【最新版】結婚内祝いの相場と贈る時期｜金額別・相手別マナー＆NG例まで完全ガイド

結婚祝いをいただいたあとに贈る「結婚内祝い」。

しかし、「いくらくらいが相場？」「いつまでに贈ればいい？」「遅れたら失礼？」と悩む方は多いでしょう。

この記事では、結婚内祝いの相場・贈る時期・相手別マナーを分かりやすく解説します。
さらに、失礼にならない選び方やNG例・遅れた場合の例文までまとめました。

この記事を読めば、誰に対しても安心して感謝を伝えられる「完璧な内祝いマナー」が身につきます。

👉 関連記事：結婚内祝いのお礼状の書き方｜相手別の例文とマナー完全ガイド

結婚内祝いとは？基本マナーをおさらい

「結婚内祝い」は単なる“お返し”ではなく、お祝いをくださった方への感謝のしるしです。

もともとは「おめでたいことを分かち合う」意味で贈られていた風習であり、今もなおその心が大切にされています。

ここでは、まず結婚内祝いの基本マナーをしっかり押さえておきましょう。

結婚内祝いの意味と目的

結婚内祝いとは、結婚祝いをいただいた方へ感謝を込めて贈る記念の品のことです。

お返しというよりも「幸せのおすそ分け」という意味が込められています。

たとえば、お祝い金を3万円いただいた場合は、1万5千円程度の品をお返しするのが目安です。

「お返しをしなかったら失礼にあたる？」という不安もありますが、形式よりも心を込めて感謝を伝えることが最優先です。

「お返し」と「内祝い」の違い

「内祝い＝お返し」と思われがちですが、実は意味が異なります。

• お返し：いただいたお祝いに対して贈るもの。
• 内祝い：本来はお祝いをもらっていなくても、幸せを分かち合うために贈るもの。

現代では“お返し”として使われることが多いですが、感謝の心を表す贈り物という点を忘れないようにしましょう。

内祝いを贈るときに大切な3つのポイント

1. 金額バランスを意識する（半返し）
2. 贈る時期を守る（1か月以内）
3. のし・メッセージで感謝を伝える

この3点を意識すれば、マナー違反になることはありません。

結婚内祝いの相場｜金額別・相手別の目安

結婚内祝いの相場は「半返し（いただいた金額の1/2程度）」が基本です。

ただし、相手によって金額感は異なります。

ここでは、親族・友人・職場・上司などの相手別に相場と具体例を紹介します。

一般的な相場は「半返し」が基本

多くの方が迷うのが「いくらぐらいの品を贈ればいいか」。

結婚内祝いでは、いただいた金額の3分の1〜半額程度を目安にすると良いでしょう。

例：お祝い金別お返し金額目安

• 1万円 → 3,000〜5,000円
• 3万円 → 10,000〜15,000円
• 5万円 → 20,000円程度

金額が高額な場合は、無理に高価な品を返すよりも、感謝を丁寧に伝えるお礼状を添えるのがスマートです。

相手別の金額目安とおすすめギフト

相手	相場の目安	人気ギフト例
両親・親族	5,000〜10,000円	カタログギフト、名入れギフト
友人・同僚	2,000〜5,000円	お菓子、紅茶、コーヒーギフト
上司・目上の方	5,000〜10,000円	高級茶、タオル、和菓子
ご近所・知人	1,000〜3,000円	焼き菓子、日用品

💡 ポイント：
相手の家族構成や好みも考慮するとより喜ばれます。

高額なお祝いをもらった場合の対応

10万円以上のお祝いをいただいた場合、3分の1程度（3〜5万円前後）を目安にお返しします。

ただし、親や祖父母からの場合は「お返し不要」とされることもあります。

その場合は、

「旅行券」「記念フォトアルバム」「お礼の食事会」
など、心が伝わる形で感謝を表すのがおすすめです。

NG集：結婚内祝いで避けたい行動

結婚内祝いは、感謝の気持ちを伝える大切な贈り物です。

しかし、ほんの少しのミスで「失礼」「常識がない」と思われてしまうこともあります。

ここでは、特に注意したい代表的なNG行動を具体例付きで紹介します。

1. 相場より極端に安すぎる品を贈る

お祝いをいただいた金額に対して、あまりにも安い品を返すのはNG。

「感謝の気持ちが感じられない」と誤解されてしまう可能性があります。

🔍ポイント

• 基本は「いただいた金額の1/3〜半分」が目安。
• 例）3万円のお祝い → 内祝いは1万円前後が目安。
• あまりに安いと「ケチな印象」「非常識」と受け取られることも。

💡OKな対応例

お祝い金3万円をいただいた場合 → 8,000〜10,000円程度の上質なギフト（カタログギフト・ブランド食器・高級お菓子など）を選ぶと◎

🚫NG例

お祝い3万円に対して、1,000円程度の雑貨1点だけ → 「気持ちは嬉しいけど、ちょっと軽く見られたかも…」という印象に。

2. のしをつけ忘れる（または間違える）

のし紙は「結婚内祝い」としての正式な贈答マナーの象徴です。

これを付け忘れる、または種類を間違えると、「フォーマルさに欠ける」と見られることがあります。

🔍ポイント

• 水引きの種類：紅白の結び切り（10本）を使用。
• 表書き：「結婚内祝」または「内祝」。
• 名入れ：新姓（または新郎新婦の連名）を記載。

💡OKな対応例

のし紙：「結婚内祝」＋下に「山田」または「太郎・花子」

🚫NG例

「蝶結び」ののしを使用 → 「何度でも結び直せる」意味になり、再婚を連想させるためタブー。

3. メッセージなしで宅配便だけ送る

品物だけが届き、「誰から？」「何のために？」と感じさせてしまうのは非常に印象が悪いです。

内祝いは「感謝を伝える贈り物」ですので、必ずメッセージカードや送り状を添えましょう。

🔍ポイント

• 一言でも「ありがとう」があるかどうかで印象が大きく変わる。

• 事前に「◯日にお品をお送りしました」と連絡しておくのも丁寧。

💡OKな対応例

「このたびは温かいお祝いをいただき、誠にありがとうございました。

感謝の気持ちを込めて心ばかりの品をお送りいたします。」

🚫NG例

無言でギフトボックスだけ届く → 「え？お返し？誰から？」と戸惑われることも。

4. ギフト券・現金を直接返す（特に目上の方）

金銭をそのまま返すのは、「気持ちを打ち消す」行為と取られることが多く、特に目上の方には失礼です。

ビジネスライクに見えたり、「せっかくのお祝いを突き返された」と感じる人も。

🔍ポイント

• 目上の方には「現金」「ギフト券」は避ける。
• 実用的な上質ギフト（お茶・調味料・菓子・日用品など）がおすすめ。
• 同世代の友人間なら、カジュアルにギフトカードを選ぶのはOKな場合も。

💡OKな対応例

上司へのお返し → 銘茶の詰め合わせや高級バスタオルなど。

友人へのお返し → おしゃれなカタログギフトやeギフト券も可。

🚫NG例

「お祝い金の半額をそのまま封筒で返す」 → 「気持ちを返された」と感じられ、非常に印象が悪い。

5. 遅れすぎる or 忘れたまま放置する

結婚内祝いは、原則としてお祝いをいただいてから1か月以内が目安。

遅れたまま放置すると、「感謝がない」「忘れられた」と感じさせてしまうリスクがあります。

💡OKな対応例

遅れてしまった場合は、まずお詫びを添えてから贈る。

「お礼が遅くなり申し訳ございません。

感謝の気持ちを込めて心ばかりの品をお贈りいたします。」

🚫NG例

半年以上経ってから無言でギフトを送る → 「今さら？」という印象に。

6. SNSやLINEで「お返し報告」をする

「内祝いを贈った」ことをSNSで共有するのは避けましょう。

受け取っていない人が見た場合にトラブルになることがありますし、贈り物はあくまで個人的な感謝の表現です。

💡OKな対応例

「心温まるお祝いをいただいた皆さまに感謝しています」と投稿するのはOK（個別のお返し内容には触れない）。

🚫NG例

「○○さんにはこのお菓子を贈りました〜！」と公開 → マナー違反。

7. ラッピングや梱包が雑

包装が乱れていたり、破れた箱で届くと「気持ちがこもっていない」と受け取られることも。

特に宅配便利用時は、ギフト梱包＋外箱保護が鉄則です。

💡OKな対応例

百貨店や専門ショップで「結婚内祝い用ラッピング」を依頼。

🚫NG例

自宅で簡易包装 → シワや汚れがあると、せっかくの品が台無しに。

どのNG行動も、共通するのは「相手に配慮が欠けている」こと。

金額や形式よりも、「どうすれば気持ちが伝わるか」を意識すれば失敗は防げます。

迷ったときは、“贈る側の都合”ではなく、“受け取る側の気持ち”を優先しましょう。

結婚内祝いを贈る時期とタイミング

「いつ贈ればいいの？」という質問も多いポイントです。

結婚内祝いは、結婚式後1か月以内、またはお祝いを受け取ってから1か月以内が基本。

遅れてしまった場合のフォロー方法も知っておくと安心です。

基本は「1か月以内」が目安

• 結婚式を挙げた場合 → 挙式後1か月以内
• 入籍のみの場合 → お祝いをいただいてから1か月以内

お祝いをもらったタイミングを忘れないように、スプレッドシートなどで管理しておくと便利です。

式が延期・中止になった場合

式が延期・中止になっても、お祝いをいただいた場合はお返しをします。

「結婚式は延期となりましたが、温かいお祝いをいただきありがとうございました。

感謝の気持ちを込めてお贈りいたします。」

というメッセージを添えると丁寧です。

遅れてしまった場合のマナーと例文

遅れてしまった場合は、正直に「遅くなったこと」をお詫びし、感謝の言葉を添えましょう。

【例文】
「このたびは温かいお祝いをいただき、ありがとうございました。

お礼が遅くなりましたことをお詫び申し上げます。

感謝の気持ちを込めて、心ばかりの品をお贈りいたします。」

失礼にならない内祝いの選び方と贈り方

結婚内祝いは「何を贈るか」よりも「どう贈るか」が大切です。

ここでは、喜ばれるギフト選びと、のし・メッセージの正しいマナーを紹介します。

喜ばれるギフト選びのポイント

• 自分の好みではなく、相手の年代や家族構成に合わせる
• 消えもの（食品・日用品）は喜ばれやすい
• 迷ったらカタログギフトが無難

のし紙と表書きの書き方

• 表書き：「内祝」または「結婚内祝」
• 名前：新姓のみ、または夫婦連名
• 水引：紅白10本の結び切り

💡ポイント：のしは「お店任せ」でも問題ありませんが、間違いがないか必ず確認を。

メッセージカードで印象アップ

【例文】
「このたびは心温まるお祝いをありがとうございました。

ささやかではございますが、感謝の気持ちを込めてお贈りいたします。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。」

よくある質問（Q&A）

結婚内祝いを準備するとき、多くの方が「これはどうしたらいいの？」と迷う場面があります。

金額の目安やタイミング、相手別の対応、さらには「遅れた場合」「郵送する場合」など、細かいマナーも気になるところです。

ここでは、実際に多く寄せられる疑問をまとめ、正しい対応方法と使える例文をセットで紹介します。

困ったときの参考にして、安心して内祝いを贈りましょう。

Q1. 結婚式に出席していない人からお祝いをもらった場合は？

出席の有無に関係なく、お祝いをいただいたら必ず内祝いを贈りましょう。

相場は「半返し」が基本ですが、関係性によっては3分の1程度でも構いません。

特に親しい友人や同僚の場合、心を込めたメッセージカードを添えると好印象です。

💌テンプレート例文

このたびは心温まるお祝いをいただき、誠にありがとうございました。

お式にはご参列いただけませんでしたが、変わらぬお気持ちに感謝しております。

感謝の気持ちを込めて、心ばかりの品をお贈りいたします。

Q2. 両親や祖父母から高額なお祝いをもらった場合は？

両親・祖父母からの高額なお祝いは「お返し不要」とされることもあります。

しかし、感謝の気持ちは形にして伝えるのがマナー。

旅行券・フォトアルバム・記念の食事会など、“思い出に残る贈り物”がおすすめです。

テンプレート例文

このたびは心のこもったお祝いをありがとうございました。

お心遣いに深く感謝しております。

感謝の気持ちを込めて、記念の品をお贈りさせていただきます。

どうぞお受け取りください。

Q3. 郵送で内祝いを送るときの注意点は？

郵送の場合は、送り状やメッセージカードを必ず同封しましょう。

また、宅配便伝票の「備考欄」に「結婚内祝い」と明記すると、受け取る側にも意図が伝わりやすくなります。

品物だけが届くと味気ない印象になるため、「事前に一言連絡を入れる」のもおすすめです。

テンプレート例文

このたびは温かいお祝いをいただき、ありがとうございました。

感謝の気持ちを込めて、心ばかりの品をお送りいたしました。

ご笑納いただけますと幸いです。

Q4. 結婚式の前にお祝いをもらった場合、内祝いはいつ贈る？

結婚式の前にお祝いをいただいた場合でも、お返しは式後に贈るのが基本です。

式が終わってから1か月以内を目安に内祝いを送りましょう。

式前に贈ってしまうと、招待客とのバランスを取るのが難しくなります。

テンプレート例文

このたびは結婚のお祝いをいただき、誠にありがとうございました。

挙式後となりましたが、感謝の気持ちを込めて心ばかりの品をお贈りいたします。

末永くお付き合いいただけましたら幸いです。

Q5. 友人グループで連名のお祝いをもらった場合は？

連名でお祝いをいただいた場合は、人数分を考慮して1つの品をまとめて贈るのが一般的です。

金額の目安は「合計金額の半分程度」。

代表者宛に送り、メッセージカードには全員の名前を入れると丁寧です。

テンプレート例文

このたびは皆さまから温かいお祝いをいただき、ありがとうございました。

感謝の気持ちを込めて、心ばかりの品をお贈りいたします。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

Q6. 会社の上司や目上の方への内祝いはどうすればいい？

上司や目上の方には、現金や商品券は避け、上質な日用品や高級茶・お菓子類などを選びましょう。

金額は5,000円前後を目安に、控えめながらも品のあるギフトを選ぶと好印象です。

テンプレート例文

このたびはご丁寧なお祝いを賜り、誠にありがとうございました。

感謝の気持ちを込めまして、心ばかりの品をお贈りいたします。

今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

Q7. 結婚式に出席してくれた友人にも内祝いは必要？

結婚式に出席し、ご祝儀をいただいた方には基本的に内祝い不要です。

ただし、高額なご祝儀や特別なプレゼントをもらった場合は、お礼の手紙や写真を送ると好印象です。

テンプレート例文

結婚式ではご参列いただき、また心温まるご祝儀をありがとうございました。

直接お礼を申し上げたかったのですが、改めて感謝をお伝えいたします。

素敵な時間を共有できたこと、心より嬉しく思います。

Q8. 式を挙げない場合の内祝いはどうすればいい？

挙式をしない場合も、お祝いをもらったら1か月以内に内祝いを贈るのがマナーです。

報告とお礼を兼ねたメッセージを添えると丁寧です。

テンプレート例文

このたびは温かいお祝いをいただき、ありがとうございました。

挙式は行いませんが、心より感謝の気持ちをお伝えいたします。

感謝を込めて、心ばかりの品をお贈りいたします。

Q9. 内祝いを贈る時期が遅れてしまった場合は？

遅れてしまった場合は、まずお詫びを伝えるのが大切です。

1〜2か月遅れたとしても、丁寧な文面を添えれば失礼にはなりません。

テンプレート例文

このたびはご丁寧なお祝いをありがとうございました。

お礼が遅くなり申し訳ございません。

感謝の気持ちを込めて、心ばかりの品をお贈りいたします。

Q10. 贈り忘れに気づいたときの対応は？

贈り忘れに気づいたら、早めにお詫びと感謝を伝えるのが鉄則です。

焦らず誠実な対応をすれば、相手も理解してくれます。

テンプレート例文

このたびは温かいお祝いをいただきながら、お礼が遅くなり申し訳ございません。

感謝の気持ちを込めて、心ばかりの品をお送りさせていただきました。

どうぞお納めくださいませ。

Q11. 内祝いでやってはいけないNG行動は？

以下のような行動は「マナー違反」とされることがあります。

🚫NG行動例

• のしを付けずに送る
• 現金・商品券を目上の方に贈る
• メッセージなしで品だけ送る
• 遅れても何の説明もない
• SNSでお返し内容を公開する

💌フォロー例文

このたびはお祝いをありがとうございました。

遅くなってしまいましたが、感謝の気持ちを込めてお贈りいたします。

不手際がございましたらどうぞご容赦くださいませ。

内祝いのルールは細かく感じるかもしれませんが、基本は「感謝の心を丁寧に伝える」ことです。

金額や時期よりも、相手を思いやる気持ちが伝わるかどうかが一番大切。

迷ったときは、メッセージやお礼状を添えることで誠意を示しましょう。

👉 関連リンク：
結婚内祝いのお礼状の書き方｜相手別の例文とマナー完全ガイド

まとめ｜感謝の気持ちを丁寧に伝えるのが一番のマナー

結婚内祝いは金額よりも「気持ち」が大切です。

相場や時期を守りつつ、心のこもったお礼状やメッセージを添えることで印象がぐっと良くなります。

感謝の心を形にして、素敵な関係を築いていきましょう。

結婚内祝いにのしを付けるのはもちろん大切ですが、感謝の気持ちを言葉で伝えることも同じくらい重要です。

「お礼状をどう書けばいいかわからない…」という方は、以下の記事が参考になります。

上司・友人・親戚など関係別に使える文例を多数掲載しています。

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結婚内祝いのお礼状の書き方完全ガイド｜上司・親戚・友人別例文とマナー・NG表現一覧

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結婚内祝いを贈る時期やマナーに不安がある方は、「結婚内祝いを贈るタイミングと遅れたときの対応｜例文・マナー完全ガイド」をご覧ください。

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