この記事では、
8月の誕生色と8月に咲く花を使った時候の挨拶をご紹介します。

8月の季節の‟誕生色”ってご存知ですか?

『誕生色』とは染めと織りの街、新潟県の十日町織物工業協同組合が、
1981年(昭和56年)に制定した1月から12月までの季節の色です。

四季折々の花と色が独特の優しく懐かしい和風名称で呼ばれています。

毎月『誕生色』を紹介していますが、
8月の誕生色は「夢見昼顔(ゆめみひるがお)。」です。

あなたは、この8月の誕生色からどんな色をイメージしますか?

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8月の誕生色

誕生色:8月は「夢見昼顔(ゆめみひるがお)。」
    DULL PURPLISH RED

花と色:8月の誕生色の 
   「夢見昼顔(ゆめみひるがお)。」は、真夏の野に、
    まどろむ儚(はかな)げな昼顔の赤紫がかった淡い桃色。

「夢見昼顔(ゆめみひるがお)。」に使われている和名からは、
控えめなのに華やか…。 儚(はかな)げなのに力強い……。

そんな相反する顔を内に秘め、夢みるように咲く昼顔がイメージされます。

8月の誕生色の「夢見昼顔(ゆめみひるがお)。」の色からは、
暑さをひと時和ませ、ここち良い涼しさを感じさせてくれる。

どこか懐かしいような、そして優しさを持った色合いを感じます。

8月の時候の挨拶 (葉月:はづき)

8月に使える時候の挨拶を、ご紹介します。

旧暦8月、転じて新暦8月の異称は「葉月(はづき)。」

葉が生い茂るという意味ではなく、
散りはじめとなる「葉落ち月(はおちづき)。」が由来。

また、
稲がふくらむようになる頃という
「張る月」が「葉月」に転じたとも。

賑やか夏のイベントが行われる一方、
お盆や終戦記念日がやってきます。

生命をめぐる生と動のコントラストが際立つ月です。

本格的な夏の到来の中で、8月の花が暑さに負けず、
元気いっぱいに咲きほこる季節になりました。

8月は、赤や黄色やオレンジ色のビタミンカラーの花が目につきます。

8月に咲く花や、色なども一緒に書くと、
より印象に残るのではないでしょうか。

8月の花を使った書き出しの挨拶

昼顔:ひるがおの花

美恵子様、お元気にお過ごしですか?

昨日、
道の駅に寄ったら「昼顔」の鉢植えを売っていました。

淡いピンク色の涼しげに咲いている昼顔の鉢を買いました。

美恵子様は、朝顔と昼顔の区別をご存知ですか?

私は昨日、初めて違いを知りました。
朝顔には、青、青紫、藤、赤、白、ピンク、赤紫などが
ありますが、昼顔は淡紅色の花のみ。

早朝に咲き昼前にしぼむのは朝顔。

早朝に咲き、
昼も咲き続けて夕方にしぼむのが昼顔。

昼顔は、日中のひとときの花。

さらに、夕方咲いて翌朝しぼむのが夕顔。
夜になってから咲くのが、夜顔とのこと。

朝顔の花、ひとつとっても本当に知らないことばかり…。

毎日暑い日が続いていますが、
皆々様におかれましては、ご機嫌よくお過ごしですか?

サルスベリの花

小さな花が、まとまって花穂を成すサルスベリの花が見頃です。

くしゅくしゅっとした薄紅色の花びらが集まる様子は可憐で綺麗です。

「猿も滑(すべ)ってしまう」ほど、
幹がつるつるしたことから、ついた名前だということですが、
昔の人は本当に面白い名前の付け方をしたものですね。

本格的な夏の到来です。

皆々様におかれましては、
お変わりなくお過ごしでいらっしゃいますか?

向日葵:ひまわりの花

ピンと伸びた茎先に太陽のような花をつける向日葵(ひまわり)。

見ているだけで、なんだか元気を貰える気がする花です。

夏の花といえば、やはり向日葵(ひまわり)の花を
思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

朱美様、
大分県にある豊後高田市の向日葵(ひまわり)畑の
巨大迷路は、とても面白いとのこと。

一緒に運動をかねて、
向日葵(ひまわり)の花を見に行きませんか?

8月の結びの挨拶

・末筆ながら、残暑なお厳しき折り、
 どうぞ健やかにお過ごしくださいますよう、心よりお祈り申し上げます。

・お盆も過ぎ、つくつくぼうしが鳴き、秋の風が吹く季節になりました。
 皆様、どうぞ清々しくお過ごしくださいますようお願い申し上げます。

・まだまだ暑い日が続きますが、爽やかに清々しくお過ごしくださいませ。

・秋の実り、豊作を楽しみに暑い夏を思う存分楽しんでいきましょう。

・水分を適度に取り、熱中症にならないよう
 くれぐれも、お身体にお気をつけ下さいませ。

・涼しくなったと思えばまた、日ざしの強い日が続きますね。
 暑さに負けないよう清々しくお過ごしくださいますよう
 お願い申し上げます。

・残暑厳しきおり、ご一同様のご無事息災をお祈りいたします。

・体調を崩しやすい季節ですが、皆様どうかお身体を大切にして
 前向きな気持ちで、この暑い夏を乗り切ってください。

まとめ

この記事では、
8月の誕生色と8月に咲く花を使った時候の挨拶をご紹介しました。

8月の誕生色は
「夢見昼顔(ゆめみひるがお)。」の淡い桃色。

真夏の真昼に、その一番美しい姿を見せてくれる昼顔の花。

そして、昼顔の花には「絆」という花言葉もあります。

相手と、より強い「絆」を結ぶためにも、あなたが感じた思いや、
季節の色を、手紙に書いて出してみられたらいかがでしょうか。

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よっちゃん
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