理学療法士の病院実習が終わり、「指導者へ何と書けばよい?」「封筒の宛名は?」と迷っていませんか。お礼状は、受け入れていただいた感謝、実際に学んだこと、今後に生かしたいことを自分の言葉で伝える手紙です。

まず基本例文を示し、その後に指導担当者・実習責任者・リハビリテーション科全体への文例を紹介します。学校や実習先から送付方法・時期の指定がある場合は、その指示を優先してください。

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まず使える|病院実習後のお礼状の基本例文

宛先や実習期間を確認し、学びの部分を自分が実際に経験した内容へ書き換えて使ってください。以下は指導担当者へ送る場合の基本形です。

〇〇病院 リハビリテーション科
〇〇〇〇様

拝啓
時下、〇〇様におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

このたびは、〇週間にわたり臨床実習でご指導いただき、誠にありがとうございました。

実習では、評価で得た情報をもとに、その方の生活を考えながら目標を立てる大切さを学びました。特に、〇〇についてご助言いただいたことが印象に残っております。

今回学んだことを今後の学習と実習に生かし、根拠を持って考えられる理学療法士を目指してまいります。末筆ながら、〇〇様のご健康とご活躍をお祈り申し上げます。

敬具

〇年〇月〇日
〇〇大学〇〇学部理学療法学科
〇〇〇〇

例えば学びの一文は、「多職種と情報を共有する大切さ」「患者さんの不安に配慮した声かけ」など、自分が経験したことへ変えます。患者さんを特定できる氏名・年齢・病名や具体的な症例情報は書かないでください。

お礼状は必要?いつ送る?

学校や実習先から指定されていなければ、お礼状を必ず送らなければならないとは限りません。実習最終日に直接お礼を伝えた後、手紙で改めて感謝と学びを伝えることもできます。送らないだけで評価が下がると決めつける必要はありません。

送るなら、実習の記憶が新しいうちに準備し、できるだけ早めに投函しましょう。学校から期限が示されている場合は、その期限を優先します。時間がたってしまったときも、短いお詫びを添えて感謝を伝えられます。

理学療法士の病院実習後のお礼状|相手別の例文

指導担当の理学療法士へ送る例文

〇〇病院 リハビリテーション科
実習指導者 〇〇〇〇様

拝啓
時下、〇〇様におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

このたびは、〇週間にわたり臨床実習をご指導いただき、誠にありがとうございました。ご多忙の中、日々の振り返りにも丁寧にお付き合いいただき、心より感謝しております。

特に、評価で得た情報を生活上の目標と結び付けて考えるようご助言いただいたことが印象に残っています。自分の考えを言葉にする難しさにも気づき、準備と振り返りの大切さを学びました。

ご指導いただいた内容を今後の学習に生かし、少しずつ課題を改善してまいります。末筆ながら、〇〇様のご健康とご活躍をお祈り申し上げます。

敬具

〇年〇月〇日
〇〇大学理学療法学科
〇〇〇〇

科長・実習責任者へ送る例文

〇〇病院 リハビリテーション科
科長 〇〇〇〇様

拝啓
時下、貴院ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

このたびは、臨床実習の機会をいただき、誠にありがとうございました。〇〇様をはじめ、リハビリテーション科の皆様にご指導いただきましたこと、心より御礼申し上げます。

実習を通じて、評価や治療について考えるだけでなく、多職種の方々と情報を共有する大切さを学びました。今回得た学びを振り返り、今後の学習に生かしてまいります。

末筆ながら、貴院のますますのご発展と皆様のご健康をお祈り申し上げます。

敬具

〇年〇月〇日
〇〇大学理学療法学科
〇〇〇〇

リハビリテーション科全体へ送る例文

〇〇病院
リハビリテーション科 御中

拝啓
時下、貴院ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

このたびは、〇週間の臨床実習で大変お世話になり、誠にありがとうございました。皆様には通常の業務でお忙しい中、温かくご指導いただき、心より感謝しております。

実習では、患者さんへの声かけや、チームで情報を共有することの大切さを学びました。日々いただいた助言を振り返り、今後の学習と実習に生かしてまいります。

末筆ながら、皆様のご健康とご活躍をお祈り申し上げます。

敬具

〇年〇月〇日
〇〇大学理学療法学科
〇〇〇〇

実習最終日に口頭で伝える言葉を探している方は、理学療法士の病院実習・最終日の挨拶例をご覧ください。

反省点がある・送付が遅れた場合の書き方

実習で反省点が多かった場合

謝罪を繰り返すより、助言への感謝と、今後どう改善するかを簡潔に書きます。

〇〇先生

このたびは臨床実習でご指導いただき、誠にありがとうございました。実習中は準備が十分でない場面もありましたが、その都度、評価の進め方や報告について丁寧にご助言いただきました。

今回気づいた課題を振り返り、今後は事前の確認と学習を重ねてまいります。お忙しい中、最後までご指導いただきましたことに、心より感謝申し上げます。

上の文章は本文の中心部分です。実際に送るときは、前掲の基本例文にある頭語・結語・日付・学校名・氏名も加えてください。

送るのが遅れた場合

〇〇病院 リハビリテーション科
〇〇〇〇様

拝啓
時下、〇〇様におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

臨床実習では大変お世話になり、誠にありがとうございました。お礼のご連絡が遅くなりましたことをお詫び申し上げます。

実習中は〇〇について丁寧にご指導いただき、自分の課題と向き合う貴重な機会となりました。いただいた助言を今後の学習に生かしてまいります。改めまして、ご指導に心より御礼申し上げます。

末筆ながら、〇〇様のご健康とご活躍をお祈り申し上げます。

敬具

〇年〇月〇日
〇〇大学理学療法学科
〇〇〇〇

自分の経験に合わせて書き換える3つのポイント

  1. お礼の対象:実習の受け入れ、日々の指導、振り返りなど、実際にしていただいたことを書く。
  2. 学び:印象に残った指導を一つ選び、患者さんが特定されない表現にする。
  3. 今後:「今回学んだ〇〇を振り返る」など、次に取り組むことを書く。

例文をそのまま写すと、自分の経験と合わない場合があります。特に実習期間、宛先の氏名と役職、学んだ内容は送る前に必ず確認してください。

お礼状の封筒・宛名・便箋の書き方

封筒の表面|個人宛ては「様」

〒〇〇〇-〇〇〇〇
〇〇県〇〇市〇〇町〇丁目〇番〇号
〇〇病院 リハビリテーション科
実習指導者 〇〇〇〇様

科長や実習責任者へ送る場合も、正式な役職・氏名を確認して「様」を付けます。病院や部署の名称は実習資料などで確かめ、推測で書かないでください。

封筒の表面|部署宛ては「御中」

〒〇〇〇-〇〇〇〇
〇〇県〇〇市〇〇町〇丁目〇番〇号
〇〇病院 リハビリテーション科 御中

個人宛ての「様」と部署宛ての「御中」を、同じ宛名に重ねて付けません。

封筒の裏面|自分の住所・学校名・氏名

〒〇〇〇-〇〇〇〇
〇〇県〇〇市〇〇町〇丁目〇番〇号
〇〇大学〇〇学部理学療法学科
〇〇〇〇

白い便箋と封筒を選び、読みやすい文字で書きます。学校や実習先に指定がなければ、手書き・パソコンのどちらかだけが絶対の決まりとはいえません。便箋の大きさに合う封筒を選び、郵便番号や住所に誤りがないか投函前に確認しましょう。

メールでお礼を伝えたい場合は?

学校や実習先からメールを指定されている場合は、その方法に従います。手紙とメールのどちらを使うか迷うときは、連絡方法や相手とのやり取りも踏まえて選びましょう。メールの件名・本文例とお礼状との違いは、理学療法士の実習後メールマナーで詳しく紹介しています。

まとめ|相手を確かめ、実際の学びを一文入れる

理学療法士の病院実習後のお礼状には、受け入れと指導への感謝、実際に学んだこと、今後の抱負を書きます。まず送り先に合う例文を選び、実習期間・役職・氏名・学びの一文を自分の経験に合わせて直してください。

最後に封筒の宛名、学校名と氏名、患者さんを特定できる情報が入っていないことを確認し、無理のない範囲で早めに送りましょう。