この記事では、1月の季語を解説し、俳句と花を用いて心温まる挨拶例文をご紹介します。

1月は新たな年の幕開け。

この時期に心温まる挨拶を贈ることで、新しい年をより素敵なものに彩ることができます。

また、1月には寒さのなかでも、
凛とした花が咲き、その美しさや意味が俳句に詠まれます。

これらの要素を組み合わせ、特別な挨拶例文をご紹介いたします。

この記事を読むことで、
1月の季語を理解し、俳句と花を使った魅力的な挨拶例文を習得できます。

挨拶が心温まる言葉になることで、
人との繋がりが深まり、新しい年がより幸福なものになるでしょう。

また、この記事では、
1月の季語や俳句、花を通じて挨拶の美しさや意味について深く理解することができます。

心温まる挨拶を通じて人々とのつながりを大切にし、豊かな新年を迎えましょう。

1月の季語を解説し、俳句と花を使った心温まる挨拶例文を紹介するこの特別な記事。

ぜひ最後までお読みいただき、新年の挨拶を特別なものにし、
心温まるコミュニケーションを築く第一歩として活用ください。

【時候の挨拶】1月の季語と結びの言葉!書き方と例文を紹介
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1月の季語

1月の季語には、寒さや冷たい風、雪、初めてのことなど、
寒冷や新年に関連する言葉が含まれています。

これらの季語は、日本の自然や文化、季節の移り変わりを表現する上で使われる言葉であり、
俳句や短歌などの和歌において重要な要素となります。

1月の季語の意味

一部の1月の季語の意味を簡単に説明します。

雪(ゆき)

寒さや冷たさを象徴し、雪が降ることで冬の訪れを感じさせます。
また、清新で美しい風景を表現する際にも用いられます。

寒(さむ)

寒さや冷たさを指し示します。
寒気が強まる1月に使われ、寒さを感じることが多い季節を表現します。

初寐(はつね)

新年の初めの寝覚めや、初めての夜寝ることを指します。
新しい年の幕開けを意味します。

歳旦(としだん)

新年の初め、元日のことを指します。
新しい年の最初の朝を迎える意味があります。

凧揚げ(たこあげ)

凧(たこ)を揚げる遊びを指します。
風が強くなる季節であり、寒い中でも風を感じる楽しみとして用いられます。

これらの季語は、日本の文化や風物詩と深く結びついており、詩文や日常会話で幅広く使われます。

1月の季語を使った心に響く俳句

1月の季語を使ったオススメの俳句を5句紹介し、
年賀状や、手紙の挨拶にも使える季語をご紹介します。

1月の季語を使った心に響くオススメの俳句5句

・階登り 来しが寒月 よそよそし

俳句の作者:三橋鷹女
階段を上ると寒い月が現れ、冷たく遠慮がちになるという意味です。

・かかる夜の 檐(のき)にや忍ぶ 雪女郎

作者:臼田亜浪
雪が屋根の檐(のき)に積もる様子や、夜の静けさを暗示しています。

寒卵 薔薇色させる 朝ありぬ

作者:石田波郷
寒い季節にもかかわらず、朝日が周囲を淡い赤色に染め、
新しい日が始まる美しい朝を詠んでいます。

寒椿 小さく赤き 一重なる

作者:原 石鼎
寒い季節に小さく赤い花が一重に咲く様子を詠んでいます。
この俳句は、自然の美しさや季節の移り変わりを感じさせる典型的な日本の俳句となっています。

寒梅の 香や月の花 蔭の花

作者:原 石鼎

寒い冬に咲く梅の花が香り立ち、月明かりに照らされた花と日陰に咲く花が共に美しい光景を作り出す様子を詠んでいます。

1月の季語を使った年賀状や挨拶に適した表現

1月の季語を使った年賀状や挨拶に適した表現をいくつかご紹介します。

これらは、日本の冬の風物詩や新年に関連する言葉で、
年始の挨拶や新年のご挨拶、年賀状などに活用することができます。

寿(ことぶき)

新しい年や年齢を重ねることに対する願いや祝福を表します。
「今年も寿に満ちた年でありますように。」

初詣(はつもうで)

新年に神社や寺院を訪れること。
新しい年の始まりを神聖視する習慣です。
「今年も初詣に行ってきました。」

除夜(じょや)

年の暮れから年の初めにかけての夜。
特に大晦日の夜を指します。
「除夜の鐘が鳴り響く中、新年を迎えました。」

雪(ゆき)

寒さや冷たさを象徴する言葉で、雪景色や冬の訪れを表現します。
「雪の積もる新年を迎え、心新たに過ごしたい。」

寒月(かんげつ)

寒い月を意味し、寒い季節や冷たい夜を表現します。
「寒月の夜に、家族と温かな時間を過ごしたい。」

これらの言葉や季語を利用して、年始のご挨拶や年賀状のメッセージをより豊かに表現しましょう。

1月の時候の挨拶

・新しき年は、寒さも新しく、今更のように肌にしみます。

・皆様お揃いで、穏やかな正月をお迎えのことと存じます。

・雪晴れの好天気が続くと、外の空気がおいしくなります。

・皆様におかれましては、よき初春をお迎えのことと存じます。

・新年を迎えて、身も心も新たな気分でお過ごしのことと思います。

1月の時候の挨拶:結び

・極寒の折から、ご自愛専一に。

・本年もご一家にとってますますのご多幸を祈っております。

・大寒を迎え、寒さはこれからが本番。くれぐれもお身体を大切に。

・お寒さ厳しい折柄、くれぐれも御身おいといくださいますよう。

・皆様にとって、本年が幸福に満ち溢れる良い一年になりますように。

・春寒はいっそう身にしみます。
 お互いに健康には留意したいものでございます。

・風邪が流行っています。
 どうぞ風邪とは仲良しになられませんように、お元気にお過ごしくださいませ。

1月の和風月名!睦月(むつき)の意味と時候の挨拶
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1月の花で彩る心温まる挨拶例文

1月は1年を笑顔でスタートさせる月。

1月は、とっても寒い時期です。

そんな寒い時期の1月に、めげずに咲いている、
「臘梅(ろうばい)」の花や「芹(せり)」・「母子草(ははこぐさ)」。

今回は、これらの1月に咲く
花を使ったはがきの書き方をご紹介します。

「1月の誕生花一覧!季語と季節の挨拶を紹介」
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1月の花で彩る心温まる挨拶例文:芹(せり)の花

芹(せり)摘むといえば春の風物詩。

万葉集にも登場する芹(せり)は、
春の七草の筆頭にあげられています。

芹(せり)は湿地や水田に群生し、
野菜としても栽培されます。

花期は7~8月。

芹の花は、
梅雨が開け、日差しが水田の面に強く照り返るようになる頃、
まっすぐに伸びた茎の先に、二十前後の細かく白い楚々たる
五弁の可憐な花を咲かせます。

芹(せり)の花言葉

・「清廉で高潔」

芹(せり)の花の俳句

・泥におく鷺の足跡芹の花 (木村蕪城)

・法隆寺からの小溝か芹の花 (飴山 實)

・おやごころ子ごころ芹も見つつ行く (高野素十)

芹(せり)を使った1月の時候のはがきの挨拶:例文

きょうは1月7日、七草の日。

畑で芹(せり)を摘んできました。

芹(せり)は葉に独特な爽やかな香味、風味があり、
古くから葉菜類のひとつとして親しまれています。

こちらの地方では、お正月の七日には
七草の若菜を入れたお粥を作る風習がまだあります。

我が家もさっそく、母と一緒に七草粥を作りました。

ご家族の皆々様におかれましては、
お変わりなくお過ごしでいらっしゃいますか?

私もお陰様で家族一同、
平穏に暮らしておりますのでご安心くださいませ。

今年の1月は暖冬とは申しますが、まだまだお寒い日が続きます。

皆々様、どうぞくれぐれもご自愛くださいませ。

本年も幸福に満ち溢れる良い年になりますよう心よりお祈り申し上げます。

1月の花で彩る心温まる挨拶例文:臘梅(ろうばい)の花

臘梅(ろうばい)は、
ウメという名前が入っていますが、
ウメとはまったく違う種類です。

中国原産で江戸初期に渡来。

花期は1月から2月ごろ。

臘月(旧暦12月)に咲くことから「臘梅」と名づけられた。
という説と、ロウ細工のように透き通った美しい花だから。
というふたつの説があります。

漂う芳香も魅力です。

1月の花の少ない季節に咲き、
心をあたためてくれる花です。

臘梅(ろうばい)の花言葉

・「慈愛」「温かい心」

臘梅(ろうばい)の俳句

臘梅や雪うち透かす枝のたけ (芥川龍之介)

・風往き来して臘梅のつやを消す (長谷川双魚)

・臘梅のつやを映しぬ薄氷 (増田龍雨)

臘梅(ろうばい)の花を使った1月の時候のはがきの挨拶:例文

1月の小雪の舞う凍えそうな寒さの中、
臘梅(ろうばい)の花が咲き始めました。

私が一年で最も待ちわびる季節の到来です。

臘梅(ろうばい)の花に出会ったのは、
去年の叔母の家の庭でのこと。

ロウ細工で半透明な黄色の花びらと、ふくよかな香りは、
1月の冬枯れの庭でひときわ異彩を放っていました。

冬の庭はそれなりに美しい花が咲きます。

水仙、山茶花の花。
真っ赤な千両、万両の実。

でも、この臘梅に勝る花はないと思います。
この臘梅の花から漂う優しい香りも魅力です。

千恵子様、お変わりなくお過ごしですか?

もうすぐ立春。

寒さも、もうひと辛抱、ふた辛抱の日々を、
どうぞ息災にお過ごしくださいませ。

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1月の花で彩る心温まる挨拶例文:母子草(ははこぐさ)の花

春の七草のオギョウ、(またはゴギョウ)は、
ハハコグサを指し、若い茎葉を七草粥に入れます。

また、今ではふつうヨモギを使う草餅も、
かつてはハハコグサが入れられていたそうです。

オギョウ、ゴギョウとすると、新年の季語。

素朴で野の草らしい、可愛らしさがあります。

古くは、鼠麹草「ほうこぐさ」と呼ばれていました。
それが、訛化(がか)して「ははこぐさ」になったのでしょうか?

その名前に郷愁を感じて詠まれる句も多いようです。

母子草(ははこぐさ)の花言葉

・「無言の愛」 「忘れない」

母子草(ははこぐさ)の俳句

・老いて尚なつかしき名の母子草 (高浜虚子)

・ははこぐさはじめのことば忘れけり (矢島渚男)

・鶏の目には鶏の世あらむ母子草 (加藤楸邨)

母子草(ははこぐさ)を使った1月の時候のはがきの挨拶:例文

笑顔で迎える一日は、笑顔で過ごす1年の始まり。

きょうは七草の日。

ごちそう続きのお正月から、
普段の暮らしに切り替えていこうと思い
スーパーに七草を買いに行きました。

ハコベラ、ホトケノザ、セリ、ナズナ、スズシロ、スズナ、ゴギョウ。

ゴギョウが「母小草。」だと初めて知りました。

さらさらした白粥に、刻んだ七草を加えてさっと炊き、
きょうは、疲れた胃を少し休ませようと思っています

この1年の1日1日を大切にして、
生きて行きたいと思う年のはじめです。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

笑顔あふれる健やかな毎日をお過ごしくださいませ。

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まとめ

1月は、1年をスタートする大事な時期です。

新しい年の始まりは、歳神様を迎え、
実りと無事を祈る、最も重要な月です。

1月の季語を通じて、俳句と花を使った挨拶は心温まります。

この記事を参考にして、特別な季節の挨拶を素敵に彩りましょう。

挨拶を通じて、あなたの心の温かさを伝える道を探求してください。
ぜひ参考にして、心のこもった挨拶を贈りましょう。

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よっちゃん
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