2026年に満年齢で祝う場合、還暦は1966年生まれ、古希は1956年生まれ、喜寿は1949年生まれ、米寿は1938年生まれの方が対象です。
ただし、古希などを数え年で祝う場合は、対象となる生まれ年が変わります。まず「満年齢と数え年のどちらで祝うか」を家族で確認しましょう。
この記事では、2026年の生まれ年早見表に加え、長寿祝いの名称・読み方・色・由来、祝い方とのしの基本、添えるメッセージ例文を紹介します。
【2026年】長寿祝いの年齢・生まれ年早見表
表の「満年齢で祝う場合」は、2026年の誕生日に節目の年齢を迎える方です。「数え年で祝う場合」は、2026年の数え年がその年齢になる方を示しています。
| 名称・読み方 | 節目の年齢 | 満年齢で祝う場合の生まれ年 | 数え年で祝う場合の生まれ年 |
|---|---|---|---|
| 還暦(かんれき) | 満60歳/数え61歳 | 1966年 | 1966年 |
| 緑寿(ろくじゅ) | 66歳 | 1960年 | 1961年 |
| 古希・古稀(こき) | 70歳 | 1956年 | 1957年 |
| 喜寿(きじゅ) | 77歳 | 1949年 | 1950年 |
| 傘寿(さんじゅ) | 80歳 | 1946年 | 1947年 |
| 米寿(べいじゅ) | 88歳 | 1938年 | 1939年 |
| 卒寿(そつじゅ) | 90歳 | 1936年 | 1937年 |
| 白寿(はくじゅ) | 99歳 | 1927年 | 1928年 |
| 百寿(ひゃくじゅ・ももじゅ)・紀寿(きじゅ) | 100歳 | 1926年 | 1927年 |
| 茶寿(ちゃじゅ) | 108歳 | 1918年 | 1919年 |
| 皇寿(こうじゅ) | 111歳 | 1915年 | 1916年 |
| 大還暦(だいかんれき) | 満120歳/数え121歳 | 1906年 | 1906年 |
※還暦・大還暦以外の年齢欄は、満年齢で祝う場合も数え年で祝う場合も同じ数字を基準にしています。満年齢は誕生日前には表の年齢に達していません。表は2026年用で、別の年には対象の生まれ年が変わります。
還暦・大還暦は別に考えます
還暦は干支が一巡する満60歳、数え年では61歳の節目です。2026年はどちらの表記でも1966年生まれが対象です。大還暦も2回目の一巡となる満120歳・数え121歳として整理しているため、1906年生まれになります。
例として、1957年生まれの方は、2026年に数え年70歳、誕生日に満69歳になります。数え年で古希を祝うなら2026年、満70歳で祝うなら2027年です。
年齢の考え方の参考:愛知県神社庁「年祝い一覧」、神社本庁「長寿を祝う神事」。生まれ年は2026年を基準に計算しています。
長寿祝いは満年齢・数え年のどちらで祝う?
満年齢は誕生日、数え年は元日に年齢が増える
満年齢は生まれたときを0歳とし、誕生日ごとに1歳を加える数え方です。数え年は生まれた年を1歳とし、元日を迎えるたびに1歳を加えます。
- 2026年中に迎える満年齢:2026-生まれた年
- 2026年の数え年:2026-生まれた年+1
たとえば、1938年生まれの方は2026年の誕生日に満88歳となります。2026年の誕生日前は満87歳ですが、数え年では誕生日にかかわらず89歳です。
還暦以外は、家族の慣習や本人の希望を確認する
長寿祝いには、数え年で祝う習わしがある一方、満年齢で祝う方法もあります。「今は必ず満年齢」と一律に決めず、これまでの家族の祝い方や地域の慣習を確認してください。
三越伊勢丹の案内でも、還暦は満60歳、還暦以外は数え年・満年齢のどちらでもよいとされています。親族間で基準をそろえると、「今年の対象だと思っていた」という行き違いを防げます。
長寿祝いの名称・色・由来一覧
長寿祝いは「賀寿(がじゅ)」とも呼ばれます。祝い色は贈り物選びの参考になりますが、資料や地域によって違いがあり、必ず一色に統一する決まりではありません。
| お祝い | 色の目安 | 名称の由来・意味 |
|---|---|---|
| 還暦 | 赤 | 十干十二支の組み合わせが60年で一巡し、生まれた年の干支に戻ること。 |
| 緑寿 | 緑 | 66歳の節目を祝う、比較的新しい賀寿。 |
| 古希・古稀 | 紫・紺など | 杜甫の詩にある、70年の人生は古くからまれだという一節にちなむ。 |
| 喜寿 | 紫・黄など | 「喜」の草書体が七十七と読める形であることにちなむ。 |
| 傘寿 | 黄・金茶・紫など | 「傘」の略字「仐」が八十と読めることにちなむ。 |
| 米寿 | 黄・金茶・金など | 「米」を分けると八十八になることにちなむ。 |
| 卒寿 | 白・紫など | 「卒」の略字「卆」が九十と読めることにちなむ。 |
| 白寿 | 白 | 「百」から「一」を取ると「白」になることにちなむ。 |
| 百寿・紀寿 | 白・桃色など | 100歳、または一世紀に達することを祝う。 |
| 茶寿 | 特定の色にこだわらない | 「茶」を十・十・八十八に分け、合計108となることにちなむ。 |
| 皇寿 | 特定の色にこだわらない | 「皇」を白(99)と王(12)に分け、合計111となることにちなむ。 |
| 大還暦 | 特定の色にこだわらない | 生まれた年の干支への2回目の一巡を祝う。 |
名称・由来・色の参考:神社本庁「長寿を祝う神事」、高島屋「長寿・結婚記念日のお祝い」、三越伊勢丹「還暦・緑寿の長寿祝いの贈り物ガイド」
緑寿は66歳を祝う比較的新しい節目
緑寿は2002年に日本百貨店協会が提唱した、新しい長寿祝いです。還暦などと比べてなじみがない場合もあるため、家族で初めて祝うなら、満66歳と数え66歳のどちらを基準にするかも確認しましょう。
祝い色は本人の好きな色に置き換えてもよい
たとえば喜寿は紫だけでなく黄色、卒寿は白だけでなく紫とする案内があります。色が違うという理由だけで、贈り物が失礼になるとは限りません。
本人が好む服や花を選び、包装やリボンに祝い色を少し取り入れる方法もあります。赤いちゃんちゃんこなどの衣装も、本人が楽しめる場合に用意すればよいでしょう。
長寿祝いはいつ・どこで行う?準備の進め方
最初に本人の希望と家族の予定を確認する
誕生日、敬老の日、帰省時期、家族が集まりやすい休日などから候補を決めます。本人に内緒で大人数を集める前に、にぎやかな会を望むか、少人数で落ち着いて過ごしたいかを確認しましょう。
- 満年齢・数え年のどちらで祝うか決める。
- 本人が希望する祝い方と、無理のない日程を確認する。
- 参加者・場所・予算を決める。
- 贈り物、食事、メッセージを分担して準備する。
場所は移動や準備の負担から選ぶ
- 自宅:移動が少なく落ち着いて過ごせます。料理や片付けを一人に任せず、持ち寄りなどで分担します。
- 飲食店:準備を任せられます。椅子席、段差、トイレへの移動、食事内容を確認します。
- 宿泊先:旅行を兼ねられます。移動時間と休憩を含め、本人が望む日程にします。
- 離れて祝う:贈り物や手紙を送り、都合のよい時間に電話などで気持ちを伝えられます。
施設で暮らす方を祝う場合は、面会や飲食物の持ち込み、写真撮影などのルールを事前に施設へ確認してください。
長寿祝いの贈り物・予算・のしの基本
品物は好みと暮らしに合うものを選ぶ
花や衣類、使い慣れた種類の食器、家族写真を入れたアルバム、好物などが候補になります。何を贈るかよりも、本人が使いたいか、置き場所に困らないかを考えましょう。
食品を贈る場合は、好みだけでなく、食べられるものや量も確認します。杖など生活を支える品も一律に失礼と決めつけず、本人が希望しているかを基準にしてください。
予算は贈り物と食事を合わせて決める
長寿祝いに全国共通の金額はありません。親族で共同購入する場合は、先に総額と分担を相談し、食事・花・記念品などの費用が重ならないようにします。
たとえば「食事会を中心にして記念品は小さくする」「遠方なので贈り物とカードにする」など、祝い方に合わせて配分できます。無理に高額にせず、本人が気兼ねなく受け取れる形にしましょう。
のしは紅白の蝶結び、表書きは祝いの名称に合わせる
長寿祝いののし紙は、一般に紅白の蝶結びを使います。三越伊勢丹では「紅白もろわな結び」として案内されています。
- 還暦:「還暦御祝」
- 古希:「古希御祝」「古稀御祝」
- 喜寿:「喜寿御祝」
- 米寿:「米寿御祝」
- 名称を限定しない場合:「御祝」「寿」など
水引の下には贈り主の名前を書きます。地域や贈り物によって仕立て方が異なる場合もあるため、注文時に「長寿祝い用」と伝えて確認すると安心です。
長寿祝いに添える短いメッセージ例文
お祝いの名称に、日頃の感謝や一緒に過ごす楽しみを添えると、気持ちが伝わります。次の例文は、本記事用に作成したものです。
両親へ|還暦のお祝い
還暦おめでとう。
いつも私たち家族を気にかけてくれてありがとう。
これからも好きなことを楽しみながら、自分らしい毎日を過ごしてね。また一緒に出かけましょう。
祖父母へ|米寿のお祝い
米寿おめでとうございます。
いつも温かく見守ってくれてありがとう。
こうして一緒にお祝いできることを、とてもうれしく思っています。またゆっくりお話ししましょう。
恩師へ|喜寿のお祝い
喜寿を迎えられましたこと、心よりお祝い申し上げます。
先生からいただいたお言葉は、今も私の支えとなっております。
これからも穏やかで充実した日々をお過ごしになりますよう、お祈り申し上げます。
お祝いの言葉をさらに選びたい方は、高齢者への誕生日メッセージ例文集も参考にしてください。長寿祝いに添える場合は、年齢の節目に合う名称へ調整しましょう。
長寿祝いについてよくある質問
今年が対象か、生まれ年だけで確認できますか?
満年齢・数え年のどちらで祝うかが決まっていれば、早見表で確認できます。ただし、満年齢の欄は「2026年の誕生日にその年齢になる方」で、現時点の年齢を示すものではありません。
還暦は数え年60歳で祝うのですか?
還暦は満60歳、数え年では61歳です。古希などと同じように「60」をそのまま数え年に当てはめないようにしてください。2026年の対象は1966年生まれです。
本人が長寿祝いを望まない場合はどうしますか?
年齢や名称を強調せず、感謝を伝える食事や贈り物にする方法があります。本人が祝い自体を望まないなら、無理に企画せず、意向を尊重しましょう。
お祝いする年や誕生日を過ぎてしまってもよいですか?
家庭での食事会や贈り物なら、本人の希望に合わせて日程を相談できます。「少し遅くなりましたが、お祝いの気持ちをお伝えしたくて」と添える方法もあります。神社での祈祷などを希望する場合は、申込先の案内を確認してください。
大還暦は120歳と121歳のどちらですか?
干支が2巡する満120歳を、数え年で121歳と表す違いです。この記事では満120歳・数え121歳として扱い、2026年は1906年生まれを掲載しています。
まとめ|数え方を確認し、本人が喜ぶ形で祝おう
2026年に満年齢で祝う場合、還暦は1966年、古希は1956年、喜寿は1949年、米寿は1938年生まれの方が対象です。数え年を基準にする場合は、対応する欄を確認してください。
名称や祝い色は準備の手がかりにしながら、日程・場所・贈り物は本人の希望を中心に決めましょう。大げさな催しでなくても、感謝の言葉や一緒に過ごす時間で、お祝いの気持ちを伝えられます。