この記事では、4月の季語を解説し、俳句と花を用いて心温まる挨拶例文をご紹介します。

4月、桜の花が咲き誇る中、春の訪れを感じる月。

この季節に相応しい心温まる挨拶を贈ることで、
新たな出発と希望の気持ちを共有できます。

4月には新緑が芽吹き、花々が咲き誇る様子が心地よい春の兆しです。

これらの要素を取り入れ、特別な挨拶例文をご紹介いたします。

この記事を読むことで、4月の季語を理解し、
俳句と花を使った魅力的な挨拶例文を身につけることができます。

挨拶が心温まる言葉になることで、人との繋がりが深まり、
新しい季節への期待がより一層高まるでしょう。

また、この記事では、
4月の季語や俳句、花を通じて挨拶の美しさや意味について深く理解することができます。

心温まる挨拶を通じて人々とのつながりを大切にし、春を迎える準備を整えましょう。

4月の季語を解説し、俳句と花を使った心温まる挨拶例文を紹介するこの特別な記事。

ぜひ最後までお読みいただき、
新しい季節への感謝と期待を込めた挨拶を、
心温まるコミュニケーションの一環として活用ください。

【時候の挨拶】4月の季語と結びの言葉!書き方と例文を紹介
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4月の季語を解説!俳句と花で彩る心温まる挨拶

4月も日本の四季折々の表情を象徴するさまざまな季語があります。

寒さが次第に和らぎ、春の足音が近づいてくるこの季節。

4月の季語は、
桜や新緑、春の訪れ、新生活、そして日本の文化など多岐にわたります。

この月は、桜が満開になるなど、春の訪れを感じることができる特別な時期です。

以下では、4月の代表的な季語とその意味をいくつか紹介します。

4月の代表的な季語

一部の4月の季語の意味を簡単に説明します。

桜(さくら)

桜は4月の代表的な花であり、春の訪れを象徴します。
満開の桜は日本の風物詩として知られ、新しい出発や希望を象徴する花でもあります。

新緑(しんりょく)

4月になると、新緑が芽吹き始め、木々が鮮やかな緑色に彩られます。
新しい生命の息吹を感じさせる、爽やかで清々しい季語です。

春爛漫(はるらんまん)

「春爛漫」は、春が満ち溢れるさまを表現した言葉です。
花や緑が溢れ、明るく活気ある風景が広がる様子を示します。

このように、4月には様々な季語があり、それぞれが春の訪れや新たな気持ちを表現しています。

これらの季語を使って心温まる挨拶を作成することで、
新しい季節への期待と温かさを共有することができます。

挨拶が心温まる言葉になることで、人との繋がりが深まり、
新しい季節への期待がより一層高まるでしょう。

心温まる挨拶を通じて人々とのつながりを大切にし、春を迎える準備を整えましょう。

4月の季語を使った心に響くオススメの俳句

4月の季語を使った心に響くオススメの俳句を5句紹介し、
はがきや手紙の挨拶にも使える季語をご紹介します。

春の海や 千葉の鴨川に ぎぬれる

俳句の作者:松尾芭蕉
俳句の意味:春の海が、千葉の鴨川に濡れる様子を表現しています。

・春風に なびく白雲の たえ間より

俳句の作者:与謝蕪村
俳句の意味:春風に揺れる白雲の隙間から、青空が見える様子を表現しています。

・春の夜の 夢ばかりなる 手枕かな

俳句の作者:小林一茶
俳句の意味: 春の夜に、夢ばかり見ている様子を表現しています。

・春雨や 鶯(うぐいす)の声も ほろほろ

俳句の作者:正岡子規
俳句の意味:春雨の中で、鶯の声がほろほろと聞こえる様子を表現しています。

春の野に うつろいし人の 形見かな

俳句の作者:高浜虚子
俳句の意味: 春の野に、去ってしまった人の形見がある様子を表現しています。

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4月の時候の挨拶

・桜花満開の好季節がやってまいりました。お変わりございませんか。

・春爛漫の好季節、お健やかにお過ごしのことでございましょう。

・桜の樹下を花衣の人々が行き交う、うるわしい春の日となりました。

・花祭りの時期となりましたが、つつがなくお過ごしでしょうか。

・春宵一刻価千金の頃となり、
ますますご壮健にてお過ごしのことと存じます。

4月の時候の挨拶:結び

・春暖のみぎり、お元気にてご活躍ください。

・春光あまねく満ちわたる季節、皆様のご多幸をお祈りいたします。

・日々暖かくなりますが、皆様お身体にはお気をつけください。

・天候不順の時節柄、
 ご自愛専一にてご精励くださいますようお願い申し上げます。

・花冷えのする折から、油断されませんようお身体にご留意ください。

・新年度に入り、なにかとお忙しい毎日でしょうが、ご自愛専一に。

・急に寒さのもどることもございます。
 お身体を大切になさってください。

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4月の俳句と花で彩る心温まる挨拶例文

風の3月、雨降る4月。と、いわれるように、
春の空は定まりにくく、雨が多い時期でもあります。

その雨が、地をうるおして、野辺の緑を伸ばしていく。

そんな4月に咲いている、
「菫(すみれ)」や「木瓜(ぼけ)」・「雪柳(ゆきやなぎ)」の花。

今回は、これらの4月に咲く
花を使ったはがきの書き方をご紹介します。

俳句と花で彩る心温まる挨拶例文:菫(すみれ)

スミレ属の植物は世界に450種。

日本にも約60種が自生。

日当たりの良い草地や林の中などには、
ヒメスミレ、ノジスミレ、アケボノスミレ、などがあります。

日陰にはエイザンスミレ、ヒカゲスミレなど。

唇弁の形が、
大工道具の「墨入れ」に似ているので「スミレ」になったとも。

開花時期:4月~5月。

日本では楚々とした野草として愛されている菫(すみれ)。

西洋ではバラ、ユリと並ぶ特別な花で、
「天使がひそかに与えるように花開く」
可憐な花を誠実、純真の象徴としています。

菫(すみれ)の花言葉

・「信頼」「誠実な愛」

菫(すみれ)の俳句

・山路きて何やらゆかしすみれ草 (芭蕉)

・鼻紙を敷いて座れば菫かな (一茶)

・菫程な小さき人に生まれたし (夏目漱石)

菫(すみれ)の花を使った4月の時候のはがきの挨拶:例

我が家の狭い庭の日だまりに、
今年も菫(すみれ)が可愛い花をつけはじめました。

春の足音が聞こえてくるようで、わくわくします。

菫の種が飛び散ってどんどん増えて、楽しみです。

ご家族の皆々様におかれましては、
お変わりなくお過ごしでいらっしゃいますか?

私もお陰様で家族一同、
無事息災に暮らしておりますのでご安心くださいませ。

今年の4月は雨が多いですね。

「4月は、菫の花を撒き散らす。」
というフランスの詩句がありましたが、
煙るような雨が菫を濡らしています。

花冷えの季節です。

お風邪など召されませぬようご自愛くださいませ。
皆々様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。

俳句と花で彩る心温まる挨拶例文:木瓜(ぼけ)

木瓜(ぼけ)は、中国原産。

日本には平安時代に渡来。

朱紅色の緋木瓜(ひぼけ)。純白の白木瓜(しろぼけ)。
また紅と白とが混じった更紗木瓜(さらさぼけ)。など
さまざまな美しさを見せてくれます。

開花時期: 3月~4月(春咲き)

春に先駆けて咲き、
鮮やかな花色で心を彩ってくれる木瓜の花。

「熱情」の花言葉は、緋色(ひいろ)の花色からでしょうか?

木瓜(ぼけ)の花言葉

・「情熱」「先駆者」

木瓜(ぼけ)の花の俳句

・初旅や木瓜もうれしき物の数 (正岡子規)

・浮雲の影あまた過ぎ木瓜ひらく (水原秋櫻子)

・更紗木瓜透かしてさらに更紗木瓜 (永井東門居)

木瓜(ぼけ)の花を使った4月の時候のはがきの挨拶:例文

雨に濡れた新緑のますます鮮やかな今日この頃、
いかがお過ごしでしょうか?

春咲きの木瓜(ぼけ)の花が今年も咲き始めました。

「木瓜(ぼけ)は、瓜(うり)に似ている果実が実るため。」
木になる瓜(うり)で「木瓜(もっけ)」と呼ばれていたのが、
訛(なま)ってボケになったとのこと。

織田信長の家紋にも使われています。

花言葉は「先駆者」。

叔母様も新年度に入り、
なにかとお忙しい毎日をお過ごしのことと存じます。

どうぞ、ご無理をなさいませんように、
お身体を大切になさってください。

4月の誕生花一覧!季語と季節の挨拶を紹介
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俳句と花で彩る心温まる挨拶例文:雪柳(ゆきやなぎ)

雪柳(ゆきやなぎ)は、中国原産。

開花時期:3月~4月

柳のような細い葉と垂(た)れ下がる枝から
雪柳(ゆきやなぎ)の名がつきました。

夜目にも鮮やかに、降りかかる雪のように咲く白い雪柳。

米粒のような五弁の花から
「小米桜(こごめざくら)。」という別名もあります。

雪柳(ゆきやなぎ)の花言葉

・「殊勝」 「恥じらい」

雪柳(ゆきやなぎ)の俳句

・たえず風やり過ごしをり雪柳 (高木晴子)

・月うるむ地にただようて雪柳 (石原八束)

・雪柳夜には夜の白さあり (五十嵐播水)

雪柳(ゆきやなぎ)を使った4月の時候のはがきの挨拶:例文

花祭りの時期となりましたが、つつがなくお過ごしでしょうか。

我が家の庭のそこここで、四方にしなやかな枝を伸ばし、
雪のように白く咲く、雪柳が咲きはじめました。

可憐で清楚な花は、私の心を癒やしてくれています。

4月は、花々の香りに心も浮き立つ時期です。
油断されませんようお身体ご留意くださいませ。

皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。

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まとめ

この記事は、親しい人に使える、
4月に咲く花を使ったはがきの書き方紹介しました。

4月は、
香り高い水仙、桜や雪柳、スミレなど
個性豊かな花いっぱいの季節です。

はがきを書くときは、4月ならではの季語や花を使った
趣のあるはがきを届けてみられたらいかがでしょうか?