この記事では、
敬老の日のお祝いに喜ばれるメッセージとはがきの書き方をご紹介します。
孫から「敬老の日」にはがきで送る感謝の言葉や、
子供から両親に送る言葉などの参考にしてください。
敬老の日には、おじいちゃんおばあちゃんが、
ほっこりと嬉しい気持ちになる手作りのものや、
手書きのはがきといった、気持ちのこもったプレゼントもおすすめです。
幼いお孫さんでも自分で用意できることや、
「一所懸命作ってくれた」という気持ちが伝わるため、
プレゼントとしてとても喜ばれます。
そこで、この記事では
「敬老の日」に使える感謝の言葉の例文をご紹介します。
目次
2022年「敬老の日」は9月19日(月)
長年にわたり社会や家庭のために働いてきたお年寄りは宝です。
そのため日本人は昔から特定の年齢、
とくに長生きをみんなで祝う「年祝い」を受け継いできました。
「敬老の日」は人生の先輩を敬い、
その知識や経験を伝えてもらおうと、
兵庫県のとある村で「としよりの日」を定め
敬老会を開いたことがきっかけでつくられました。
敬老の日は、日本の国民の祝日の一つです。
平成14年までは毎年9月15日を敬老の日としていましたが、
ハッピーマンデー制度*が導入されたことから、
平成15年(2003年)より「9月の第3月曜日」となりました。
*ハッピーマンデー制度とは、従来の祝日の一部を月曜日にずらすことで、
土日とつながる3連休を作ることを目的にした制度のこと。
老人の日の趣旨と敬老の日の趣旨は?
現在、9月15日は老人福祉法により、老人の日に指定されています。
老人の日の趣旨は、
「老人福祉への理解や関心を高める」などです。
9月15日から9月21日までの1週間は「老人週間」として、
福祉に思いを馳せ健康長寿社会の構築を心がける週とされています。
敬老の日の趣旨は、
「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」とされています。
「敬老の日」は、
家族や身近な年長者を敬い、健康を願う日として、
日本だけでなくアメリカやカナダ、中国、韓国などの国でも行われています!
実は、「敬老の日」を第3月曜日に移すにあたり、
「せっかくの歴史ある日にちが変わってしまうのは辛い…」
「慣れ親しんだ日にちだから変えないでほしい!」など、反対の声も多かったそう。
そこで、もともと敬老の日があった9月15日を「老人の日」と新たに制定し、
9月15日から9月21日までの1週間を「老人週間」として、老人福祉法が改正されました。
みんなで、高齢者の方を敬いお祝いする「敬老の日」に対して、
「老人の日」は、高齢者自らの生活の向上に努める意欲を促し、助け合う日。
それぞれ違う意味を持ちますが、
どちらも、おじいちゃんとおばあちゃんを大切にする日という点では同じです。
「敬老の日」の由来と9月15日だった理由
「敬老の日」の由来について
昭和22年(1947年)に、兵庫県多可郡野間谷村(現在の多可町)の村長が、
「老人を大切にし、お年寄りの知恵を借りて村づくりをしよう」と農閑期にあたり気候も良い、
9月15日を「としよりの日」に提唱したのが、敬老の日のはじまりです。
やがて全国へと広がり、昭和39年(1964年)に「老人の日」と改称、
昭和41年(1966年)に国民の祝日として「敬老の日」となりました。
敬老の日が「9月15日」だった理由とは?
「敬老の日」が9月15日となったのは、2つの説があるとされています。
一つは、「聖徳太子が、*悲田院(ひでんいん)を建立した日が9月15日だから」という説。
悲田院とは貧民や孤児を救うための公共の施設で、
日本における福祉のはじまりが由来になったといえます。
聖徳太子が大阪に四天王寺を建てた時、
ここに四天王の名前に合わせて、
敬田院・ 悲田院・施薬院・療病院の四箇院を設置したといわれています。
その内の悲田院というのが、今でいうところの老人ホームで、
この悲田院が誕生したのが9月15日であったため、この日が選ばれたということです。
そしてもう一つは、
「元正天皇が717年9月15日に養老の滝へ御幸し、同年に年号を「養老」と改元.
元正天皇が「万病を癒す薬の滝」といわれていた岐阜県の養老の滝へ行幸し、
「醴泉は、美泉なり。以て老を養うべし。蓋し水の精なればなり。
天下に大赦して、霊亀三年を改め、養老元年と為すべし」と告げて、
年号を「養老」に改元した故事にちなむというものです。
国中の老人に贈り物をした、
その日が西暦717年9月15日であったと伝えられています。
さらに、養老の滝には敬老の日と結びつきの強い伝説があります。
ある父親思いの息子が、老いた父に酒を飲ませたいと願ったところ
霊泉から酒が湧いたという故事です。
これらに基づき、
全国的に9月中旬頃に地域のお年寄りを招待して敬老会を開くということが慣わしになり、
そこで9月15日を敬老の日に定めたといわれています。
いずれの説も、
お年寄りを大切にする心は、今も昔も変わっていないことを教えてくれます。
敬老の日が9月15日になった理由には諸説ありますが、
いずれにしても、お年寄りを大切に敬う心が「敬老の日」の起源となっているようです。
敬老の日のお祝いは何歳からするの?
敬老の日のお祝いは、還暦を過ぎてからするのが一般的。
ですが、
最近の60歳の方は若い人が多いため、すこし早すぎる印象です。
70歳や80歳といった節目のタイミングか、
孫ができたタイミングではじめるのが良いでしょう。
敬老の日のお祝いをはじめる年齢は、特に定められていないため、
- 定年退職した年から
- 70歳や80歳といった節目の年齢から
- 孫が生まれて「おじいちゃん」「おばあちゃん」になったら
といったタイミングで、敬老の日のお祝いをはじめる人が多いようです。
そのため、70歳や80歳といった節目のタイミングか、
孫ができたタイミングではじめるのが一番無難かもしれません。

敬老の日のプレゼントの相場について
敬老の日に贈るプレゼントの相場は3,000円〜5,000円、
高くても「1万円くらい」で贈る方がほとんど。
ただし、敬老の日のプレゼントは、
感謝の気持ちを伝えることが一番大切ですから、
金額にとらわれず、本当に良いと思ったものを贈りましょう。
敬老の日のプレゼントの選び方
敬老の日のプレゼントは、
和菓子や洋菓子といったお菓子、飾るだけでお部屋が華やかになるフラワーギフトは
プレゼントの定番です。
また、普段使いしやすい実用的なアイテムや、
おじいちゃんとおばあちゃんの健康を気遣ったアイテムも喜ばれると思います。
さらに、お孫さんを絡めたプレゼントも人気です。
例えば、お孫さんの写真入りマグカップや、孫の手など。
なかなか会えないおじいちゃん、おばあちゃんにお孫さんの成長を楽しんでもらえますよ。
敬老の日に贈るのは避けたほうがいいプレゼント
縁起やしきたりを気にされるご年配の方も多いので、
敬老の日のプレゼントもマナーを守って選びましょう。
「切れる」や「踏みつける」といった意味のある、
ハンカチや履き物・敷き物は避けましょう。
また、「苦」や「死」を連想させる櫛(くし)や寝具は、
相手の方から欲しいと言われた場合を除いて避けた方が良いですよ。
敬老の日に贈るのは避けたほうがいいプレゼントもあります。
以下のようなものはさまざまな理由で好まれない可能性があります。
- 鉢植えの植物:「根付く」から「寝付く」「寝たきり」を連想するため
- パジャマ・寝具:「長く寝る」、「死」「苦」を連想するため
- ハンカチ:漢字で「手巾(てぎれ)」と書く、「手切れ」を連想するため
- お茶:香典返しや弔事のイメージ
いずれも語呂合わせや連想のようなもので気にしない方もいますが、
思わぬところで不快感を与えないためにも、欲しいと言われない限り避けたほうが無難です。
敬老の日お祝いに喜ばれるメッセージ!はがきの書き方と例文
敬老の日は、
誰から誰にプレゼントをあげるということが決まっているものではありません。
一般的には、
孫からおじいちゃん、おばあちゃんにプレゼントをあげることが多いようです。
敬老の日に、
孫からおじいちゃん、おばあちゃんに。
はがきで贈る感謝の言葉の例文をご紹介します。
お祝いや感謝のはがきをもらって嬉しくない
おじいちゃん、おばあちゃんはいないので、
是非、今回紹介する例文を参考にはがきを書いて下さい。
気持ちを込めて長い文章を書くのではなく、
短い文章で簡潔にお祝いの言葉をはがきで伝えましょう。
長い文章は、書く側だけではなく読む側にとっても負担になってしまいます。
なので、見やすいように大きい文字で端的な言葉でまとめましょう。
敬老の日お祝いに喜ばれるメッセージ(孫から祖父母へ)

敬老の日に孫からもらうメッセージは、
祖父母にとって大切な宝物になります。
丁寧な言葉遣いを使って、素直な気持ちを表現しましょう。
敬老の日に喜ばれるメッセージ:孫から祖父母へ例文1
じいじとばあばへ
いつも、ありがとう。
これからも、体に気を付けて、元気でいてください。
敬老の日記念おじいちゃん☆おばあちゃん
いつもいつもありがとう!
これからも、ずっと健康で元気でいてね♪

敬老の日○○歳のお誕生日おめでとう。
みんなで作った手作りプレゼントです。
細かいところは多めにみてね(笑)
孫一同より
おばあちゃん、敬老の日おめでとう。
子供の頃、夏休みに泊まりにいった事は今でも良い思い出です。
近いうちに顔を見せに行くから待っててね。
感謝の気持ちをこめてプレゼントを贈ります。
○○○より
おばあちゃん、お変わりなくお過ごしでしょうか。
僕は元気でやっています。
最近忙しくなり
なかなか自炊ができずに栄養が偏りがちになっていましたが、
おばあちゃんが野菜を送ってくれたので助かっています。
日頃の感謝の気持ちをこめスイーツ和菓子を送ります。
喜んで頂ければ幸いです。
それでは、くれぐれも体に気を付けてお元気にお過ごしください 。

敬老の日に喜ばれるメッセージ:孫から祖父母へ例文2
おじいちゃんへ、変わらず元気にお過ごしですか。
最近は忙しくてしばらく顔を見せていないけど、
こっちは病気もせず元気でやっています。
それもおじいちゃんが毎月送ってくれるお米や野菜のお陰です。
そこで、日頃のお礼と感謝を込めて、おじいちゃんの好きなどら焼きを送ります。
これから寒くなりますが、
健康には気をつけてお元気にお過ごしください。

敬老の日に喜ばれるメッセージ:孫から祖父母へ例文3
おばあちゃんへ、いつも気遣ってくれてありがとうございます。
しばらく帰れてなかったけど、
年末に帰省するのでその時顔を見せます。
おばあちゃんの好きなうなぎを一緒に食べに行きましょう。
「敬老の日」なので、感謝の気持ちを込めて、
おばあちゃんの大好きな歯にやさしい長崎のボーロを贈りました。
喜んでくれると嬉しいです。
健康には気をつけて元気でいて下さい。

敬老の日お祝いに喜ばれるメッセージ(子供から両親へ)
孫ができたからといって、まだ年齢が若い場合は「としより」として
祝われることをよく思わない人も多いです。
なので、そのあたりには気を配った文章のはがきにすることが大事です。
敬老の日に喜ばれるメッセージ:子供から両親へ例文1
敬老の日おめでとう。
まだそんな年じゃないと思ったので迷ったけど、
折角の機会なので、感謝の気持ちをはがきで伝えます。
いつも困った時相談に乗ってくれてありがとう。
普段口に出して言えないけどすごく感謝しています。
これからもよろしくね。
今年のプレゼントは、ダウンのひざ掛けを贈ることにしました。
寒くなったら使ってください。

敬老の日に喜ばれるメッセージ:子供から両親へ例文2
お父さん、おかあさんへ敬老の日おめでとう。
自分もお父さんお母さんの様な、
笑顔の絶えない家庭を築けるように頑張るね。
これからも私たちの良いお手本で居て下さい。
家の中がより明るくなるように、
感謝の気持ちと一緒に今年のプレゼントは、
ソープフラワーを贈ることにしました。
このサボンドフルールは、天然素材の石鹸でできた花なので、
枯れることなく、長く美しい花を咲かせます。
この薔薇の花のように明るい日々を過ごしてください。
そして、いつまでも元気でいて下さいね。

敬老の日に喜ばれるメッセージ:子供から両親へ例文3
敬老の日おめでとうございます。
いつもお二人の素敵な笑顔に励まされています。
いつまでも私たち夫婦のよきお手本として、
元気で長生きしてください。
今年は宿泊券を送らせていただきました。
お二人で、
富士山をゆっくり見ながら温泉を楽しんでください。
これからも、夫婦仲よろしくお元気にお過ごしください。
敬老の日お祝いに喜ばれるメッセージ(子供から義父母へ)
義理の両親に贈る「敬老の日」のはがき例文を紹介します。
実の両親よりも
気を配らないといけない場合が多いので、
丁寧な言葉で「としよりを祝う」というよりも、
「普段の気持ちを伝える」ということを意識したはがきを書きましょう。
義理の両親へは、感謝や健康で長生きしてほしい、
これからも良好な関係を築いていきたいという気持ちを
組み込んだメッセージを書きましょう。
敬老の日に喜ばれるメッセージ:子供から義父母へ例文1
お父様、お母様、
いつも私たちを気遣って下さりありがとうございます。
まだまだ若輩者の私たちにとっては、お二人から教わることも多く、
感謝の気持ちで一杯です。
来月は「敬老の日」。
少し早いですが、日頃の感謝を込めて
「かまぼこセット」を贈らせていただきました。
喜んでいただければ幸いです。
暑かった夏が終わり涼しい季節になりましたが、
どうかお体には気をつけて下さい。
これからも、夫婦仲よろしくお元気にお過ごしください。

敬老の日に喜ばれるメッセージ:子供から義父母へ例文2
お母様へ
私たちのために何かとお心遣いいただきありがとうございます。
普段は、中々口に出して言えませんので、
この機会に感謝の気持ちをはがきでお伝えします。
そして日頃の気持ちを込めて、
お母さんのお好きな「栗きんとん」を贈ります。
食べていただけると幸いです。
暑かった夏が終わり涼しい季節になりましたが、
どうかお体には気をつけて下さい。

敬老の日に喜ばれるメッセージ:子供から義父母へ例文3
子供達の世話から、家事にいたるまで、
いつもご心配して頂き、誠にありがとうございます。
毎日私達家族が元気に生活できるのも、
お父様、お母様のお力によるものと大変感謝しております。
今年は、お二人の長寿を祈念して、運動不足を解消する
ウオーキングマシンをプレゼントいたします。
使っていただければ幸いです。
いつまでも、
お健やかにお過ごしいただけますよう、心よりお祈りしております。

まとめ
この記事では、
敬老の日のお祝いに喜ばれるメッセージとはがきの書き方をご紹介しました。
敬老の日の言葉は少し内容に気を配らないといけませんが、
はがきに書いた思いは伝わりますし、貰う側も嬉しいはずです。
敬老の日は、父の日・母の日などと同様、
1年に1度しかない特別な日なので、
是非、日頃の感謝の気持をはがきで伝えましょう。
日常のお礼などを入れつつ、
プレゼントに添えて送ってみられたらいかがでしょうか。
コメント
知り合いの方にもハガキを出そうと思っていたので、参考にさせていただきます☆
ありがとうございます
琴美様
ありがとうございます。
何かひとつでも役に立つ記事があれば嬉しいです。