この記事では、
7月の誕生色と7月に咲く花を使った時候の挨拶をご紹介します。

7月の季節の‟誕生色”ってご存知ですか?

『誕生色』とは染めと織りの街、新潟県の十日町織物工業協同組合が、
1981年(昭和56年)に制定した1月から12月までの季節の色です。

四季折々の花と色が独特の優しく懐かしい和風名称で呼ばれています。

毎月『誕生色』を紹介していますが、
7月の誕生色は「咲初小藤(さきそめこふじ)。」です。

あなたは、この7月の誕生色からどんな色をイメージしますか?

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7月の誕生色

誕生色:7月は「咲初小藤(さきそめこふじ)。
PALE LAVENDER

花と色:7月の誕生色の「咲初小藤(さきそめこふじ)。」の色は、
梅雨あけの夏の光に輝いた紫露草(むらさきつゆくさ)の
透き通るほどに淡い紫色。

「咲初小藤(さきそめこふじ)」に使われている和名からは、
梅雨のあとの抜けるような青空に溶けた淡い紫色を連想します。

7月の誕生色の「咲初小藤(さきそめこふじ)。」の色からは、
穏やかな初夏の光の中で爽やかな風を感じる蛍草の淡い紫色。

可愛らしさと優しさ、主張しすぎない涼しげな色合いを感じます。

梅雨のあとの夏の光の中で、
7月の花がきらきらと、色鮮やかに咲き始める季節になりました。

7月の時候の挨拶 (文月:ふみづき)

7月に使える時候の挨拶を、ご紹介します。

旧暦7月の異称は「文月(ふみづき)。」

七夕に笹飾りの短冊に詩歌(しいか)を書き、
文字の上達を願う風習が由来だとか…。

梅雨はまだ残るものの、本格的な夏の到来です。

7月は、
山開きや海開き、夏祭りと暑さを吹き飛ばす行事が続きます。

そして、夏の訪れを教えてくれる色とりどりの朝顔が咲く季節。

7月に咲く花や、草木の色なども一緒に書くと、
より印象に残るのではないでしょうか。

7月の花を使った書き出しの挨拶

紫露草:むらさきつゆくさ

梅雨明けを待ちわびて咲く、紫露草(むらさきつゆくさ)が、
我が家の庭の片隅で咲きはじめました。

名の通り、露を帯びた姿が美しい紫色の小さな花です。

とても小さくて可愛らしい、この花は今の時季に咲きます。

別名「蛍草(ほたるぐさ)」とも言うそうですが、
花の中で蛍が光を灯しているようにも見えます。

花は、一日花。

午後には広げた花びらを徐々に閉じながらしぼんでいき、
その一生を終えます。

でも、
自分の栄養を次に咲く紫露草に全て渡し、命を繋いでいくのだそうです。

梅雨明けも、もうしばらくのようです。
お元気でいらっしゃいますか?

タチアオイの花

7月になるとタチアオイの花が咲き始めます。

このタチアオイは、「梅雨入りから花が咲きはじめ、すべての蕾が開く頃に梅雨明けを迎える。」と言われていますが、我が家のタチアオイは、梅雨明け前に全部花が咲きました。

今年の梅雨開けは、思ったより早く開けるのかもしれませんね。

皆々様には、お変わりなくご活躍のこととお慶び申し上げます。

合歓:ねむの花

百合子様からいただいた、合歓(ねむ)の花が咲きました!

まだ、1メートルにも満たない木だったので、
花を咲かせるには数年かかるだろうと思っていたんです。

ところが、
先日の夕刻に何気なく合歓(ねむ)の木を見ていましたら、
たった2つではありましたが、花が咲いていました!

夕暮れの中に微笑むかのように…。

細い糸を無数に集めたように見える薄紅色の花を咲かせていました。

合歓(ねむ)の木の名前の由来は、葉を夜に閉じるからとのことですが、
それに呼応するように夕暮れに花を咲かせるのも面白いですね。

百合子様、お変わりなくお過ごしでしょうか。

八重の梔子:やえのくちなし

我が家の庭先に、3年前に私の還暦祝いに植えた
八重咲きの梔子(くちなし)が梅雨空の下で咲き誇っています。

小さな苗で、しばらくは花も少なかったのに、
今では、私の背丈以上に伸び、蕾も沢山つくようになりました。

近頃は早起きが楽しくて、楽しくて、
毎朝何よりも先にこの花と向き合い、
微笑みながら深呼吸を繰り返しています。

それにしてもこの香りはどんなにして作られるのでしょうか。
不思議でなりません。

皆々様お健やかにお過ごしのご様子、なによりと存じます。

7月の結びの挨拶

・木漏れ日を目にしました。
 同じ深緑の葉でも、7月の雨に濡れる姿はどこまでも静かで、
 日に照らされればすぐにでも、踊り出しそうです。
 梅雨明けまで、もうひと息の辛抱でしょうか。
 皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

・カラ梅雨といわれた6月とうって代わり、
 1ケ月遅れの梅雨本番という感じです。

 少し、涼しくなりましたけど、愛犬は散歩で思いっきり走れないので、
 かなりストレスがたまっているようです。
 皆様もご自愛のほど、つつがなくお過ごしくださいますよう
 お願い申し上げます。

・いよいよ梅雨も終わりに近づきました。これから毎日暑い日が続きますが、
 炎天に負けない体力を養い、夏を乗り切りましょう。

・梅雨明けが待ち遠しいこの頃ですが、
 気分はからっとした夏空で、お元気でお過ごしください。

・天候不順の折柄、皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

・本格的な夏を迎えました。
 ご家族のご健康をお祈りいたしております。

まとめ

この記事では、
7月の誕生色と7月に咲く花を使った時候の挨拶をご紹介しました。

7月の誕生色は「咲初小藤(さきそめこふじ)。」の淡い紫色。

梅雨あけの夏の光に輝いた、
紫露草(むらさきつゆくさ)の透き通る紫色。

日本語の持つ美しく、優しい響き。

言葉ひとつひとつが心を和ませてくれます。

あなたが感じた思いや色を、
言葉にして相手に届けられたら素敵ですね。

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よっちゃん
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