「今の職場を辞めたいけれど、ほかの看護師はどのような理由で転職しているの?」

「面接で退職理由を聞かれたら、正直に話しても大丈夫?」と悩んでいる看護師の方も多いのではないでしょうか。

看護師が転職を考える理由は、人間関係や給料、夜勤、残業、仕事内容、ライフステージの変化などさまざまです。

ひとつの理由だけではなく、いくつかの不満や悩みが重なって転職を決意するケースもあります。

厚生労働省の「看護職員就業状況等実態調査」では、退職経験のある看護職員を対象に、以前の職場を退職した理由について調査しています。

こうした公的調査を見ると、看護職員が職場を離れる背景には、出産・育児などのライフステージの変化をはじめ、さまざまな事情があることが分かります。

ただし、公的調査で示されているのは主に「退職理由」であり、すべての退職者がそのまま転職しているわけではありません。

そのため、本記事では公的調査を参考にしながら、看護師が転職を考える際によくある理由を整理して紹介します。

また、転職面接では退職理由をそのまま伝えるのではなく、採用担当者が納得しやすい前向きな表現に言い換えることが大切です。

この記事では、看護師によくある転職・退職理由を紹介するとともに、面接で退職理由を伝えるときのポイントや言い換え方、回答例文について詳しく解説します。

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目次

看護師の転職理由ランキング|よくある転職・退職理由を紹介

看護師が転職や退職を考える理由は、人によって異なります。

職場の人間関係や給与、夜勤、残業といった勤務条件だけでなく、結婚や出産・育児、転居などの生活環境の変化がきっかけになることもあります。

厚生労働省の「看護職員就業状況等実態調査」では、退職経験のある看護職員の退職理由として、「出産・育児のため」が多く挙げられています。

なお、以下は独自に順位を付けたランキングではありません。

公的調査による退職理由を参考にしながら、看護師が転職を考える際によくある理由を10項目に整理しています。

よくある転職・退職理由主な悩み・きっかけ面接で伝えるときのポイント
結婚・出産・育児家庭との両立、ライフステージの変化長く働き続けたい意思を伝える
職場の人間関係上司や同僚との関係、職場の雰囲気理想のチーム医療や働き方に言い換える
給与・待遇への不満仕事量に対して給料が低い、昇給が少ない経験やスキルを活かして成長したいと伝える
夜勤・勤務時間の負担夜勤がつらい、生活リズムが不規則長く安定して働ける環境を希望すると伝える
残業・業務量が多い残業が多い、十分な休憩が取れないより質の高い看護に取り組みたいと伝える
仕事内容への不満希望する看護や分野に携われない挑戦したい分野や身につけたいスキルを伝える
キャリアアップ専門性を高めたい、経験の幅を広げたい転職先で実現したいキャリアを具体的に伝える
体力的・精神的な負担忙しさや緊張が続き負担が大きい長期的に働ける環境を求めていると伝える
通勤・転居など生活環境の変化通勤時間が長い、引っ越し、家族の転勤継続して勤務できる環境を希望すると伝える
ほかの職場・分野への興味訪問看護や美容、クリニックなどに挑戦したい志望先で実現したいことを明確に伝える

転職理由にはネガティブな事情が含まれることもあります。

しかし、面接では前の職場への不満だけを話すのではなく、「転職によって何を実現したいのか」まで伝えることが重要です。

ここからは、看護師が転職を考える際によくある理由について詳しく見ていきましょう。

結婚・出産・育児

結婚や出産、育児など、ライフステージの変化をきっかけに職場を離れたり、働き方を見直したりする看護師もいます。

厚生労働省の「看護職員就業状況等実態調査」でも、出産・育児は看護職員が以前の職場を退職した理由として多く挙げられています。

独身時代には夜勤や残業に対応できていても、家庭との両立を考えるようになると、勤務時間や休日などの希望条件が変わることがあります。

面接では、「家庭と両立しながら看護師として長く働き続けたい」など、今後の働き方を前向きに伝えることが大切です。

転職先を選ぶ際は、勤務時間だけでなく、残業の実態や休日の取りやすさ、子育て支援制度なども確認しておくとよいでしょう。

職場の人間関係

看護師が転職を考える理由のひとつが、職場の人間関係です。

病院や施設では、看護師同士だけでなく、医師や看護助手、リハビリ職など多くのスタッフと連携しながら働く必要があります。

上司や同僚との関係がうまくいかなかったり、相談しにくい職場環境だったりすると、毎日の勤務が大きなストレスになることがあります。

ただし、面接で「人間関係が悪かったので辞めました」と直接伝えると、採用担当者から「同じ理由で再び辞めるのではないか」と心配される可能性があります。

そのため、「スタッフ同士で協力しながら患者さんに向き合える環境で働きたい」など、転職先で実現したい働き方に言い換えると伝わりやすくなります。

給与・待遇への不満

仕事内容や責任の重さに対して給料が低いと感じることも、転職を考えるきっかけになります。

特に、夜勤や残業が多いにもかかわらず収入が増えない、昇給が少ない、各種手当が十分ではないと感じる場合、より待遇の良い職場を探したいと考えることもあるでしょう。

給与アップを目的に転職すること自体は珍しくありませんが、面接で給与への不満だけを強調するのは避けたほうが無難です。

「これまでの経験を活かしながら、さらに専門性を高めていきたい」など、キャリアアップや仕事への意欲と組み合わせて伝えると前向きな印象につながります。

夜勤・勤務時間の負担

夜勤や不規則なシフトによる身体的な負担も、看護師が転職を考える理由のひとつです。

病棟勤務では、日勤と夜勤を繰り返すことで生活リズムが不規則になりやすく、年齢や家庭環境の変化によって夜勤を続けることが難しくなる場合もあります。

夜勤の負担を理由に転職する場合は、「夜勤が嫌だから」という表現ではなく、「生活リズムを整え、長期的に安定して働ける環境を希望している」と伝える方法があります。

クリニックや健診センターなど日勤中心の職場を希望する場合は、なぜその働き方を希望するのかを説明できるようにしておくとよいでしょう。

残業・業務量が多い

慢性的な人手不足や急な入院対応、看護記録などによって残業が続き、転職を考える看護師もいます。

業務量が多すぎる環境では、一人ひとりの患者さんと十分に向き合う時間を確保できず、「自分が理想とする看護ができない」と感じることもあるでしょう。

面接では「残業が多すぎた」と不満だけを伝えるよりも、「患者さん一人ひとりに丁寧に向き合い、より質の高い看護を提供できる環境で働きたい」といった前向きな理由に言い換えることがポイントです。

仕事内容への不満

現在の職場では希望する看護に携われないことが、転職を考えるきっかけになる場合もあります。

たとえば、「急性期病棟で経験を積んだけれど、今後は患者さんの生活を長期的に支える看護がしたい」「病棟勤務から訪問看護に挑戦したい」など、自分が目指す看護と現在の仕事内容に違いを感じることもあるでしょう。

面接では現在の仕事内容への不満を伝えるのではなく、「これまでの経験を活かしながら、新しい分野で専門性を高めたい」など、転職先で挑戦したいことを具体的に伝えることが大切です。

キャリアアップ

看護師として経験を積むなかで、さらに専門性を高めたい、幅広い看護を経験したいと考えて転職するケースもあります。

たとえば、特定の診療科で専門知識を身につけたい場合や、訪問看護、介護施設、美容クリニックなど新しい分野に挑戦したい場合などが考えられます。

キャリアアップを目的とした転職は、面接でも比較的前向きに伝えやすい理由です。

「これまで培った経験を活かしながら、〇〇の分野について学び、看護師としてさらに成長したい」と具体的に説明すると、志望動機にもつなげやすくなります。

体力的・精神的な負担

看護師の仕事は、長時間の立ち仕事や患者さんの移乗介助、夜勤などによって体力的な負担が大きくなることがあります。

また、人の命や健康に関わる仕事であるため、緊張感や責任の重さを感じる場面も少なくありません。

現在の働き方を長期間続けることが難しいと感じた場合、勤務形態や仕事内容を見直すために転職を考えることも選択肢のひとつです。

面接では「仕事がつらかった」とだけ伝えるのではなく、「これまでの経験を活かしながら、長期的に看護師として働き続けられる環境を希望している」など、今後の働き方を中心に説明するとよいでしょう。

通勤・転居など生活環境の変化

引っ越しや家族の転勤、通勤環境の変化などによって、現在の職場で働き続けることが難しくなり転職するケースもあります。

通勤時間が長くなると、勤務そのものだけでなく毎日の移動も負担になりやすいため、長く働くことを考えて自宅から通いやすい職場へ転職することもあります。

生活環境の変化による転職は、理由をそのまま説明しても比較的理解されやすいでしょう。

そのうえで、「今後は長期的に勤務できる環境で経験を活かしたい」と今後の意欲を伝えることがポイントです。

ほかの職場・分野への興味

病院で経験を積んだあと、クリニックや訪問看護ステーション、健診センター、美容クリニック、介護施設など、ほかの職場に興味を持つ看護師もいます。

看護師資格を活かせる職場は病院だけではありません。

自分の興味や得意分野、希望する働き方に合わせて職場を変えることで、新しいキャリアを築ける可能性があります。

面接では「今の仕事に飽きた」という伝え方ではなく、「病棟で培った経験を活かして、今後は〇〇の分野に挑戦したい」など、転職先を選んだ理由まで具体的に伝えましょう。

参考:厚生労働省「看護職員就業状況等実態調査」

順位転職理由よくある悩み面接で伝えるときのポイント
1位職場の人間関係上司や同僚との関係、職場の雰囲気理想のチーム医療や働き方に言い換える
2位給与・待遇への不満仕事量に対して給料が低い、昇給が少ない経験やスキルを活かして成長したいと伝える
3位夜勤・勤務時間の負担夜勤がつらい、生活リズムが不規則長く安定して働ける勤務環境を希望すると伝える
4位残業・業務量が多い残業が多い、休憩が取れないより質の高い看護に取り組みたいと伝える
5位結婚・出産・育児家庭との両立が難しいライフスタイルに合った働き方を希望すると伝える
6位仕事内容への不満希望する看護ができない挑戦したい分野や身につけたいスキルを伝える
7位キャリアアップ専門性を高めたい、経験の幅を広げたい転職先で実現したいキャリアを具体的に伝える
8位体力的・精神的な負担忙しさや緊張が続き負担が大きい長期的に働ける環境を求めていると伝える
9位通勤・転居など生活環境の変化通勤時間が長い、引っ越し継続して勤務できる環境を希望すると伝える
10位ほかの職場・分野への興味訪問看護や美容、クリニックなどに挑戦したい志望先で実現したいことを明確に伝える

転職理由にはネガティブな事情が含まれることもあります。

しかし、面接では前の職場への不満だけを話すのではなく、「転職によって何を実現したいのか」まで伝えることが重要です。

1位|職場の人間関係

看護師が転職を考える理由のひとつが、職場の人間関係です。

病院や施設では、看護師同士だけでなく、医師や看護助手、リハビリ職など多くのスタッフと連携しながら働く必要があります。

上司や同僚との関係がうまくいかなかったり、相談しにくい職場環境だったりすると、毎日の勤務が大きなストレスになることがあります。

ただし、面接で「人間関係が悪かったので辞めました」と直接伝えると、採用担当者から「同じ理由ですぐに辞めるのではないか」と心配される可能性があります。

そのため、「スタッフ同士で協力しながら患者さんに向き合える環境で働きたい」など、転職先で実現したい働き方に言い換えると伝わりやすくなります。

2位|給与・待遇への不満

仕事内容や責任の重さに対して給料が低いと感じることも、転職を考えるきっかけになります。

特に、夜勤や残業が多いにもかかわらず収入が増えない、昇給が少ない、各種手当が十分ではないと感じる場合、より待遇の良い職場を探したいと考えることもあるでしょう。

給与アップを目的に転職すること自体は珍しくありませんが、面接で給与への不満だけを強調するのは避けたほうが無難です。

「これまでの経験を活かしながら、さらに専門性を高めていきたい」など、キャリアアップや仕事への意欲と組み合わせて伝えると前向きな印象につながります。

3位|夜勤・勤務時間の負担

夜勤や不規則なシフトによる身体的な負担も、看護師が転職を考える理由のひとつです。

病棟勤務では、日勤と夜勤を繰り返すことで生活リズムが不規則になりやすく、年齢や家庭環境の変化によって夜勤を続けることが難しくなる場合もあります。

夜勤の負担を理由に転職する場合は、「夜勤が嫌だから」という表現ではなく、「生活リズムを整え、長期的に安定して働ける環境を希望している」と伝える方法があります。

クリニックや健診センターなど、日勤中心の職場を希望する場合は、なぜその働き方を希望するのかを説明できるようにしておくとよいでしょう。

4位|残業・業務量が多い

慢性的な人手不足や急な入院対応、看護記録などによって残業が続き、転職を考える看護師もいます。

業務量が多すぎる環境では、一人ひとりの患者さんと十分に向き合う時間を確保できず、「自分が理想とする看護ができない」と感じることもあるでしょう。

面接では「残業が多すぎた」と不満だけを伝えるよりも、「患者さん一人ひとりに丁寧に向き合い、より質の高い看護を提供できる環境で働きたい」といった前向きな理由に言い換えることがポイントです。

5位|結婚・出産・育児

結婚や出産、育児など、ライフステージの変化をきっかけに転職する看護師もいます。

独身時代には夜勤や残業に対応できていても、家庭との両立を考えるようになると、勤務時間や休日などの希望条件が変わることがあります。

この場合は、「家庭と両立しながら看護師として長く働き続けたい」など、今後の働き方を前向きに伝えることが大切です。

転職先を選ぶ際は、勤務時間だけでなく、残業の実態や休日の取りやすさ、子育て支援制度なども確認しておくとよいでしょう。

6位|仕事内容への不満

現在の職場では希望する看護に携われないことが、転職を考えるきっかけになる場合もあります。

たとえば、「急性期病棟で経験を積んだけれど、今後は患者さんの生活を長期的に支える看護がしたい」「病棟勤務から訪問看護に挑戦したい」など、自分が目指す看護と現在の仕事内容に違いを感じることもあるでしょう。

面接では現在の仕事内容への不満を伝えるのではなく、「これまでの経験を活かしながら、新しい分野で専門性を高めたい」など、転職先で挑戦したいことを具体的に伝えることが大切です。

7位|キャリアアップ

看護師として経験を積むなかで、さらに専門性を高めたい、幅広い看護を経験したいと考えて転職するケースもあります。

たとえば、特定の診療科で専門知識を身につけたい場合や、訪問看護、介護施設、美容クリニックなど新しい分野に挑戦したい場合などが考えられます。

キャリアアップを目的とした転職は、面接でも比較的前向きに伝えやすい理由です。

「これまで培った経験を活かしながら、〇〇の分野について学び、看護師としてさらに成長したい」と具体的に説明すると、志望動機にもつなげやすくなります。

8位|体力的・精神的な負担

看護師の仕事は、長時間の立ち仕事や患者さんの移乗介助、夜勤などによって体力的な負担が大きくなることがあります。

また、人の命や健康に関わる仕事であるため、緊張感や責任の重さを感じる場面も少なくありません。

現在の働き方を長期間続けることが難しいと感じた場合、勤務形態や仕事内容を見直すために転職を考えることも選択肢のひとつです。

面接では「仕事がつらかった」とだけ伝えるのではなく、「これまでの経験を活かしながら、長期的に看護師として働き続けられる環境を希望している」など、今後の働き方を中心に説明するとよいでしょう。

9位|通勤・転居など生活環境の変化

引っ越しや家族の転勤、通勤環境の変化などによって、現在の職場で働き続けることが難しくなり転職するケースもあります。

通勤時間が長くなると、勤務そのものだけでなく毎日の移動も負担になりやすいため、長く働くことを考えて自宅から通いやすい職場へ転職することもあります。

生活環境の変化による転職は、理由をそのまま説明しても比較的理解されやすいでしょう。

そのうえで、「今後は長期的に勤務できる環境で経験を活かしたい」と今後の意欲を伝えることがポイントです。

10位|ほかの職場・分野への興味

病院で経験を積んだあと、クリニックや訪問看護ステーション、健診センター、美容クリニック、介護施設など、ほかの職場に興味を持つ看護師もいます。

看護師資格を活かせる職場は病院だけではありません。

自分の興味や得意分野、希望する働き方に合わせて職場を変えることで、新しいキャリアを築ける可能性があります。

面接では「今の仕事に飽きた」という伝え方ではなく、「病棟で培った経験を活かして、今後は〇〇の分野に挑戦したい」など、転職先を選んだ理由まで具体的に伝えましょう。

「今の職場を辞めたい理由は分かったけれど、次はどのような職場を選べばよいのだろう」と迷っている方は、看護師向け転職サービスで求人を比較してみる方法もあります。

希望する勤務条件や働き方を整理しながら求人を探すことで、自分に合った転職先を見つけやすくなります。まずはどのような求人があるのか確認してみるとよいでしょう。

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看護師が面接で退職理由を伝えるときのポイント

転職面接では、退職理由を聞かれることがあります。採用担当者は退職理由から、「同じ理由で再び辞める可能性はないか」「長く働いてもらえるか」「応募先の職場に合っているか」などを確認しています。

そのため、退職理由は単に前職への不満を伝えるのではなく、転職理由と志望動機につながるように説明することが大切です。

前の職場の悪口を言わない

たとえ人間関係や上司への不満が転職のきっかけだったとしても、面接で前職の悪口を言うことは避けましょう。

「上司と合わなかった」「職場の雰囲気が最悪だった」といった表現ではなく、「スタッフ同士で連携しながら患者さんに向き合える環境で働きたい」など、自分が希望する働き方に置き換えて伝える方法があります。

転職理由を前向きな表現に言い換える

転職のきっかけがネガティブな理由であっても、嘘をつく必要はありません。

ただし、不満だけで終わらせず、「転職によって何を改善したいのか」「これからどのように働きたいのか」を加えることが大切です。

本音の転職理由面接での言い換え例
人間関係が悪かったチームで連携しながら患者さんに向き合える環境で働きたい
給料が低かった経験やスキルをさらに高め、長期的にキャリアを築きたい
夜勤がつらかった生活リズムを整え、長期的に安定して勤務したい
残業が多かった患者さん一人ひとりに、より丁寧に向き合える環境で働きたい
仕事が忙しすぎたこれまでの経験を活かしながら、より質の高い看護を提供したい
仕事内容が合わなかった自分が目指す看護分野で専門性を高めたい

退職理由と志望動機に一貫性を持たせる

退職理由と志望動機がつながっていると、転職の目的が採用担当者に伝わりやすくなります。

たとえば、「患者さんとより長期的に関わる看護がしたい」という理由で退職した場合、訪問看護ステーションへの応募であれば、「在宅療養を支える看護に携わりたい」という志望動機につなげることができます。

「なぜ前職を辞めたのか」「なぜこの職場を選んだのか」「入職後に何をしたいのか」の3点に一貫性を持たせることを意識しましょう。

看護師の転職面接で使える退職理由の例文

ここからは、転職理由別に面接での回答例を紹介します。

そのまま暗記するのではなく、自分の経験や応募先に合わせて調整して使用してください。

人間関係が転職理由の場合

「前職でさまざまな患者さんの看護を経験するなかで、スタッフ同士の情報共有や連携の重要性を学びました。

今後はよりチームワークを大切にしながら、患者さん一人ひとりに向き合える環境で経験を積みたいと考え、転職を決意しました。」

給与・待遇が転職理由の場合

「これまでの臨床経験を活かしながら、さらに専門的な知識やスキルを身につけ、看護師として長期的にキャリアを築いていきたいと考えるようになりました。

自分の経験を活かして新しい業務にも挑戦できる環境を求め、転職を決意しました。」

夜勤が転職理由の場合

「これまで病棟で夜勤を含む勤務を経験してきましたが、今後の働き方を考え、生活リズムを整えながら長期的に看護師として働き続けたいと考えるようになりました。

これまで培った経験を活かし、日勤を中心とした環境で患者さんに貢献したいと考えています。」

残業や業務量が転職理由の場合

「前職では多くの患者さんを担当し、限られた時間のなかで優先順位を考えて行動する力を身につけました。

その経験を活かしながら、今後は患者さん一人ひとりとより丁寧に関わり、質の高い看護を提供できる環境で働きたいと考え、転職を決意しました。」

結婚・育児が転職理由の場合

「生活環境の変化をきっかけに今後の働き方を見直し、家庭と両立しながら看護師として長く働き続けたいと考えるようになりました。

これまでの臨床経験を活かし、長期的に勤務しながら貴院に貢献していきたいと考えています。」

キャリアアップが転職理由の場合

「これまで〇〇科で看護経験を積んできましたが、今後は〇〇分野についてさらに専門的な知識と技術を身につけたいと考えるようになりました。

これまでの経験を活かしながら新しい分野にも挑戦し、看護師として成長したいと考え、転職を希望しています。」

退職理由は、応募する職場によって適切な伝え方が変わることがあります。

「この退職理由を面接でどう説明すればよいか分からない」という方は、看護師向け転職サービスを活用して転職活動を進める方法もあります。

転職サービスによっては、求人紹介だけでなく応募書類や面接に関するサポートを受けられる場合があります。面接に不安がある方は、利用するサービスのサポート内容を確認してみましょう。

看護師向けの転職サポートを確認する

ここもレバウェル看護を第一候補にします。ただし、実際のASP案件ページで「履歴書添削」「面接対策」などが訴求可能か確認し、広告主が認めている範囲の表現に調整してください。

看護師が面接で避けたい退職理由の伝え方

転職理由そのものに問題がなくても、伝え方によっては採用担当者に不安を与えてしまうことがあります。面接では次のような伝え方に注意しましょう。

  • 「人間関係が最悪だった」など前職の悪口を言う
  • 「給料が安かったから」と待遇面だけを理由にする
  • 「忙しくて嫌になった」など仕事への不満だけを伝える
  • 退職理由と志望動機の内容が矛盾している
  • 事実と異なる退職理由を作る
  • 退職理由を長々と説明しすぎる

退職理由は簡潔に説明したうえで、「これまでの経験を今後どのように活かしたいか」「応募先でどのような働き方をしたいか」につなげることがポイントです。

転職理由が決まったら求人選びの条件も整理しよう

転職理由を整理すると、自分が次の職場に何を求めているのかが見えやすくなります。

同じ理由で転職を繰り返さないためにも、応募前に求人条件や実際の働き方を確認することが大切です。

求人を比較するときは、次の7項目を確認してみましょう。

  • 月の平均残業時間
  • 夜勤の回数
  • オンコールの有無
  • 有給休暇の取得状況
  • 離職率や定着状況
  • 看護師の人員配置
  • 教育・研修体制

求人票だけでは分かりにくい情報もあるため、面接や職場見学の際に確認することも重要です。

自分に合った職場を探すなら看護師向け転職サービスも活用しよう

「人間関係の良い職場で働きたい」「夜勤のない職場へ転職したい」「今より給与や待遇の良い求人を探したい」と考えていても、自分だけで希望条件に合う職場を見つけるのは簡単ではありません。

そんなときは、看護師向け転職サービスを活用して求人を比較する方法もあります。

転職サービスでは、希望する勤務条件を相談しながら求人を探せるほか、サービスによっては履歴書や職務経歴書の添削、面接対策などのサポートを受けられる場合があります。

特に、面接で退職理由をどのように伝えればよいか不安な場合は、自分の転職理由を整理したうえで、応募先に合わせた伝え方を相談してみるのもひとつの方法です。

転職を急いで決める必要はありません。

まずは複数の求人を比較し、自分が転職したい理由を解決できる職場かどうかを確認してみましょう。

希望する働き方に合わせて転職サービスを比較しよう

看護師向け転職サービスは、それぞれ取り扱っている求人やサービス内容が異なります。そのため、1社だけで決めるのではなく、自分が希望する働き方に合ったサービスを比較して選ぶことが大切です。

転職サービスこんな方はチェック
レバウェル看護看護師求人を幅広く比較しながら、自分に合った転職先を探したい方
MCナースネット常勤だけでなく、自分のライフスタイルに合わせた働き方も含めて検討したい方

レバウェル看護は、転職を考えている看護師の方が求人を比較したいときに候補となるサービスです。今の職場に不満があり、「次は自分の希望条件に合った職場を慎重に探したい」という方は、どのような求人があるのか確認してみるとよいでしょう。

レバウェル看護の求人・サービスを確認する

MCナースネットも、看護師資格を活かした仕事を探す際に比較候補となるサービスです。

転職を機に勤務条件や働き方そのものを見直したい方は、自分の希望に合う仕事があるか確認してみる方法があります。

MCナースネットの求人・サービスを確認する

転職サービスを選ぶときは、求人の内容や対応エリア、利用できるサポートなどを確認し、自分の転職理由や希望条件に合ったサービスを選びましょう。

看護師の転職理由に関するよくある質問

Q1.面接で本当の退職理由を伝えても大丈夫ですか?

基本的には事実に基づいて伝えることが大切です。

ただし、人間関係や給与への不満などをそのまま伝えるのではなく、「今後どのような環境で働きたいのか」という前向きな内容につなげるとよいでしょう。

Q2.人間関係が理由でも転職できますか?

人間関係をきっかけに転職を考えることはあります。

ただし、面接では特定の上司や同僚への批判は避け、「チームワークを大切にできる職場で働きたい」など、自分が希望する職場環境を中心に伝えましょう。

Q3.給与が低いことを転職理由にしてもよいですか?

給与や待遇を転職先選びの条件にすることはできます。ただし、面接では給与だけを転職理由にすると条件面だけを重視している印象を与える可能性があります。

キャリアアップや仕事内容など、ほかの転職目的と合わせて説明するとよいでしょう。

Q4.退職理由と志望動機は同じ内容でもよいですか?

まったく同じ内容にする必要はありませんが、一貫性を持たせることが重要です。

退職理由で「前職では実現できなかったこと」を説明し、志望動機で「応募先ならどのように実現できると考えたのか」を伝えると、転職理由が分かりやすくなります。

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看護師の転職で失敗しない求人の選び方

転職理由を整理したら、次は求人選びが重要です。

残業や夜勤、人間関係など、同じ理由で再び転職することを避けるためにも、応募前に確認しておきたい求人選びのポイントを詳しく解説しています。

看護師の転職面接でよく聞かれる質問と回答例

退職理由以外にも、転職面接では志望動機や自己PRなどさまざまな質問をされることがあります。

面接前に準備しておきたい質問と回答のポイントを確認しておきましょう。

看護師の履歴書・職務経歴書の書き方

転職活動を始める方は、履歴書や職務経歴書の準備も必要です。

採用担当者に伝わりやすい応募書類の書き方や作成時のポイントを詳しく解説しています。

まとめ|看護師の転職理由は前向きな言葉に変えて伝えよう

看護師が転職を考える理由には、人間関係や給与・待遇、夜勤、残業、結婚・育児、キャリアアップなどさまざまなものがあります。

転職理由にネガティブな事情が含まれていても、それ自体が問題になるとは限りません。

大切なのは、前職への不満だけで終わらせず、「次の職場で何を実現したいのか」を前向きに伝えることです。

面接では、退職理由と志望動機に一貫性を持たせ、自分の経験を転職先でどのように活かしたいのかを説明できるよう準備しておきましょう。

また、転職後に同じ悩みを繰り返さないためには、求人票の条件だけでなく、残業時間や夜勤回数、人員配置、教育体制なども確認することが重要です。

自分が転職したい理由を明確にし、その悩みを解決できる職場を慎重に選びましょう。