お見舞いをいただいた際のお礼の手紙はいつ頃出したらいいの?
そうお悩みの方もいると思います。
でも、いただいたらすぐにお礼やお返しを送るのではなく、
ある程度自分の体調が落ち着いてから書くようにします。

病状が優れないうちのお礼の手紙は、
無理をさせてしまったのではないかと、
かえって相手を心配させてしまいますので、
お礼やお返しを急ぐ必要はありません。
お見舞いのお礼状は、
暗い文面にならないよう前向きな表現を心がけて書きましょう。
また、職場の方や上司に宛てて書く場合は、
迷惑をかけていることを詫びる一文をお礼状に添えるようにしましょう。
この記事では、手紙でのお礼状の書き方やポイントを紹介します。
例文も合わせて、ぜひお礼状を書くときの参考にしてみてください。
目次
お見舞いのお礼状:それぞれの相手への文例集
お見舞いのお礼状の文例:上司へ
拝啓 晩秋の候、ますますご清祥のことと拝察いたしております。
先日は、ご多忙中にもかかわらず、
お見舞いに足を運んでくださいまして、誠にありがとうございました。
温かいお言葉に励まされ、大変に心強く深謝いたしております。
おかげ様で順調に回復の経過をたどり、○月○日には退院の予定です。
業務多忙の折、
皆様には多大なご迷惑をおかけしてしまい、誠に申し訳ございません。
早期の業務復帰を目指し、治療に専念してまいる所存でございますので、
今しばらくご猶予をくださいますようお願い申し上げます。
末筆ながら、職場の皆様にもよろしくお伝えください。
まずは書中にてお礼申し上げます。 敬具
令和○年○月○日

お見舞いお礼状の文例:同僚へ
先日はご多忙の中、
心温まるお見舞いをいただき誠にありがとうございました。
大変ご心配をおかけいたしましたが、○月○日無事に退院いたしました。
これも皆様のお気遣いで、
治療に専念させていただいたおかげと感謝しております。
つきましては、
ささやかながら心ばかりの品をお届けしますので、ご笑納ください。
しばらくは自宅にて療養し、来月より出社の予定です。
復帰後は、より一層業務に精励致しますので、
今後とも何卒よろしくお願いいたします。
まずはお礼申し上げます。
令和○年○月○日
お見舞いお礼状の文例:直接来てくれた友達へ
先日は、お忙しい中わざわざお見舞いに来てくれて、
ありがとうございました。
おかげさまで、○月○日に無事退院することができました。
みんなが励ましてくれたおかげか、
予定より早く回復できました!
しばらくは自宅で療養しますが、来月には外出できそうです。
みんなに会えるのを楽しみにしています!
本当にありがとうございました。
まずはひとことお礼まで。
お見舞いお礼状の文例:目上の方へ
拝啓 ○○の候 皆様にはお健やかにお過ごしのことと、
お慶び申し上げます。
この度の入院中は、
丁重なるお見舞いを賜り誠にありがとうございました。
おかげさまで順調に回復し、
○月無事に退院、自宅療養を経てこの度全快いたしました。
これもひとえに、
皆様の温かいお言葉や励ましのおかげとお礼申し上げます。
末筆ながら皆様のご健康とご多幸を心からお祈りしております。 敬具
平成○年○月○日
なお内祝いの印として、
心ばかりの品をお届けいたしますので何卒ご笑納くださいませ。
お見舞いお礼状の文例:親戚へ
拝啓 ○○の候、
この度は母の事で大変ご心配ご迷惑をおかけしたうえに、
お見舞いまでいただきありがとうございました。
きちんと事情や状況を連絡できず、申し訳ありませんでした。
○月○日にクモ膜下出血で倒れ○○病院に救急搬送され、
そのまま手術~入院となりました。
手術は無事成功しましたが、後遺症で言語障害や記憶障害などが
出ており、体も自分で手足を動かす事はできない状態です。
リハビリも始めているので、母が良くなる事を私は信じています。
まだまだ寒い日が続きますがお体に気をつけて下さい。 敬語
平成○年○月○日

お見舞いお礼状の文例:親しい人へ
拝啓 木々の緑が目にしみる今日この頃、
○○様にはお元気でお過ごしのことと存じます。
先日は、ご丁寧なお見舞いをいただき、本当にありがとうございました。
おかげさまで、○月○日には無事退院の予定です。
しばらくは自宅療養が必要とのことですが、
順調な経過をたどっておりますので、他事ながらどうぞご安心ください。
このたびはご心配をおかけして、本当に申し訳ございません。
○○様とご家族の皆様におかれましても、梅雨空の下、
体調を崩されませんようお祈りいたしております。
まずは書中にてお礼まで。 敬具
令和○年○月○日

お見舞いお礼状の文例:妻が代筆する場合
拝啓 残暑厳しき折、
皆様にはその後お元気でお過ごしのことと拝察いたしております。
先日は、夫○○の入院に際しまして、
ご丁寧なお見舞いをいただき誠にありがとうございました。
○○様の温かいお言葉に勇気づけられ、
主人ともども心より感謝いたしております。
おかげ様で順調な経過をたどっており、
○月○日には退院の予定でおります。
○○様には大変にご心配をおかけし恐縮いたしておりますが、
今後とも変わらぬお付き合いのほど、お願い申し上げます。
長雨の季節ゆえ、風邪など召されませぬようご自愛ください。
まずは書中をもちましてお礼申し上げます。 敬具
令和○年○月○日
まとめ
形に添った挨拶も大切ですが、まずは心配してくださったお相手へ
良くなって退院したことを、ご報告することも大事だと思います。
その後、お見舞いへのお礼、
感謝の意を伝えるのを忘れないようにしましょう。
お礼状を書く事で、あなたの真摯な感謝の気持ちが
お相手に伝わるのは間違いありません。
そのためには、目上の方や職場関係の方には、
やはり正式なお礼状をお送りしなくてはなりません。
出来ればお見舞い返しの品とは別に、きちんとしたお礼状を送りましょう。
