年末年始休業のお知らせは、「いつからいつまで休むのか」「いつ営業を再開するのか」「休業中の注文や問い合わせにどう対応するのか」を分けて書くと、相手に伝わりやすくなります。

丁寧な挨拶を長く書くよりも、お客様や取引先が予定を立てるために必要な情報を、見つけやすく示すことが大切です。

この記事では、取引先へのメール、会社や店舗のホームページ、SNS、店頭掲示などに使える8種類の例文を紹介します。注文・発送の休止や、問い合わせへの返信再開を伝える文例も掲載しています。

例文を使う前に

「20XX年」は年末側の年、「20XY年」はその翌年を表しています。「○日」「[会社名]」などとともに、実際の情報へ差し替えてください。

例文は、それぞれ異なる対応を想定しています。休業中の受付方法や対応再開日は、自社・自店で確定した内容に合わせて調整しましょう。

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年末年始休業のお知らせに書く基本情報

まずは、次の情報を整理しましょう。すべてを一文に詰め込まず、日程と対応内容を箇条書きにすると読みやすくなります。

  • 休業期間:休業開始日から最終休業日まで。
  • 年内最終営業:最後に営業する日と、その日の営業時間。
  • 年始営業開始:営業を再開する日と、その日の営業時間。
  • 休業中の受付:注文、メール、問い合わせフォーム、電話などの受付状況。
  • 対応再開:問い合わせへの返信や、商品の発送を再開する日。

ネットショップでは、年内発送分の注文締切も必要です。店舗では、予約受付や最終入店時刻など、お客様の利用に関わる情報を補足します。

緊急対応の窓口が実際に設けられている場合は、対象となる用件・連絡先・受付時間を記載してください。通常の問い合わせ先を、そのまま「緊急連絡先」として載せないようにしましょう。

【用途別】年末年始休業のお知らせ例文8選

使用する媒体と、相手に伝えたい内容に合う文例を選んでください。

1.取引先向けの丁寧なメール

継続して取引のある相手に、休業日程と問い合わせ対応をまとめて案内する場合に使えます。メールは休業中も受信し、返信は営業再開後に行う想定です。

件名:年末年始休業のお知らせ([自社名])

[取引先の会社名]
[部署名]
[氏名]様

いつもお世話になっております。
[自社名]の[氏名]です。

誠に勝手ながら、弊社では下記の期間を年末年始休業とさせていただきます。

■休業期間
20XX年12月○日~20XY年1月○日

■年内最終営業
20XX年12月○日 ○時~○時

■年始営業開始
20XY年1月○日 ○時より通常営業

休業中もメールは受け付けておりますが、ご返信は20XY年1月○日より順次行います。
お電話でのお問い合わせは、休業期間中はお受けできません。

ご不便をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

[自社名・部署名・氏名・連絡先]

年内に完了させたい案件がある場合は、別の段落で「[案件名]につきましては、20XX年12月○日までにご相談いただけますと幸いです」など、必要な依頼を具体的に添えます。

宛名や敬語も見直したい方は、ビジネスメールの書き方を例文で見直す|宛名・敬語・依頼文の整え方も参考にしてください。

2.簡潔に伝える取引先向けメール

普段からやり取りしている取引先に、休業日程を短く伝える文例です。短いメールでも、対応再開日は省略しないようにします。

件名:年末年始の休業日程について([自社名])

[取引先の氏名]様

いつもお世話になっております。[自社名]の[氏名]です。
弊社の年末年始の営業日程をご案内いたします。

・年内最終営業:20XX年12月○日 ○時まで
・休業期間:20XX年12月○日~20XY年1月○日
・年始営業開始:20XY年1月○日 ○時

休業中にいただいたメールには、20XY年1月○日より順次返信いたします。
休業中のお電話には対応しておりません。

どうぞよろしくお願いいたします。

[自社名・氏名・連絡先]

3.会社のホームページ掲載用

不特定多数の取引先やお客様が読む、会社のお知らせ欄向けの文例です。問い合わせフォームの受付と、担当者による回答を分けて示します。

年末年始休業のお知らせ

平素より弊社をご利用いただき、誠にありがとうございます。
年末年始の営業日程につきまして、下記のとおりお知らせいたします。

【休業期間】
20XX年12月○日~20XY年1月○日

【年内最終営業】
20XX年12月○日 ○時~○時

【年始営業開始】
20XY年1月○日 ○時より通常営業

休業期間中もお問い合わせフォームからの送信は可能です。
ご回答は20XY年1月○日より順次行います。内容や受付状況により、お時間をいただく場合がございます。

ご不便をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

[会社名]

4.店舗のホームページ・SNS掲載用

年内最終日だけ短縮営業し、年始は通常営業に戻る店舗を想定した文例です。SNSでも読めるように、日程を短く区切っています。

年末年始の営業について

いつも[店舗名]をご利用いただき、ありがとうございます。
年末年始は、下記の日程で営業いたします。

■年内最終日・短縮営業
20XX年12月○日 ○時~○時

■休業期間
20XX年12月○日~20XY年1月○日

■年始営業開始
20XY年1月○日 ○時~○時(通常営業)

休業中は、お電話でのご予約・お問い合わせをお受けできません。
営業再開後にご連絡くださいますようお願いいたします。

本年もご来店いただき、ありがとうございました。
来年も皆様のご来店をお待ちしております。

[店舗名]

飲食店ならラストオーダー、美容室などなら最終受付の時刻を必要に応じて追記します。SNSのメッセージを確認しない場合は、「休業中はDMへの返信もお休みいたします」と明記すると安心です。

5.店頭掲示用の短い案内

入口やレジ付近に掲示する、短い文例です。印刷するときは、休業期間と営業再開日時を大きく表示しましょう。

年末年始休業のお知らせ

いつもご利用いただき、ありがとうございます。
下記の期間は休業いたします。

休業期間
20XX年12月○日~20XY年1月○日

年内は20XX年12月○日 ○時まで営業いたします。
年始は20XY年1月○日 ○時より営業いたします。

ご不便をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

[店舗名]

6.ネットショップの注文・発送案内

休業中も注文を受け付け、発送と問い合わせ対応を休止するショップ向けです。年内発送の条件は、自店の在庫管理・決済・配送体制に合わせて変更してください。

年末年始の発送・お問い合わせ対応について

いつも[ショップ名]をご利用いただき、ありがとうございます。
年末年始の対応につきまして、下記のとおりご案内いたします。

■発送・お問い合わせ対応の休止期間
20XX年12月○日~20XY年1月○日

■ご注文について
休業期間中も、オンラインでのご注文は通常どおり受け付けております。

■年内発送分の受付締切
20XX年12月○日 ○時までに、ご注文とお支払いの確認が完了した在庫商品を、年内発送の対象といたします。
予約商品・取り寄せ商品は対象外です。

■年内最終発送日
20XX年12月○日

■年始の発送再開
20XY年1月○日より順次発送いたします。
上記締切後のご注文は、年始の発送再開後に対応いたします。

■お問い合わせについて
休業中もメール・お問い合わせフォームで受け付けておりますが、ご回答は20XY年1月○日より順次行います。
お電話での対応は休止いたします。

発送再開日にすべてのご注文を発送できるとは限りません。
また、年内発送分についても、年内のお届けをお約束するものではございません。

お客様にはご不便をおかけいたしますが、よろしくお願い申し上げます。

[ショップ名]

「年内発送」と「年内到着」は別です。年内に届くよう案内したい場合は、配送先や配送会社の受付状況を確認し、対応できる条件を明記してください。

コンビニ払い・銀行振込などを利用するショップでは、注文した時点と入金を確認できる時点が異なることも踏まえて、締切を設定しましょう。

7.休業中に送る問い合わせの自動返信メール

問い合わせの受信後、自動で返信する文例です。「受け付けたこと」と「担当者の回答はこれからであること」を伝えます。

件名:【自動返信】お問い合わせ受付と年末年始休業のご案内([会社名])

お問い合わせいただき、ありがとうございます。
こちらは、お問い合わせの受信をお知らせする自動返信メールです。

誠に恐れ入りますが、弊社は下記の期間、年末年始休業とさせていただいております。

休業期間:20XX年12月○日~20XY年1月○日
お問い合わせへの回答再開:20XY年1月○日

いただいた内容は、回答再開日より担当者が順次確認し、ご連絡いたします。
内容や受付状況によっては、ご回答までお時間をいただく場合がございます。

本メールは受信のお知らせであり、ご依頼への対応完了をお伝えするものではございません。

お待たせして申し訳ございませんが、何卒よろしくお願い申し上げます。

[会社名・問い合わせ窓口]

送信専用アドレスから配信する場合は、返信を受け取れる窓口も案内してください。注文の変更やキャンセルを受け付ける際は、自動返信だけで手続きが完了するのかどうかも明確にします。

8.社内向けの休業日程案内

従業員に休業日程と事前準備を共有する文例です。顧客向けの文章とは異なり、担当者が休業前に行う作業も記載します。

件名:【社内連絡】年末年始の休業日程と事前対応について

社員各位

お疲れさまです。[担当部署]の[氏名]です。
年末年始の休業日程と、休業前の対応についてご案内します。

・年内最終営業:20XX年12月○日 ○時まで
・休業期間:20XX年12月○日~20XY年1月○日
・年始営業開始:20XY年1月○日 ○時

各担当者は、休業前に以下の対応をお願いします。

・取引先への休業日程の案内
・休業期間にかかる納期や予約の確認
・対応中の案件の記録と必要な引き継ぎ
・担当メールの自動返信設定

部署ごとに営業日程や当番対応が異なる場合は、各部署からの案内も確認してください。
不明点は[社内問い合わせ先]までご連絡ください。

よろしくお願いいたします。

[担当部署・氏名・内線など]

担当者が実施すべき作業は、社内で決まっている内容に絞って記載します。出勤が必要な部署や当番がある場合は、対象者と勤務予定を別途明確に共有してください。

日程と対応内容を誤解なく伝える書き方

休業期間と営業再開日を分けて書く

「1月○日まで休業」と書いた場合、その日は休業日に含まれます。相手が数え直さなくて済むように、営業再開日も続けて記載しましょう。

休業期間:20XX年12月○日~20XY年1月○日
営業再開:20XY年1月[営業再開日] ○時

※営業再開日には、最終休業日の後に実際に営業する日を入れます。

年をまたぐ案内では、年末側と年始側の両方に西暦を書くと、過去のお知らせとの区別もしやすくなります。

短縮営業は、日付と営業時間をセットで示す

年内最終日や年始初日だけ営業時間が異なる場合は、「通常営業」と区別して記載します。

年内最終営業:20XX年12月○日 ○時~○時(短縮営業)
年始営業開始:20XY年1月○日 ○時~○時(通常営業)

「年内は○日まで」とだけ書くと、普段と同じ時刻まで利用できると思われる可能性があります。閉店時刻だけでなく、予約や受付の締切も変わる場合は補足しましょう。

注文の受付と発送、問い合わせの受付と返信を分ける

ホームページから注文や問い合わせを送れる状態でも、担当者が対応しているとは限りません。受付方法と、実際に作業する時期を別々に書きます。

  • 注文:休業中も注文できるか。
  • 発送:いつ休止し、いつ再開するか。
  • 問い合わせ:どの窓口で受け付けるか。
  • 返信:いつから回答するか。

「休業中も受け付けます」だけでは、すぐに対応してもらえると受け取られることがあります。「受付のみ行い、返信は○日より順次行います」とつなげてください。

「順次対応」は、再開日にすべて完了する意味ではない

「1月○日より順次返信」とは、その日から対応を始めるという案内です。全件への返信や発送が、その日のうちに終わるという意味ではありません。

混雑が見込まれる場合は、「受付状況により、お時間をいただく場合がございます」と補足します。回答や発送までの目安を確認できている場合に限り、その目安も案内しましょう。

会社の営業再開日と、倉庫の発送再開日が異なる場合は、それぞれの日付を記載してください。

年末年始休業のお知らせはいつ、どこで伝える?

相手の発注・予約に間に合う時期に告知する

告知する日は、一律に「休業の何日前」と決めるよりも、相手が年内の予定を調整できるかを基準に考えます。

たとえば、製造や取り寄せに時間がかかる商品なら、年内対応の注文締切より十分前に案内が必要です。予約制の店舗なら、年末年始の予約を受け付け始める時点で営業日程がわかるようにしておくと役立ちます。

日程が確定したらまず告知し、締切前や休業前にも必要に応じて再案内しましょう。年末の挨拶を送る日まで、業務に必要な休業案内を待つ必要はありません。

相手が普段使う窓口に合わせて掲載する

  • ホームページ:営業日程と対応内容をまとめ、詳しい案内の参照先にする。
  • メール:継続取引のある相手や、対応中の案件がある相手に直接知らせる。
  • 店頭掲示:来店するお客様に、休業日と営業再開日時を伝える。
  • SNS:日頃の利用者に短く案内し、必要ならホームページの詳細へ誘導する。
  • ネットショップ:お知らせ欄に加え、商品ページや注文手続き中にも配送への影響を示す。
  • 自動返信:休業中に連絡した人へ、受付状況と回答再開日を伝える。

複数の媒体に掲載するときは、元になる営業日程を一つにまとめておきます。変更が出た場合は、ホームページだけでなく、予約投稿や自動返信の設定も見直してください。

よくある間違いと修正例

「年末年始はお休みします」だけで日付がない

「年末年始」が指す期間は、会社や店舗によって異なります。休業開始日と最終休業日を明記しましょう。

修正前:年末年始はお休みします。

修正後:20XX年12月○日~20XY年1月○日は休業いたします。営業は20XY年1月[営業再開日]○時より再開いたします。

休業終了日と営業再開日がわかりにくい

「○日まで休業」と「○日から営業」を同じ日付にしないよう、実際の予定を確認してください。

修正前:年始は1月○日までお休みです。

修正後:最終休業日は20XY年1月[最終休業日]です。20XY年1月[営業再開日]○時より営業いたします。

注文できるのか、発送されるのかが不明

「ショップは休業です」だけでは、購入手続きも停止するのか判断できません。

修正前:年末年始はショップを休業いたします。

修正後:休業中もオンラインでご注文いただけます。商品の発送は休止し、20XY年1月○日より順次再開いたします。

問い合わせにいつ返信するのかが不明

「お問い合わせは受け付けています」と書く場合は、回答する時期も添えます。

修正前:お問い合わせはフォームをご利用ください。

修正後:休業中もフォームからお問い合わせいただけます。ご回答は20XY年1月○日より順次行います。

ホームページとメールで日程が食い違っている

文面だけを整えても、媒体ごとに日程が違えば相手は迷ってしまいます。前年のお知らせを使い回す際は、年・日付・曜日・営業時間をすべて確認してください。

誤った日程をすでに案内した場合は、正しい情報に更新し、必要に応じて訂正を知らせます。メールなら、件名を「【訂正】年末年始休業日程のお知らせ」とし、変更前と変更後を示すと伝わりやすくなります。

年末年始休業のお知らせでよくある質問

「休業」と「休暇」はどちらを使いますか?

会社や店舗の営業を休む案内には、「年末年始休業」がわかりやすい表現です。「休暇」は、従業員や担当者が休みを取ることを伝える場合に使えます。

たとえば、会社は営業しているものの担当者だけ不在になる場合は、「年末年始の休暇に伴う不在のご案内」とし、不在期間と代わりの連絡先を示すとよいでしょう。

件名は「年末年始休業のお知らせ」でよいですか?

はい。用件がすぐに伝わる件名です。取引先にメールで送る場合は、「年末年始休業のお知らせ([会社名])」のように、会社名を添えると送り主もわかります。

発送の休止が主な用件なら、「年末年始の発送休止期間とご注文受付について」など、影響する業務を件名に入れてもよいでしょう。

短いお知らせにも年末の挨拶は必要ですか?

必須ではありません。店頭掲示や短いSNS投稿では、日頃のお礼、休業日程、営業再開日時が伝われば十分です。

年末のお礼も添えるなら、「本年もご利用いただき、ありがとうございました」など、短い一文でまとめられます。

改まったメールに季節の言葉を添えたい場合は、ビジネスメールの時候の挨拶【1月〜12月】取引先・上司に使える例文集も参考になります。休業案内では、挨拶が長くなりすぎないようにしましょう。

休業中も注文や問い合わせを受け付ける場合はどう書きますか?

受付方法と対応再開日を、一緒に示します。

休業期間中も、オンラインでのご注文およびお問い合わせフォームからのご連絡は受け付けております。
商品の発送は20XY年1月○日より、お問い合わせへのご回答は20XY年1月○日より、それぞれ順次対応いたします。

電話や店頭など、休止する窓口がある場合は、その旨も続けて記載してください。

まとめ|休業日程と対応再開日を分けて伝えよう

年末年始休業のお知らせでは、相手が「いつ利用できるか」「いつ対応してもらえるか」を判断できることが大切です。用途に合う例文を選び、実際の営業予定に合わせて書き換えましょう。

公開・送信前には、次の項目を確認してください。

  • 年末と年始の西暦が正しいか。
  • 休業開始日・最終休業日・営業再開日が一致しているか。
  • 年内最終日と年始初日の営業時間が正しいか。
  • 注文や問い合わせを受け付ける窓口が明確か。
  • 注文締切・発送再開日・返信再開日が実際の運用に合っているか。
  • ホームページ・メール・SNS・店頭掲示で内容がそろっているか。
  • 「○日」「[会社名]」などの差し替え漏れがないか。

丁寧さを保ちながら、必要な日程と対応内容を見つけやすく示すことで、休業中の行き違いを防ぎやすくなります。