「看護師として働き続けるなら、できるだけ給料の高い職場で働きたい」「今の職場は忙しいのに、給料がなかなか上がらない」と感じている方もいるのではないでしょうか。

看護師の給料は、勤務する病院や施設、診療科、夜勤回数、各種手当、役職などによって大きく変わります。

同じ看護師資格を持っていても、転職先を変えることで年収アップを目指せる可能性があります。

厚生労働省の「令和7年賃金構造基本統計調査」をもとにした2026年の集計では、看護師の平均年収は約525万円が一つの目安です。ただし、これは看護師全体の平均であり、実際の年収は勤務先や経験年数、地域、夜勤の有無などによって異なります。

この記事では、看護師が年収アップを目指しやすい職場を15種類取り上げ、それぞれの給料の目安や高収入を目指しやすい理由、向いている人を比較します。

給料だけで転職先を決めるのではなく、仕事内容や勤務時間、夜勤、残業、休日なども比較しながら、自分に合った働き方を考えていきましょう。

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看護師の給料が高い職場ランキング15選

看護師が高収入を目指せる職場には、美容クリニックや大学病院、訪問看護ステーション、救命救急センターなどがあります。

ただし、職場ごとの公的な「平均年収ランキング」があるわけではありません。

以下のランキングと年収目安は、一般的な求人傾向や夜勤・各種手当、インセンティブの有無などを踏まえた目安です。

実際の給与は勤務先や地域、経験、役職などによって異なるため、転職時には必ず求人票の給与条件を確認してください。

順位職場年収目安おすすめ度給料が高くなりやすい理由向いている人
1位美容外科・美容クリニック450~700万円以上★★★★★インセンティブ制度がある職場も多い美容に興味があり接遇が得意な人
2位大学病院450~650万円程度★★★★★夜勤手当や賞与、福利厚生が充実しやすい高度医療を学びたい人
3位大規模総合病院450~650万円程度★★★★★夜勤や各種手当で収入アップを目指しやすい安定した環境で働きたい人
4位救命救急センター450~650万円程度★★★★★夜勤や時間外勤務などの手当が付きやすい急性期看護が得意な人
5位ICU・CCU450~650万円程度★★★★★夜勤があり専門性も求められる高度な看護スキルを身につけたい人
6位訪問看護ステーション400~600万円以上★★★★★オンコール手当や訪問件数による手当がある場合もある在宅看護に興味がある人
7位夜勤専従看護師450~650万円以上★★★★☆夜勤手当を集中的に得やすい夜間勤務に対応できる人
8位手術室400~600万円程度★★★★☆オンコールや待機手当が付く場合がある専門的な技術を磨きたい人
9位精神科病院400~600万円程度★★★★☆夜勤手当や危険手当などが設定される場合がある精神科看護に関心がある人
10位透析クリニック400~550万円程度★★★★☆専門性が評価される職場もある専門分野を長く続けたい人
11位産業看護師400~600万円程度★★★★☆大手企業では待遇が良い場合がある企業で働きたい人
12位公務員看護師400~600万円程度★★★★☆勤続年数に応じた昇給を期待しやすい安定性を重視する人
13位介護施設350~550万円程度★★★☆☆役職や夜勤の有無によって収入アップを目指せる高齢者看護が好きな人
14位治験コーディネーター(CRC)350~550万円程度★★★☆☆経験や役職によって年収アップを目指せる臨床経験を企業分野で活かしたい人
15位看護師長・管理職500~700万円以上★★★★★役職手当や管理職手当が付くマネジメントに興味がある人

年収の高さだけを見ると、美容クリニックや管理職、夜勤の多い病院などが候補になります。

しかし、インセンティブや夜勤手当を含む年収は働き方によって変動しやすいため、「基本給」「賞与」「夜勤手当」「残業代」「その他の手当」を分けて確認することが大切です。

1位|美容外科・美容クリニック

おすすめ理由:美容外科や美容クリニックは、夜勤なしでも比較的高い年収を目指せる可能性がある職場です。職場によっては売上や契約実績などに応じたインセンティブ制度が設けられています。

美容医療では、一般的な病院とは異なり自由診療を中心とするクリニックもあります。

看護師には施術介助だけでなく、患者への説明や接遇などのスキルも求められます。

美容に興味があり、人と接することが好きな看護師には選択肢の一つです。

ただし、給与体系やインセンティブの条件はクリニックによって大きく異なるため、転職前に確認しましょう。

2位|大学病院

おすすめ理由:大学病院は、高度医療に携わりながら、夜勤手当や賞与などを含めて安定した収入を目指しやすい職場です。

急性期医療や高度な治療を行う大学病院では、夜勤を含む勤務になることが多く、夜勤手当などによって収入が増える可能性があります。

教育体制が整っている病院も多いため、専門的な知識や技術を身につけながらキャリアアップしたい看護師にも向いています。

一方で、忙しさや残業時間については病院や配属部署によって差があるため、求人選びでは勤務条件を確認することが重要です。

3位|大規模総合病院

おすすめ理由:大規模総合病院は、夜勤手当や住宅手当、資格手当など、各種手当が充実している場合があり、安定した年収を目指しやすい職場です。

診療科が多いため、これまでの経験を活かせる部署を探しやすい点もメリットです。

また、経験を積んで主任や看護師長などの管理職を目指すことで、さらに収入アップにつながる可能性があります。

長期的にキャリアを築きながら収入を上げたい看護師は、基本給だけでなく昇給制度や賞与実績、退職金制度なども比較するとよいでしょう。

4位|救命救急センター

おすすめ理由:救命救急センターは24時間体制の勤務が多く、夜勤や時間外勤務などの手当によって収入が高くなる可能性があります。

重症患者や緊急性の高い患者に対応するため、迅速な判断力や高い看護技術が求められます。

急性期看護の経験を積みたい人にとっては、専門性を高められる職場の一つです。

ただし、身体的・精神的な負担が大きくなる場合もあります。

給料だけでなく、夜勤回数や残業時間、人員配置、休日数なども確認しましょう。

5位|ICU・CCU

おすすめ理由:ICU(集中治療室)やCCU(冠疾患集中治療室)は、重症患者の全身管理に携わるため、高度な知識と看護技術を身につけられる職場です。

24時間体制で患者を管理するため夜勤があり、夜勤手当などによって収入アップにつながる場合があります。

将来的に認定看護師や専門看護師などの資格取得を目指す人にとっても、経験を積みやすい環境です。

高度な急性期看護に興味があり、スキルアップと収入アップの両方を目指したい看護師に向いています。

6位|訪問看護ステーション

おすすめ理由:訪問看護は、オンコール手当や緊急訪問手当、訪問件数に応じた手当などによって収入アップを目指せる場合があります。

高齢化や在宅医療のニーズを背景に、訪問看護師が活躍する場は広がっています。

病院とは異なり、利用者の自宅を訪問して一人ひとりの生活に寄り添った看護を提供します。

一方で、オンコール対応がある職場では、勤務時間外に緊急連絡へ対応する可能性があります。

高収入を目指す場合でも、オンコールの回数や手当額、実際の呼び出し頻度まで確認しておくことが大切です。

7位|夜勤専従看護師

おすすめ理由:夜勤専従看護師は、夜間勤務を中心に働くことで夜勤手当を得やすく、勤務日数を抑えながら高収入を目指せる場合があります。

常勤の夜勤専従だけでなく、非常勤やパートとして募集されるケースもあります。

1回あたりの夜勤手当や給与が高く設定されている求人もありますが、勤務条件は医療機関によって異なります。

夜間勤務は生活リズムが不規則になりやすいため、収入だけでなく体力面も考えて選ぶことが重要です。

夜勤回数の上限や休憩・仮眠時間、看護師の配置人数なども確認しましょう。

8位|手術室

おすすめ理由:手術室看護師は、専門的な知識や技術が求められる職場です。

勤務先によってはオンコールや緊急手術への対応があり、待機手当や時間外手当などによって収入アップにつながる場合があります。

手術室では、器械出しや外回りなどを担当し、医師やほかの医療スタッフと連携しながら手術を支えます。

手術の流れや医療機器に関する専門知識を身につけられることも特徴です。

病棟とは仕事内容が大きく異なるため、手術看護に興味があり、専門性を高めたい看護師に向いています。

転職時にはオンコールの回数や呼び出し頻度、待機手当の金額なども確認しましょう。

9位|精神科病院

おすすめ理由:精神科病院は、勤務先によって夜勤手当や各種手当が設けられている場合があり、経験を積みながら安定した収入を目指せる職場の一つです。

精神科看護では、患者とのコミュニケーションや信頼関係の構築が重要になります。

一般病棟とは異なる専門性が求められるため、精神科看護に興味がある人に向いています。

給与だけでなく、病棟の種類や患者層、人員配置、夜勤体制なども職場によって異なります。転職前には実際の仕事内容や勤務体制を詳しく確認することが大切です。

10位|透析クリニック

おすすめ理由:透析看護は専門的な知識や技術を身につけやすく、経験を積むことで長期的なキャリア形成につなげられる職場です。

透析クリニックでは、透析治療を受ける患者の健康状態の確認や穿刺、透析中の観察などを行います。

同じ患者と長期間関わることも多く、継続的な看護を行えることが特徴です。

夜勤がない職場もありますが、早番や遅番が設定されている場合があります。

高収入だけでなく、生活リズムを整えながら専門性を高めたい看護師にも選択肢となるでしょう。

11位|産業看護師

おすすめ理由:産業看護師は企業で働く従業員の健康管理を担当する仕事で、勤務する企業によっては福利厚生や待遇が充実している場合があります。

主な仕事は健康診断後のフォローや健康相談、生活習慣病予防、メンタルヘルス対策などです。

病院勤務とは異なり、予防医療や健康管理の分野で看護師資格を活かせます。

土日休みや日勤中心の求人もありますが、募集人数が少なく人気が集まりやすい傾向があります。

給与だけでなく、勤務時間や休日などの働きやすさを重視する人にも向いています。

12位|公務員看護師

おすすめ理由:国公立病院や自治体などで働く公務員看護師は、給与体系や昇給制度が定められており、長期的に安定した収入を目指しやすい働き方です。

勤続年数や役職などに応じて給与が上がる仕組みがあるため、長く働き続けたい人に向いています。

勤務先によっては各種手当や休暇制度、福利厚生が整っていることもあります。

ただし、公務員看護師になるには採用試験などが必要になる場合があります。

募集時期や応募条件を確認し、余裕を持って準備しましょう。

13位|介護施設

おすすめ理由:介護施設では、夜勤やオンコールの有無、役職などによって給与が変わります。看護主任や管理職を目指すことで収入アップにつながる場合もあります。

特別養護老人ホームや有料老人ホーム、介護老人保健施設など、施設の種類によって看護師の仕事内容や勤務体制は異なります。

高齢者とじっくり関わる看護をしたい人には向いていますが、給与を重視する場合は基本給だけでなく、夜勤手当やオンコール手当、役職手当なども比較しましょう。

14位|治験コーディネーター(CRC)

おすすめ理由:治験コーディネーター(CRC)は、看護師としての臨床経験や医療知識を活かして、治験をサポートできる仕事です。

治験に参加する患者への説明補助やスケジュール管理、医師や製薬会社との調整などを担当します。

夜勤のない求人も多く、病院以外の分野へキャリアを広げたい看護師にも選択肢となります。

経験や役職によって収入アップを目指せる場合がありますが、未経験から転職する場合は一時的に給与が下がる可能性もあります。

初年度の年収だけでなく、昇給や将来的なキャリアも確認しましょう。

15位|看護師長・管理職

おすすめ理由:看護師長や看護部長などの管理職になると、役職手当や管理職手当などによって年収アップを目指せます。

管理職は、看護師の勤務管理や人材育成、病棟運営、多職種との調整など幅広い業務を担当します。

臨床スキルだけでなく、マネジメント能力やコミュニケーション能力も求められます。

現在の職場で昇進を目指す方法だけでなく、管理職候補を募集している医療機関へ転職する方法もあります。

長期的に看護師として高収入を目指したい人は、管理職へのキャリアアップも選択肢の一つです。

看護師が給料の高い職場へ転職して年収アップする方法

看護師が年収アップを目指す場合は、単純に求人票の「月給」だけを比較するのではなく、年収全体を確認することが重要です。

基本給と賞与を確認する

月給が高く見えても、夜勤手当や固定残業代などが含まれている場合があります。

反対に基本給が高い職場では、基本給をもとに賞与が計算される場合、年間の収入が高くなる可能性があります。

求人を比較するときは、月給だけでなく基本給、賞与実績、昇給制度を確認しましょう。

夜勤手当やオンコール手当を比較する

病院や訪問看護では、夜勤やオンコールの回数によって年収が大きく変わる場合があります。

「夜勤1回あたりの手当はいくらか」「月に何回程度の夜勤があるか」「オンコールの待機手当と実働時の手当はいくらか」など、具体的な条件を確認することが大切です。

資格や経験を活かせる職場を選ぶ

救急やICU、手術室、訪問看護など、これまでの経験を活かせる職場へ転職すると、経験年数やスキルを給与に反映してもらえる可能性があります。

認定看護師や専門看護師などの資格を持っている場合は、資格手当の有無も確認しておきましょう。

管理職を目指す

看護主任や看護師長などの管理職を目指すことも、年収アップの方法です。

臨床経験を重ねながらマネジメント経験を積むことで、将来的なキャリアの選択肢を広げられます。

複数の求人を比較する

同じ仕事内容でも、医療機関や施設によって給与条件は異なります。

1件の求人だけで決めず、複数の求人を比較することが大切です。

看護師向け転職サービスを利用すると、自分では探しにくい求人を紹介してもらえたり、給与や勤務条件について確認してもらえたりする場合があります。

複数の求人を比較しながら、自分の経験や希望条件に合った職場を探しましょう。

給料が高い求人を選ぶときの7つのチェックポイント

高収入の求人を見つけても、給料だけで転職先を決めるのはおすすめできません。

長く働き続けるためには、仕事内容や勤務条件とのバランスも重要です。

  1. 残業時間:月平均の残業時間と残業代の支給方法を確認する
  2. 夜勤回数:月の平均夜勤回数と1回あたりの夜勤手当を確認する
  3. オンコールの有無:待機回数、呼び出し頻度、手当額を確認する
  4. 有給休暇の取得状況:有給を取得しやすい職場環境か確認する
  5. 離職率:看護師が長く働き続けている職場か確認する
  6. 人員配置:看護師1人あたりの負担が大きすぎないか確認する
  7. 教育体制:転職後の研修やフォロー体制が整っているか確認する

特に「高収入」と書かれている求人では、なぜ給料が高いのかを確認することが重要です。

夜勤回数が多い、残業が多い、オンコール対応が頻繁にあるなど、収入の高さと引き換えに負担が大きくなっていないかを確認しましょう。

給料アップを目指すなら転職先の選び方も重要

看護師が年収アップを目指す場合、給料の高い職場を探すだけでなく、自分の経験や希望する働き方に合った求人を選ぶことが大切です。

看護師の転職で失敗しない求人の選び方

給与条件だけで転職先を決めてしまうと、残業や夜勤、人間関係などで後悔する可能性があります。

応募前に確認したいチェックポイントや、希望に合った求人を選ぶ方法を詳しく解説しています。

看護師が年収アップする方法

転職以外にも、夜勤回数の見直しや資格取得、管理職へのキャリアアップなど、看護師が収入を増やす方法があります。

自分に合った年収アップの方法を比較したい方はこちらの記事も参考にしてください。

看護師向けおすすめ転職サイト比較

給料の高い求人を効率よく探したい場合は、複数の転職サービスで求人を比較する方法もあります。

各サービスの特徴や選び方を確認したい方は、看護師向け転職サイトの比較記事も参考にしてください。

看護師の給料が高い職場に関するよくある質問

看護師で一番給料が高い職場はどこですか?

一概に「この職場が一番高い」とは言えません。

美容クリニックでインセンティブを得る、病院で夜勤を多く担当する、管理職になるなど、高収入になる仕組みは職場によって異なります。

基本給や賞与、各種手当を含めた年収で比較することが大切です。

夜勤なしでも高収入を目指せますか?

可能です。

美容クリニックや産業看護師、訪問看護などでは、夜勤なしでも比較的高い給与水準の求人が見つかる場合があります。

ただし、インセンティブやオンコールなどが収入に影響することもあるため、給与の内訳を確認しましょう。

転職すると看護師の年収は必ず上がりますか?

転職したからといって必ず年収が上がるわけではありません。

基本給が上がっても賞与が減ったり、夜勤手当がなくなったりすると、年収全体では下がる場合があります。

現在の年収と転職後の想定年収を比較して判断しましょう。

高収入の看護師求人はどこを確認すればよいですか?

基本給、賞与、昇給、夜勤手当、オンコール手当、残業代、住宅手当、資格手当などを確認しましょう。

また、想定年収に含まれる手当の条件も確認することが重要です。

給料の高い職場を探している看護師へ

給料の高い職場へ転職したい場合は、現在の給与と希望する年収を整理したうえで、複数の求人を比較することが大切です。

自分だけで求人を探すのが難しい場合は、看護師向け転職サービスを活用する方法もあります。

希望年収や夜勤の有無、休日、通勤時間などの条件を伝え、自分に合った求人があるか確認してみましょう。

【CTAボタン設置位置】

看護師向けおすすめ転職サイトを比較する

転職サービスによって取り扱う求人やサポート内容は異なります。

最初から1社に絞らず、複数の求人情報を比較しながら、自分の希望条件に合った職場を探すことがポイントです。

まとめ|看護師が給料アップを目指すなら年収と働き方を一緒に比較しよう

看護師が給料アップを目指せる職場には、美容クリニックや大学病院、大規模総合病院、救命救急センター、ICU、訪問看護など、さまざまな選択肢があります。

ただし、給料が高い理由は職場によって異なります。

夜勤やオンコール、残業によって年収が高くなっている場合もあれば、専門性や役職、インセンティブが収入に反映されている場合もあります。

転職するときは、求人票に掲載されている月給だけで判断せず、基本給、賞与、昇給、各種手当を含めた年収全体を確認しましょう。

さらに、残業時間や夜勤回数、オンコール、有給休暇、離職率、人員配置、教育体制まで確認することで、収入と働きやすさのバランスが取れた職場を選びやすくなります。

「今より年収を上げたい」「自分の経験をもっと評価してくれる職場で働きたい」と考えている方は、まず現在の年収と希望条件を整理し、複数の求人を比較することから始めてみましょう。