贈り物のお礼は、「受け取りの報告+感謝+品物についての一言」を入れると、短くても伝わります。まだ食べていない、使っていない場合も、感想を待たずに「届きました。ありがとうございます」と連絡できます。
メール・LINE・電話・手紙のどれを選ぶかは、送り主との関係や普段の連絡方法に合わせましょう。まずは、丁寧なメールと親しい相手へのLINEの基本例をご紹介します。
まず使える|贈り物のお礼メール・LINEの基本例
丁寧なメール|届いたことと感謝を伝える
普段からメールで連絡している目上の方へ、まだ食べていないお菓子のお礼を伝える例です。
件名:お菓子をお送りいただいたお礼(△△)
〇〇様
お世話になっております。△△です。
本日、お送りいただいたお菓子を受け取りました。
温かいお心遣いをいただき、ありがとうございます。
これからいただくのを楽しみにしております。
まずは受け取りのご報告とお礼を申し上げます。
△△ △△
メール:xxxxx@example.com
親しい相手へのLINE|短く自然に伝える
今日、プレゼントが届いたよ。贈ってくれてありがとう!私のために選んでくれたことが、とてもうれしいです。大切に使わせてもらうね。
例文の品名・名前・受け取った日・気持ちは、実際の内容に合わせて変更してください。「大切に使います」が合わない食品なら、「いただくのを楽しみにしています」などに替えられます。手渡しでもらった場合は、「届きました」を「今日は〇〇をありがとう」などに直します。
この記事では、贈り物を受け取った後のお礼を紹介します。手助け・送迎・食事への招待などへのお礼は、手助け・送迎・招待・相談後に送るお礼メッセージの例文をご覧ください。
贈り物のお礼はいつ・何で伝える?
受け取ったら、無理のない範囲で早めに連絡する
配送された贈り物は、受け取ったことを早めに知らせると、送り主も安心できます。当日から翌日、仕事関係なら翌営業日を目安にすると連絡しやすいでしょう。これは厳密な期限ではありません。
深夜になった場合は翌朝に送るなど、相手が受け取りやすい時間も考えます。日数がたってしまっても、気づいた時点で感謝を伝えれば大丈夫です。
食べ終わったり、使ってみたりするまで、お礼を待つ必要はありません。まず受け取りと感謝を伝え、後日話す機会があれば感想を添える方法もあります。後から必ずもう一度連絡しなければならないわけではありません。
メール・LINE・電話・手紙は普段の関係で選ぶ
| 伝える方法 | 選ぶときの目安 |
|---|---|
| メール | 取引先や上司など、普段からメールでやり取りする相手へ。 |
| LINE | 友人や親戚など、日頃LINEで連絡する相手へ。 |
| 電話 | 声で直接お礼を伝えたい場合や、普段電話で連絡する相手へ。都合のよい時間を選ぶ。 |
| 手紙 | 改まった感謝を伝えたい場合や、手紙のやり取りになじみのある相手へ。 |
目上の方だから必ず手紙、高額な品だから必ず電話と手紙、というように決める必要はありません。相手との関係や贈り物の背景を踏まえて選びましょう。
手紙の準備に時間がかかるときは、先にメールや電話で到着を知らせることもできます。ただし、複数の方法で何度もお礼をすることが必須ではありません。
電話なら、「本日、お送りいただいた〇〇を受け取りました。お気遣いいただき、ありがとうございます」と伝え、相手の都合に合わせて短くまとめられます。
まだ使っていない場合は?受け取った段階で書き分ける
品物についての一言は、今分かっていることだけで十分です。使っていないものの使い心地や、食べていないものの味を、無理に書く必要はありません。
| 今の状況 | 添えられる一文 |
|---|---|
| 届いたばかり | 本日、贈り物を受け取りました。お心遣いをありがとうございます。 |
| まだ食べていない | これからいただくのを楽しみにしております。 |
| まだ使っていない | 選んでくださったことを、うれしく思っております。 |
| 食べた後 | さっそくいただきました。ほどよい甘さで、お茶と一緒に楽しみました。 |
| 使った後 | いただいたマグカップで、今朝コーヒーをいただきました。 |
| 家族と分けた | 夕食の後、家族と一緒にいただきました。 |
| 職場で分けた | いただいたお菓子は、部署の皆で分けました。 |
味や使い心地の感想は、自分が実際に感じた内容へ直してください。「家族全員が大喜び」「社内で大好評」など、確認できていない反応までまとめて書かなくても、感謝は伝わります。
相手別|贈り物のお礼メール・LINEの例文
仕事相手には誰からのお礼か分かる形で、親しい相手には普段の言葉で伝えます。以下の氏名・会社名・品物・使用状況は、実際の内容へ変更してください。メールアドレスは見本です。
取引先へ|会社宛てのお菓子を受け取った場合
取引先には、会社名と担当者名を示し、受け取った品物を具体的に伝えます。仕事関係の贈答品は、受領・社内共有などについて勤務先の規定があれば、その取り扱いに従ってください。次は、受領してよいことを確認し、部署で分けた後の例です。
件名:お菓子をお送りいただいたお礼(株式会社△△・△△)
〇〇株式会社
〇〇部 〇〇 〇〇様
いつもお世話になっております。
株式会社△△の△△です。
本日、お送りいただいたお菓子を受け取りました。
ご丁寧なお心遣いをいただき、誠にありがとうございます。
いただいたお菓子は、部署の皆で分けました。
皆様にも、どうぞよろしくお伝えください。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
株式会社△△ △△部
△△ △△
メール:xxxxx@example.com
まだ分けていない場合は、その段落を「部署の皆でありがたく頂戴いたします」など、これからのこととして書きます。
上司へ|個人宛ての贈り物を使った後
社内メールでは、普段の挨拶に続けて感謝を書けます。指導や仕事への決意を無理に加えず、贈り物へのお礼を中心にまとめましょう。
件名:マグカップをいただいたお礼(△△)
〇〇部長
お疲れさまです。△△です。
先日はマグカップをいただき、ありがとうございました。
温かいお心遣いに感謝しております。
今朝、さっそくコーヒーを飲む際に使わせていただきました。
落ち着いた色合いも気に入っております。
大切に使わせていただきます。
改めまして、ありがとうございました。
△△部 △△ △△
メール:xxxxx@example.com
恩師・目上の方へ|久しぶりに連絡する場合
しばらく連絡していない相手には、名前に加えて、相手が思い出しやすい所属や卒業年などを必要に応じて添えます。恩師以外へ送る場合は「先生」を「様」に替えてください。
件名:お茶をお送りいただいたお礼(△△ △△)
〇〇先生
ご無沙汰しております。
〇〇大学を〇年に卒業した△△ △△です。
本日、お送りいただいたお茶を受け取りました。
変わらず気にかけてくださり、ありがとうございます。
ゆっくりいただくのを楽しみにしております。
先生もどうぞお身体を大切にお過ごしください。
まずは受け取りのご報告とお礼を申し上げます。
△△ △△
メール:xxxxx@example.com
友人へ|誕生日のプレゼントへのLINE
友人には、贈ってくれたことや誕生日を覚えていてくれたことへの気持ちを、普段の言葉で伝えられます。次は中身を確認した後の例です。
誕生日のプレゼント、今日届いたよ。ありがとう!やわらかい色のポーチ、とても気に入りました。誕生日を覚えていてくれて、うれしかったよ。大切に使うね。
親戚へ|食品を家族でいただいた後のLINE
親戚には、家族と分けたことや実際に食べた感想を添えると、その後の様子が伝わります。親しさに合わせて、語尾を調整してください。
送ってくださったりんご、昨日受け取りました。ありがとうございます。今日、家族と一緒にいただきました。みずみずしくて、おいしかったです。いつも気にかけてくださり、ありがとうございます。
贈り物のお礼メールの件名・宛名・署名を整える
メールは、件名→宛名→挨拶と名乗り→受け取りと感謝→品物についての一言→結び→署名の順で書くとまとまります。
件名は何のお礼か分かる形にする
「ありがとうございます」だけでなく、品物や用件が分かる件名にします。
- お菓子をお送りいただいたお礼(△△)
- 贈り物をいただいたお礼(株式会社△△・△△)
- お祝いのお礼(△△ △△)
「御礼」と付けることもできますが、必須ではありません。品名が分からない場合は、推測せず「贈り物」「お品」と書けます。
宛名と署名は相手との関係に合わせる
取引先には会社名・部署名・氏名を確認して書きます。恩師なら「〇〇先生」、個人宛てなら「〇〇様」が使えます。「先生様」など、敬称を重ねないようにしましょう。
署名には氏名と、必要な所属・連絡先を添えます。取引先へのメールは普段の業務用署名を使い、友人へのLINEでは、相手が送信者を分かるなら毎回名乗る必要はありません。
品物への感想とは別に、短い感謝の表現を選びたい場合は、相手や気持ちから選べる感謝の言葉・お礼メッセージ例文も参考にしてください。
贈り物のお礼を手紙で伝える場合の完成例
手紙では、挨拶に続けて、贈り物への感謝と品物についての一言を書きます。次は、目上の方からいただいたお茶のお礼を伝える例です。
拝啓 お変わりなくお過ごしでしょうか。
このたびはお茶をお送りいただき、誠にありがとうございました。変わらず気にかけてくださることを、ありがたく思っております。
さっそく休日の午後にいただきました。香りを楽しみながら、ゆっくり過ごすことができました。
どうぞお身体を大切にお過ごしください。まずは書中にて、お心遣いへのお礼を申し上げます。
敬具
令和〇年〇月〇日
△△ △△
〇〇 〇〇様
まだ飲んでいない場合は、感想の段落を「これからいただくのを楽しみにしております」に替えます。日付は実際に書く日、氏名は送り主と自分の名前へ変更してください。
改まった手紙では「拝啓」と「敬具」を組み合わせます。上の例は文面の並びを示したもので、縦書きの便箋では結語の後に日付・差出人名・宛名を配置します。親しい相手への短い手紙なら、頭語と結語を両方省き、感謝から書き始める形も選べます。
すでに用意したお礼状に、感想や使っている様子を一文加えたい方は、お礼状に添える一言の例文と入れる位置をご覧ください。
お中元・お歳暮・結婚祝い・出産祝いの差し替え文
基本メールの「受け取りと感謝」「品物についての一言」を、贈り物の目的に合わせて替えられます。以下は差し替える本文部分です。メールで送る場合は、基本例の件名・宛名・挨拶・結び・署名も付けてください。
お中元・お歳暮をいただいた場合
本日、お中元のお品を受け取りました。
ご丁寧なお心遣いをいただき、ありがとうございます。
これからありがたく頂戴いたします。
お歳暮なら「お中元」を「お歳暮」に替えます。結びに季節の気遣いを加える場合も、送る時期に合う言葉を選びましょう。
結婚祝いをいただいた場合
本日、結婚祝いの食器を受け取りました。
私どものためにお選びいただき、ありがとうございます。
新生活で大切に使わせていただきます。
出産祝いをいただいた場合
本日、出産祝いのお洋服を受け取りました。
子どものためにお選びいただき、ありがとうございます。
着せられる日を楽しみにしております。
品名や今後の使い方は、実際にいただいたものに合わせて直してください。お礼の連絡で、お返しの内容や時期まで無理に約束する必要はありません。
贈り物のお礼が遅れた場合のメール例文
連絡が遅れたときは、気づいた時点で送りましょう。短いお詫びを添え、受け取っていることと感謝を伝えます。事情を長く説明したり、謝罪を何度も重ねたりする必要はありません。
件名:贈り物をいただいたお礼(△△ △△)
〇〇様
お世話になっております。△△です。
先日お送りいただいたお菓子は、無事に受け取っております。
お礼のご連絡が遅くなり、失礼いたしました。
温かいお心遣いをいただき、ありがとうございます。
お菓子は、お茶の時間においしくいただきました。
改めまして、お心遣いにお礼申し上げます。
△△ △△
メール:xxxxx@example.com
まだ食べていなければ、その一文を「これからいただくのを楽しみにしております」に変更できます。
送る前に確認したいこと
- 受け取りの状況:「本日」「昨日」などの日付が、実際に受け取った日と合っているか。
- 感想:食べた、使った、気に入ったなどの内容が事実に合っているか。
- 周囲の反応:家族や同僚の気持ちを、確認せずに書いていないか。
- 宛名と署名:氏名・会社名・部署名に誤りがないか。
- 無理な約束:お返しや次の招待を、必要以上に約束していないか。
「高そうですね」と値段を話題にしたり、「こんなものを」と品物の価値を下げたりせず、選んでくれたことへの感謝を伝えましょう。自分の好みに合わない場合も、感想を作らず「お心遣いをありがとうございます」と伝えられます。
贈り物のお礼は、長さよりも、受け取ったことと感謝が伝わることが大切です。まずは今の状況に合う例文を選び、品名と一言を自分の言葉に直してみてください。