友達や家族からの着信画面を見ると、思わず身構えてしまう。電話に出なかった後も、「冷たいと思われたかな」と申し訳なさが残ることはありませんか。

相手とのつながりは大切でも、突然話し始めたり、その場で返事を考えたりすることが負担になる場合もあります。そんなときは、普段の連絡方法を相談してみる選択肢があります。

急な電話は少し苦手だから、普段の連絡はLINEでもらえると助かる。

詳しい理由を説明しきらなくても、まずはこのくらいの短い言葉からで大丈夫です。この記事では、友達・家族にLINEで連絡してほしいと伝える例文と、必要な電話の時間を決める方法を紹介します。

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電話が苦手でも、相手を大切にしていないとは限らない

電話の何が負担になるのかは、人によって違います。突然の着信に気持ちが追いつかない人もいれば、話しながら返答を考えることや、いつ終わるか分からない通話に疲れる人もいます。

文章なら、自分のペースで用件を読み、考えてから返事ができます。「電話より文章のほうがやり取りしやすい」という希望と、相手を大切に思う気持ちは、両立するものです。

電話が苦手ということだけで、病気や性格を決めつけることはできません。また、着信に出なかったという一度の行動だけで、相手への気持ちが決まるわけでもありません。

理由がはっきりしなくても、「普段の用件は文章で受け取りたい」と希望を伝えることはできます。

LINEで連絡してほしいときは「自分の状態+希望」を伝える

「いつも急に電話してくるよね」と相手の行動を指摘するよりも、「急な電話だとうまく話せないから、先にLINEがほしい」と、自分の状態とお願いをつなげてみてください。

  • 自分の状態:急な電話は身構える、話しながら考えるのが難しい、長く話すと疲れる
  • 希望する方法:用件はLINE、電話の前に確認、必要な通話は時間を決める

伝えるのは、自分に当てはまる理由を一つだけでも十分です。診断名や詳しい事情を明かしたり、本当ではない予定や体調不良を理由にしたりする必要はありません。

関係を気にしている場合は、「連絡をもらうのはうれしいよ」など、本心に合う一言を添えてもよいでしょう。ただし、安心させるために長い説明を重ねなくてもかまいません。

友達・家族にLINEで連絡してほしいと伝える12の例文

以下の例文は、そのまま使うほか、普段の呼び方や語尾に変えて使ってください。通話の日時を提案する例は、実際に話せる見込みがある場合に選びましょう。

1.親しい友達に、普段の連絡をLINEにしてほしい

これからの連絡方法を、落ち着いて伝えておきたい場面です。

私、電話だと言葉がすぐに出てこないことがあるんだ。普段の連絡はLINEにしてもらえると助かる。文章のほうが落ち着いてやり取りできるよ。

電話をかけたことへの不満ではなく、自分が対応しやすい方法として伝えるのがポイントです。

2.家族に、用件を先に文章で送ってほしい

予定の確認や頼みごとなど、まず内容を知りたいときに使えます。

用事があるときは、先にLINEで内容を送ってもらえる? 何の話か分かっていると、私も確認してから返事がしやすいんだ。

「何を送ってほしいか」を具体的にすると、相手も次の連絡の仕方を考えやすくなります。

3.電話の前に「今、話せる?」と確認してほしい

電話をすべて避けたいわけではなく、突然の着信が負担になる場面です。

急に電話がくると身構えてしまうから、かける前に「今、話せる?」ってLINEをもらえるとうれしい。話せるか確認して返すね。

事前確認をもらっても、毎回通話に応じる約束にはなりません。そのときの余裕に合わせて答えてください。

4.着信に出られなかった後、LINEで用件を聞きたい

折り返して話す余裕がなく、まず用件を文章で受け取りたいときの例です。

着信を確認したよ。今は電話で話せないので、用件をLINEで送ってもらえる? 内容を見て、返事できるときに返信するね。

折り返しを約束せず、今できる連絡方法を伝えます。着信から時間がたっている場合は、相手の状況に合う書き出しに変えてください。

5.「何かあった?」と心配させずに用件を確認したい

急な出来事だと決めつけず、普段の調子で連絡内容を聞きたい場面です。

電話くれていたね。どんな用件だったかな? 今はLINEのほうがやり取りしやすいので、こちらに送ってもらえると助かるよ。

「どうしたの? 大丈夫?」と緊急事態を想定する言葉を重ねず、用件を尋ねる形にしています。

6.今日は電話で話す余裕がなく、文章にしたい

普段は話せても、今日は通話の負担が大きいときに使えます。

今日は電話で話す余裕がないので、今回はLINEでやり取りしたいな。すぐには返せないけれど、用件を送っておいてもらえると助かる。

今回の希望を伝えつつ、文章でも即返信は難しいことを添えています。「また電話するね」と無理に約束する必要はありません。

7.長電話になりやすい相手に、基本はLINEにしたい

通話が長くなるたびに疲れるため、普段の方法を変えたい場面です。

長く電話で話すと疲れが出やすいので、これから普段の連絡はLINE中心にしたいんだ。電話が必要なときは、先に用件を教えてもらえる?

「あなたの話が長い」と評価する代わりに、自分の負担と今後の希望を伝えます。

8.電話が必要な場合は、日時と時間の目安を決めたい

文章では確認しにくい用件があり、短い通話ならできそうなときの例です。

その件は電話で確認しようか。明日の19時から10分くらいなら話せそうだよ。先に確認したいことをLINEで送ってもらえる?

開始時刻だけでなく、通話時間の目安も伝えておくと、終わりを相談しやすくなります。日時や長さは自分の予定に合わせて変えてください。

9.「声が聞きたい」と言われたとき

相手の気持ちを受け止めながら、今は電話が難しいと伝えたい場面です。

そう思ってくれてありがとう。今は電話で話すのが負担なので、しばらくはLINEで近況を伝え合いたいな。

声を聞きたいという気持ちに応えるために、通話を引き受けなければならないわけではありません。無理なく言える範囲で伝えましょう。

10.「LINEは面倒」「電話のほうが早い」と言われたとき

お互いに使いやすい連絡方法が違い、すり合わせたいときの例です。

電話のほうが伝えやすいんだね。私は急な電話だと受け答えが難しいので、まず用件だけ短く送ってもらえるかな。文章で難しいところは、時間を決めて話せるか相談したい。

どちらが正しいかを決めるより、用件の入口だけ文章にするなど、相談する範囲を小さくしています。通話が難しい場合は、無理にこの代案を付けなくてかまいません。

11.一度お願いした後も電話が続くとき

以前の希望が伝わっていない、または習慣で電話がくるときに使えます。

前にも伝えたけれど、普段の連絡はLINEでお願いしたいんだ。着信があっても出られないことがあるので、用件を文章で残してもらえると助かる。

新しい理由を毎回探さず、同じ希望を短く繰り返します。相手の反応が怖い場合は、一人で伝え続けようとしなくて大丈夫です。

12.電話に出たものの、途中でLINEに切り替えたい

話し始めた後に疲れを感じたり、通話を続ける余裕がなくなったりした場面です。

今日はここで電話を終わりにしたいんだ。続きの用件はLINEに送ってもらえる? 読めるときに確認するね。では、いったん切るね。

終わりたい意思と、その後の連絡方法をセットで伝えます。一度電話に出たからといって、最後まで聞き続ける必要はありません。

電話を減らす相談は、一つのお願いからでいい

最初から細かい決まりをすべて作らなくてもかまいません。自分が特に困っている部分を一つ選んでみてください。

  • 突然の着信が負担なら、かける前にメッセージをもらう
  • 何の電話か分からず気になるなら、出られないときは用件を残してもらう
  • その場の受け答えが難しいなら、普段の用件はLINEで送ってもらう
  • 通話が長くなると疲れるなら、必要な電話の日時と長さを先に決める

短く話す予定でも、終わりの時間になったら「今日はここまでにしたい」と伝えて大丈夫です。予定が変わり通話できなくなった場合は、可能な範囲で変更を知らせましょう。

LINEに変えても、すぐ返信する約束はしなくていい

文章で用件を受け取れることと、いつでも返信できることは別です。電話を減らす代わりに、常にLINEを確認する必要はありません。

「返信は手が空いたときになる」とあらかじめ伝えておく方法もあります。返信の期限がある用件は、その期限を書いてもらい、対応できるかを確認するとよいでしょう。

読みやすい連絡方法を選んだ結果、今度は返信に追われてしまう場合には、返すタイミングや頻度も見直してみてください。

相手が文字入力を苦手としている場合の選択肢

家族がスマートフォンの文字入力に慣れていないなど、LINEへの切り替えが難しい場合もあります。そのときは、双方が使えて、負担の少ない方法を探すこともできます。

  • 用件だけを短い留守番電話に残してもらう
  • 音声を聞くことが負担でなければ、短い音声メッセージにする
  • 必要なときだけ、事前に日時を決めて短く電話する
  • 一言のメッセージで用件の種類を知らせてもらい、その後の方法を相談する

たとえば、文字入力が大変でも通話の予約はできる家族なら、「電話が必要なときは、先に希望の時間だけ送ってもらう」という方法も考えられます。

音声を聞くこと自体がつらければ、留守番電話や音声メッセージを選ばなくて大丈夫です。代案を必ず用意しなければ、希望を伝えられないわけではありません。

急ぎの用件は、普段の連絡と分けて相談しておく

日常の連絡をLINEにしてもらう場合でも、家族の急な出来事などについては、別に連絡方法を相談しておくとよいでしょう。

まずは、急ぐ用件なら「何が起きたのか」「いつまでに返事が必要か」をメッセージに入れてもらう方法があります。ただし、LINEなら必ずすぐ気づけるわけではありません。

返事がないときに別の家族へ連絡できるか、緊急の助けが必要な場面では適切な緊急窓口へ連絡するかなど、状況に応じた方法も共有しておきましょう。特定の一人からの返信だけを待つ形にしないことが大切です。

急ぎの用件があり得るからといって、読者が一日中着信を見守ったり、すべての対応を引き受けたりする必要はありません。自分が受けられる連絡の範囲も含めて相談してください。

お願いしても電話が続くときは、受け方も調整する

相手にとって電話が長年の習慣になっていると、一度のお願いでは変わらないこともあります。そのたびに詳しく説明し直すより、「普段の用件はLINEでお願いしたい」と短く繰り返す方法があります。

出られるときだけ電話に出て、それ以外は後で文章で用件を確認するなど、自分が続けられる受け方に調整してみてください。着信があるたびに、すぐ折り返すことを自分の決まりにしなくてもかまいません。

必要に応じて、休む時間の着信通知を調整する方法もあります。ただし、大切な連絡にも気づきにくくなる可能性があるため、必要な相手や連絡経路を考え、自分の状況に合わせて設定しましょう。

責められたり、怖さを感じたりするとき

希望を伝えると怒鳴られる、責められる、何度も電話が続いて恐怖を感じる場合は、二人だけで分かってもらおうと無理をしないでください。

信頼できる人に状況を話し、直接のやり取りを減らす方法や相談先を一緒に考える選択肢があります。説明を続けることより、自分の安全と安心して過ごせる時間を優先してかまいません。

また、電話への強い不安が続き、必要な連絡や日常生活に支障が出ている場合は、医療機関などの専門家に相談することもできます。連絡方法を調整する工夫と、つらさについて相談することは、並行して考えられます。

まずは一人に、希望する連絡方法を短く伝えてみよう

電話が苦手なときは、無理にすべての着信に応じるより、普段の連絡をどう受け取りたいか考えてみてください。LINEで用件を送ってもらう、電話の前に確認してもらう、必要な通話は時間を決めるなど、選べる方法があります。

まずは、伝えやすそうな一人に「普段の連絡はLINEでもらえると助かる」と送るだけでもかまいません。自分のペースでやり取りできる方法を、少しずつ相談していきましょう。