などに変更してください。家族だからという理由で、本人の情報を広く共有してよいとは限りません。
子どもの入院を知らせる
子どもの〇〇が入院しましたので、お知らせします。しばらくは予定を入れずに過ごすことにしています。連絡への対応が難しいことがありますので、返信の催促は控えていただけると助かります。このお知らせへのお返事は不要です。
子どもの年齢や理解に応じて、本人の意向にも配慮しましょう。病名や写真などを、必要以上に共有しないことも大切です。
家族が連絡窓口になることを知らせる
次は、本人と相談できており、家族が窓口になることにも了承がある場合の例文です。
〇〇の家族の△△です。〇〇の入院にあたり、本人と相談し、当面の連絡は私が窓口となることにしました。本人への直接の電話やメッセージは控えていただき、必要な用件は私宛てにお願いいたします。私もすぐにお返事できない場合があります。
別の家族を窓口として案内する場合は、その人の了承を得てから氏名や連絡先を共有してください。家族も、いつでも対応できるとは限りません。
入院の情報を広めてほしくないときの伝え方
入院を知らせることと、ほかの人への共有を認めることは別です。広めてほしくない場合は、報告に短いお願いを添えましょう。
個別に知らせていることを伝える
入院については、今のところ限られた方へ個別に知らせています。ほかの方への共有は控えていただけると助かります。このお願いへの返信は不要です。
SNSやグループでの共有を控えてほしいと伝える
この入院のお知らせは、個別のご報告です。SNSへの投稿、グループLINEへの共有、メッセージの転送は控えてください。必要な相手への連絡は、私から行います。
ほかの人に尋ねられた場合のお願いを添える
ほかの方から尋ねられた場合も、私の入院や病状についての詳しい説明は控えていただけると助かります。必要な方には、私から伝えることにしています。
お願いを添えても、共有を完全に防げるとは限りません。最初から送る相手と情報を絞り、広まってほしくない病院名や病状などは、必要がなければ書かない方法もあります。
入院を知らせるときに避けたい表現
分からないのに「すぐ退院できる」と書く
退院の見通しが分からない場合、短期間で戻れると約束する必要はありません。
言い換え:退院の時期は、現時点では未定です。
約束できないのに「必ずすぐ連絡する」と書く
連絡する約束が負担になるなら、省いて構いません。私的な近況報告では、次の連絡時期まで決める必要はありません。
言い換え:当面は返信や近況の連絡が難しいことがあります。
「返信不要」と書きながら質問や依頼を重ねる
返答が必要な内容を入れると、相手は返信すべきか迷います。報告だけの連絡と、確認が必要な相談を分けましょう。
報告だけの場合:今回は入院のお知らせのみですので、ご返信には及びません。
返答が必要な場合:予定変更に伴う手続きについて、この点だけご確認いただけますと助かります。
確認していない医師の指示や面会制限を書く
「医師に面会を止められている」「病院で電話が禁止されている」といった説明は、実際に確認できている場合に限って使います。
言い換え:今は休息を優先したいため、電話と面会は控えていただけると助かります。
「心配しないで」だけで必要な情報が伝わらない
「心配しないで」という言葉を使いたい場合も、病状を軽く見せるために無理に書く必要はありません。相手へ伝える必要がある事実と、連絡への希望を具体的に示しましょう。
言い換え:〇月〇日から入院します。退院時期は未定です。入院中は返信が難しいことがありますので、返事を待たずにいてもらえると助かります。
入院を知らせるLINE・メールのよくある質問
友人全員に知らせる必要はありますか?
すべての友人や知人へ知らせる必要はありません。知らせたい人や、予定変更の連絡が必要な人を選んで伝えられます。
一方、職場などで正式な連絡が必要な場合は、その窓口や方法に沿って対応しましょう。
病名や病院名を伝えなくてもよいですか?
私的な報告では、病名や病院名まで伝える必要はありません。「入院することになりました」という説明でも、入院の事実は伝わります。
手続きや具体的な手助けのために情報が必要な場合は、相手と目的に応じて、必要な範囲だけを共有してください。
急な入院で、連絡が遅くなってもよいですか?
友人や親戚への近況報告は、体調や状況に合わせて、連絡できるときに伝えられます。「連絡が遅くなりましたが、〇日に入院しました」と短く知らせても構いません。
勤務や予約などに影響する連絡は、可能な範囲で必要な窓口へ伝えます。本人からの対応が難しい場合は、家族などに代わってもらう方法もあります。
グループLINEで知らせてもよいですか?
参加者全員へ同じ内容を知らせたい場合は、グループLINEを使う方法もあります。ただし、誰が参加しているかを確認し、共有してよい情報だけを書きましょう。
一斉に返信が届くことを避けたい場合は、「このお知らせへの返信は不要です」と添えられます。限られた相手だけに伝えたい情報は、個別の連絡が向いています。
職場と友人に同じ文章を送ってもよいですか?
入院の事実は同じでも、連絡の目的が異なります。友人には近況と連絡への希望を、職場には勤務や必要な手続きについての情報を加えるなど、分けて書くと分かりやすくなります。
職場への相談で返答が必要なら、友人向けの「返信不要」をそのまま使わないようにしましょう。
退院したら、必ず報告しなければいけませんか?
私的な近況報告では、全員へ必ず知らせると約束する必要はありません。伝えたい相手へ、無理のないときに知らせられます。
職場の勤務再開や、予定の調整に関係する連絡は、その必要性と決められた方法に沿って行ってください。
入院の報告とは別に、すでにいただいたお見舞いへの感謝を手紙で伝えたい場合は、お見舞いを受けた本人・家族から送る、お礼状の書き方と例文も参考にしてください。
入院の知らせを受け取った側は、何と返せばよいですか?
返信不要と書かれている場合は、返事をしなくても構いません。連絡を控えてほしいという希望があれば、その内容を尊重しましょう。
返事をしてよい状況で、入院した本人へ短い気遣いを伝えたい場合は、入院・療養中の本人へ送る、お見舞いの言葉・短文例文をご覧ください。病状の説明や返信を求めない文章を選べます。
まとめ|必要な相手に、伝えたい範囲で知らせよう
入院を知らせるLINE・メールは、病状をすべて説明する文章ではありません。必要な相手へ、必要な情報を短く伝えれば構いません。
- 本人からの報告か、家族からの代理連絡かを明確にする
- 入院日や予定変更など、必要な事実を伝える
- 退院時期が分からなければ、未定のまま知らせる
- 返信が難しいことと、連絡を控えてほしい希望を区別する
- 病名や病院名は、必要な範囲だけを共有する
- 情報を広めてほしくない場合は、その希望も添える
迷ったら、「〇月〇日から入院することになりました。入院中は返信できないことがあります。このお知らせへの返事は不要です」という短い文章からでも構いません。
知らせる相手と内容を選びながら、自分が休息を優先できる連絡方法を伝えてください。